2020年問題が与える仕事や転職への影響を転職のプロが徹底解説!

転職コラム

1.2020年問題が与える仕事や転職への影響について解説!

2020年には様々な問題が立て続けに起こると予想されています。

今回はそんな2020年問題が仕事や転職に与える影響について詳しく解説していきます。

先に簡単にポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 管理職のポスト不足
  • 一時的な失業者の増加
  • ロボット技術の発展により失業が増える

『2020年になっても今の仕事を続けられるのか知りたい』『2020年問題が仕事や転職以外に与える影響って何?』

このような疑問をお持ちの方は是非最後までご覧ください。

2.2020年問題とは?

まず初めに、2020年問題について簡単に説明しておきます。

2020年問題とは、2020年を堺に医療や不動産、ITなど様々な業界で問題が起こることを予測したものです。

この2020年問題を引き起こす大きな原因とされているのが少子高齢化です。

それでは具体的にどういった問題が起きるのか次の章で見ていきましょう。

3.2020年問題が与える仕事や転職への影響

【1.管理職のポスト不足】

まず初めに挙げられるのが、管理職ポストの不足問題です。

総務省の調査によると、2020年には従業員の4人に1人が45~54歳となり、全体的に企業の管理職ポストが足りなくなると言われています。

そのため、管理職になってもおかしくない年齢でも、なかなかそういった役職に就けない方が増えると考えられるでしょう。

また、若い世代がどんどん後づまりしてしまい、育ちにくくなるという問題もあります。

【2.一時的な失業者の増加】

2020年といえば、東京オリンピックを想像される方も多いでしょう。

この東京オリンピックの需要により、一気に拡大した雇用が、オリンピック終了と同時になくなってしまうため、一時的な失業者が急増することになります。

東京オリンピックは確かに楽しみではありますが、仕事の面では注意が必要なのです。

【3.ロボット技術の発展により失業が増える】

AIやロボット技術の発展により、簡単な単純作業などは機械に置き換えられるようになってきました。

このロボット化が2020年を堺にさらに加速していくと考えられます。

そのため、単純業務に従事していた社員は職を失ってしまうでしょう。

2020年に無くなってしまうと予測されている仕事については、次の章で詳しく見ていきます。

4.2020年に無くなると言われている仕事

【1.電車の運転士】

電車の運転士の仕事は、現時点でもおおかた自動化されています。

今後はGPSやセンサー技術の発展により、無人運転も可能になるでしょう。

電車の運転士に憧れている方にとっては残念ですが、こういった運転技術はできるだけ機械化する方が、人が運転するよりも安全に利用できるというメリットもあります。

【2.通訳】

今でもスマートフォンのアプリなどで、外国語を自動で翻訳してくれるサービスは存在します。

2020年になると、さらなる技術の発展により、外国語をリアルタイムで翻訳してくれるサービスが提供可能になると言われています。

つまり、今までは通訳が担っていた仕事が必要なくなってしまうのです。

【3.スーパーのレジ係】

最近のスーパーではセルフレジを導入する所も増えてきています。

2020年にはさらに進んで、会計そのものが必要なくなる可能性も高いです。

商品一つ一つにタグが付けられ、商品を袋に入れてお店を出ると自動的に金額が計算され、クレジットカードで決算されるといったサービスが普及していきます。

つまりレジ係だけでなく、レジそのものが無くなってしまうのです。

【4.新聞配達員】

紙の新聞を取る人は徐々に減少傾向にあります。

スマートフォンの普及により、インターネット上でニュースをチェックできるようになったからです。

今後はさらにこの流れが加速し、2020年には完全にペーパーレス化できている可能性も高いでしょう。

そのため、新聞配達員の仕事も無くなってしまうのです。

【5.プログラマー】

プログラミングの技術も一つの言語として考えると、これから先、自動化が進む可能性も高いでしょう。

プログラマーの数も徐々に減少していき、2020年にはかなりの少人数で仕事が回るようになっていると考えられます。

また、プログラマーのアウトソーシングも進んでおり、海外の優秀なプログラマーを低い賃金で雇いやすくなったため、日本のプログラマーに仕事を依頼するメリットが無くなってきていることも事実です。

【6.郵便配達員】

こちらも新聞配達員同様に、ペーパーレス化が進むことで、徐々に減少していくと考えられます。

実際に、年賀状を紙ではなくメールで送る方も増えており、2020年には紙を使う方はほとんどいなくなる可能性もあります。

郵便物の配達もドローンの技術などを応用することで、人を雇うよりも圧倒的に安いコストでサービスを提供できるようになるでしょう。

【7.ガソリンスタンド】

ガソリンスタンドの仕事も2020年にはほぼ無くなっていると考えられます。

セルフスタンドや燃費の良い車の普及、ガソリンを必要としない電気自動車の増加などが原因です。

また、公共の乗物も自動化が進むことで交通の便が発達し、そもそも自動車を持つ人が少なくなっていく可能性も高いです。

そうなるとさらにガソリンスタンドの減少は加速するでしょう。

【8.レンタルビデオ店】

レンタルビデオの業態が、DVDをお店でレンタルするという形式から、直接スマートフォンやタブレットなどにダウンロードするという形式に変化しているため、実店舗の存在意義が無くなってきています。

利用者もいちいちDVDをお店まで返却しに行かなければならないことを手間に感じる方も多いため、今後この流れはますます加速していくでしょう

2020年にはレンタルビデオ店のほとんどが無くなっている可能性も高いです。

【9.受付や案内業務】

定型業務になりやすい受付や案内の仕事もロボットに代替されていくでしょう。

会社の窓口や大型デパートの受付案内業務はすでに減少傾向にあります。

2020年には完全にロボット化され、音声入力テレビやタブレットなどで対応できるようになると考えられます。

【10.高速道路の料金徴収業務】

高速道路の料金徴収業務も2020年にはほぼ無くなると予測されます。

理由はほぼ全域にETCが導入される上に、新しい車には組み付け時からETCが設置されるようになっているからです。

【11.秘書や事務員】

最近では秘書や簡単な事務作業も海外にアウトソーシングされるようになってきています。

そもそも、スマートフォンとスケジュール管理アプリの普及などで、わざわざ秘書を雇わなくても個人でスケジュール管理しやすくなっていることも理由でしょう。

また、クラウドソーシングサービスを活用することで、時間に余裕のある主婦などに簡単な事務作業を頼むことも可能になりました。

2020年には今よりもさらに秘書や事務員の需要は減少すると考えられます。

【12.工場労働者】

単純な繰り返し作業の多い工場での仕事は、既にロボットによるオートメーション化が進んでいます。

2020年には、より複雑な仕事までこなせるロボットが普及していくため、さらにオートメーション化が進んでいくでしょう。

工場労働者はそのような機械を管理する従業員以外はロボットに置き換えられると考えられます。

【13.コピー機やFAX関連サービス】

スマートフォンやタブレットの普及により、これから先もペーパーレス化の流れは止められません。

紙の需要そのものが無くなっていくため、それに伴いコピー機やFAX関連のサービスも減少していくでしょう。

2020年には、資源保護の観点から紙の使用を禁止する企業なども今以上に増えていくと考えられます。

5.2020年問題は仕事や転職以外にも影響を与える可能性あり

【1.日本のグローバル化が一気に進む】

2020年問題が影響を与えるのは仕事や転職だけではありません。

その他の大きな変化としてまず挙げられるのは、日本のグローバル化が一気に進むということです。

2020年の東京オリンピック開催に向けて、日本への移住を進めている外国人が増加しています。

そのため、2020年頃には今以上に日本国内の外国人の割合が大きくなるでしょう。

外国人の増加に伴い、新しい文化や価値観が生まれる可能性も高いです。

【2.チョコレートが食べられなくなる】

仕事の休憩時間や3時のおやつにチョコレートを食べる方も多いでしょう。

そんなチョコレートが2020年には超高級品となり、なかなか食べられなくなってしまうという予測もあります。

チョコレートの消費量は年々増加傾向にあり、2020年には深刻なカカオ不足に陥る危険があるのです。

そうなると、チョコレートの生産量は激減し、今では考えられない値段に跳ね上がる可能性があるでしょう。

【3.マンションなどの資産価値が激減する】

今では価値のあるマンションも、2020年には資産価値が激減するという予測もあります。

これは少子高齢化が進み、マンションを管理する人員が不足してしまうことで、老朽化したマンションが溢れてしまうからです。

さすがに管理されておらず、ボロボロになったマンションに価値は付けられないでしょう。

マンションが自分にとっての大きな資産になっている方は要注意です。

【4.高校と大学の教育が変わる】

まだ詳しい内容は決まっていませんが、政府の方針により、2020年から高校と大学の教育が変わることになっています。

具体的には、現在のセンター試験が廃止され、代わりに「大学入学希望者学力評価テスト」が導入されます。

マークシート式だったセンター試験とは違い、国語と数学で記述問題を導入する点が特徴です。

今のセンター試験に比べて難易度もやや高めに設定される可能性が高いでしょう。

【5.高齢者の医療・介護問題が増える】

2020年問題の大きな要因となっている少子高齢化が進むことで、言うまでもなく高齢者の医療や介護といった問題も増えていきます。

現在でも医師や看護士不足が叫ばれていますが、2020年には今以上に複数の病気を患う高齢者が増えるため、早急な医療機関の充足が必要になるでしょう。

また、在宅医療を希望する患者さんが増加するなど、求められる医療のあり方も変化していくと予測されます。

【まとめ】2020年問題に備えて早めの対策を!

2020年には今とはガラッと変わった新しい世界が広がっていることでしょう。

東京オリンピックも開催され、楽しいことがある一方で、2020年問題のように危惧されることもあります。

最後に2020年問題が仕事や転職に与える影響について、再度まとめておきましょう。

  • 管理職のポスト不足
  • 一時的な失業者の増加
  • ロボット技術の発展により失業が増える

2020年に無くなると予測されている仕事に就いている方は、転職エージェントなどを活用して転職するなど、早めの対策を取りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました