このままこの会社にいたくない!大手食品会社を退職して起業を決意した理由

会社辞めたいと思った体験談

会社の研修をきっかけに、職場と自分の考えのギャップに気がついた

某有名食品会社で営業として働き出して、約4年経った頃、このままこの会社にずっと居座りたくないという思いが芽生え始めました。

月日が経つのは早いもので、気づけば入社4年目。

上司からは次々と大きな仕事を任され、多くの後輩が出来ていました。

会社自体はかなり古い風習も沢山あり、決して働き心地がいいと言える環境ではなかったが、転職する勇気もなく、ただダラダラと続けていました。

きっかけは、とある社内の研修でした。

その研修に強制的に参加した私は、同じ会社で働く仲間たちと数日間を共にし、勉強だけでなく様々なコミュニケーションを取りました。

その中で私自身は何かしらの違和感をずっと感じていた事に気付きました。

その違和感とは、私はこの仲間たちと同じ方向に向かっていない、いや向かえていないという事でした。

彼らが考える将来、会社の未来、現状の職場環境、それらは私が思い描くものとは全く違うものでした。

その研修の後、通常業務に戻った私は仕事に対する思いが少しずつ変わっていっている事に気付いていました。

セクハラが蔓延する男社会にはウンザリ!

とゆうのも、元々女性営業が少ない業界で、セクハラなんて言葉はあるのだろうか、と思うくらいセクハラは日常茶飯事でした。

上司からの不倫の誘いは1度や2度ではありませんでした。

仕事上関わりのない接待に呼ばれる事は多々あり、その度にセクハラ発言、行動の嵐でした。

以前の私は、こんなセクハラぐらいどうって事ない、減るものでもないし、と割り切っていたのですが、自分の心の変化が影響し、私はなぜこんなくだらない事に耐えながら仕事を続けているのだろうか?と思う様になってきました。

前は曖昧に断っていた不倫の誘いも、完全に拒否をして、距離を置く様にしました。

働きかたに疑問を感じ始めてから気付いた周りへの違和感

また、働き方も変えようと心がけました。

研修以前は早朝から深夜まで毎日働くのは当たり前、休日出勤も当たり前、サービス残業も当たり前の世界でした。

恐らく周りの環境が私をそうさせていたのだと思います。

周りの先輩、上司がそうするから私もそうする、といった流れで仕事のやり方を間違えていたのだと思いました。

日々仕事をする中の疑問は次々と増えていきました。

例えば、同じ部署にいる先輩社員は全く仕事が捌けず、利益も上げられていないのにも関わらず、ただ年齢が上というだけで私よりも高額な給料を貰っている現状。

また、部長や課長とゆう役職の名前だけがついた、ただの仕事が出来ないおじさん。

机に座り、寝ている毎日なのになぜか高額な給料を貰っている現状。

自分の上司でさえも、仕事が出来るとゆう分かっている若手にどんどん仕事を振ってくる現状。

バランスという言葉を知らないのだろうか、と日々考えていました。

不倫を断っただけで不機嫌になる上司。

本当に気持ち悪いという感情が心の底から芽生えていました。

得意先という立場を存分に利用してセクハラ、パワハラをしてくる人は数えられない程いました。

彼らの仕事のやり方は一生変わらないのだろうか、と思っていました。

その様な日々の疑問が積み重なるたびに、私の会社を辞めたい欲は強まっていきました。

食に携わる今の仕事から起業という夢へ

もともと食に携わる仕事がしたいという思いが強く、第1希望だった会社に入社した私は、会社を辞めるという思いはあまりありませんでした。

ただ、この会社に入れてくれた人事の人たちに感謝し、しっかり働いていこうという思いが強くありました。

おそらくこの思いが、それまで会社や周りの人たちに感じていた違和感をかき消していたのだと思います。

ただ、その違和感に気付いてしまった私は、辞めたいという思いを止める事が出来なくなってしまいました。

そんなある日、学生時代より兼ねて思い描いていた、起業するという事を思い出しました。

食に携わり、健康でより豊かな食生活を送れる生活をサポートする事が夢でした。

その思いを叶えるために入社した会社で、私はその思いを全く叶えていない現状に気付きました。

それからの私はは、時間があれば起業セミナーに参加したり、自己啓発に費やす様になりました。

その中で自分の提案がどんどん膨れていく事に気付きました。

そしてその案が現実になるのもそう時間が掛かるものではないのでは?と思う様になってきました。

信頼できる先輩の一言が最後の後押しになり退職を決意した

そんなある日、その提案を元に仕事を辞めるか迷っているという思いを尊敬する女性先輩に相談しました。

すると彼女はかなり軽い口調で、やってみなよ、と一言。

自分がやりたい事があるのは素敵な事だから、やったみたらいいではないか、とアドバイスをくれました。

また、彼女はやりたい事が今の会社にあるから続けているのだ、という事も教えてくれました。

その言葉で私の思いは一気に膨れ上がりました。

そして、このままこの会社に居座るのは、私の人生ではない、と思いました。

最後に決めた事は、後味の悪くない辞め方をするという事でした。

元々自分の希望で入社した会社であり、沢山勉強をさせて貰った会社です。

せめて辞める際はしっかりとやりきってから辞めようと決め、上司に相談をしました。

この様に思えて会社を辞める決意が出来た事は、後悔のない人生にするために必要な事だったと感じています。

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