課長と仕事の向き合い方で対立!
私は、非鉄金属の製造業の工場勤務をしている、39歳男性です。
大学を卒業してから、今の会社一筋で働いていますが、それも、2年ほど前に退職しました。
というのも、どうしても我慢できないことがあり、退職を決意したからです。
なぜ、退職を決意したのかというと、そのきっかけとなった最初の出来事がいまから数ヶ月前でした。
皆さんの会社でも人事評価制度があると思いますが、一般社員は課長職もしくは部長職の上司と面談し、評価結果を聞いたり、現在の仕事や環境に対する改善点なども話し合う機会であると、私は認識していました。
それが、その年の4月から新しい課長が来てから、普段の仕事のときから強い違和感を感じていましたが、面談を行ったときに、その違和感が何だったのかをはっきりと認識することが出来たのです。
その面談をきっかけに、課長に対する不信感が芽生えていきました。
どんな内容だったのかというと、私が今の仕事のここに興味があり、楽しんで仕事をすることが出来ているので、ストレスなどを感じることが少なく、感じたとしても、直ぐに解消できていると伝えたのですが、この課長は、私の考えを真っ向から否定し、仕事を楽しく思うことが先ずおかしい、と断言してきました。
そして、どこからどう見ても楽しそうに仕事をしているようには見えないし、楽しくやっていると言うことは、負荷が少なく、仕事をしていないとしか言えないと、決め付けてきました。
このようなやり取りがしばらく続き、この面談を持って、完全にこの課長と一緒に仕事をすることが嫌になり、必要最低限の連絡・報告のみを行い、それ以上の内容については、一切話しをしなくなりました。
労働組合に相談するものの、メールでの簡単な返答のみで助けにならない
このような状況は良くないことだと分かっているため、労働組合に相談をしました。
そのときの面談の様子やその年の4月からの仕事の割り振り、成果などもろもろを組合に伝え、今の環境では仕事を進められないこと、部署変更などの対処を考えてもらいたいことなど、こちらの希望を伝え、会社側と話し合いをしたいので、助けて欲しい旨を組合長などにはっきりと言いました。
その場は、私の意見、感情などを聞いてくれていると感じていたのですが、相談をしてから数日後、メールで回答が来ました。
その内容が余りに酷く、完全に見捨てられたという気持ちになったのです。
先ず、メールで回答が来たことに対して、驚いたのですが、なぜ呼び出してきっちりと説明してくれないのか、という気持ちになったのです。
このとき既に、怒りのスイッチが30%程度入ったのですが、メールの内容を一目見たときに、完全に怒りスイッチが入り、その日は会社には居ましたが、簡単な事務作業以外は手を着けず、怒りが収まるまで、しばらく一人で居ました。
その内容とは、「先日の話の内容を聞く限り、課長の説明に全く落ち度は無く、社会人として仕事に取り組む姿勢がおかしいのではないでしょうか?もし、それでも納得がいかないと言う場合は、会社側と一人で交渉してみてください」と言うものでした。
確かに、私の主張が100%正しいとはこれっぽちも思っていませんが、ただここまで課長が正しいと言われてしまうと、私は不必要な人間であると言われたような感じで、腹が立つのと同時に悲しくもなりました。
もう、このような組合を当てにしてもしょうがないと思い、一人で上長と人事部長に話をしたのです。
当然、そのときは、その場を丸く収めようとするため、私の意見・主張に対して、うなずいていましたが、このときには既に、誰のことも信用できないと感じていたので、そのうなずきがポーズであると思っていました。
減給処分に退職を決意!さらに会社とは徹底抗戦を誓う
数日後、やはりあのうなずきがポーズであったことが証明されたのです。
人事部から、上司、会社に反抗していると見られ、減給処分となったのです。
当然、納得がいかず、今までの出来事を記録に残るようにメールにまとめ、本社人事並びに社長にメールをしました。
そのメールには、今までの内容以外にも、このままでは納得できない為、退職させてもらうことと、退職後速やかに訴訟の手続きに入ることを記載し、徹底的に抗戦することを誓うことを記しました。
すぐさま、本社人事部から連絡が入り、退職するのは認めるが、訴訟については取り下げてもらいたいと、交渉が入りました。
当然、簡単に訴訟取り下げをするつもりも無いので、減給処分の解除とその期間中の給料の補填、さらには、精神的苦痛を受けたことに対する慰謝料を請求しました。
それら条件をすべてクリアすること、そして、自己都合退職ではなく、会社都合退職とすることを最低条件として付け加えました。
今このご時世にこのような内容で訴訟を起こされたら、会社の存続危機に直面すると言うことを、本社の人事と社長はよく理解しているようで、条件を飲むことを誓う書類を送ってきました。
そのため、訴訟を取り下げることを正式に伝え、年度末を持って退職することも明確にしました。
上司のパワハラを擁護するような会社では、この先いずれ訴えられるだろうと思いながら、この1年間で精神的に本当に疲れてしまったと思いました。