小売店の総合カウンターの仕事から世界へ!留学するために退職を決意

みんなの退職体験談

小売店の総合カウンターは責任が重くピリピリした職場

①30代女性です。職場は小売店の総合カウンターでした。

館内案内やクレジット業務・キャッシング業務・会員カードなど個人情報の管理などです。

そのほか、店内装飾やPOP製作・各レジなどの管理もやっていました。

20代後半から30代前半にかけて10年ほど勤務しました。

最初は特殊な業務に慣れず、なんども辞めようと思いました。

個人情報の管理は一般職種では考えられないほど厳しく、慎重に取り扱わなければなりません。

慣れない上に習わないといけないことも沢山あって苦しかったです。

月に一回研修があったり、試験も受けなければなりませんでした。

抜き打ちで法務局からの監査が入ったり、ピリピリしていました。

お客様の前でも関係なく叱責!厳しいばかりの先輩社員たち

そんな職場でしたから、当然同僚もベテランの社員さんばかりでした。

彼女たちは、自分の仕事に誇りをもっており勤続年数もとても長いかたばかりでした。

若い私にあんまり教育してくれないわりに、失敗するとすごく怒られました。

理不尽だ。と感じていましたがなかなか言い出せず我慢していました。

パートさんもおられましたが、これまたかなり厳しめな方でした。

私がその中で一番若く、経験も浅いのにアルバイトの教育までさせられていました。

更年期に入ってきている人もいて、感情の起伏が激しく毎日顔色をうかがっていました。

機嫌が悪いとなにもしていなくてもキレられます。

お客様の前でもガンガン怒鳴ってくるので、お客様から苦情が来たほどです。

正直この時真剣に辞めようかと思っていました。

お客様からのクレームの毎日にイライラ!

同僚もこんな感じで接しにくいのに、お客様の中にもかなり変わった人が沢山いました。

毎回、ささいなことでも苦情を言ってくる年配の女性。

とにかく怒鳴り散らす男性。すぐに店長を呼びつけ、警察沙汰にしたがる男性。

未成年なのに明らかに違う人の免許証を持ってきて、煙草を購入しようと何度もトライする高校生。

など、挙げれば切りがないほどです。

自分のコンディションがいい時は、丁寧に落ち着いて対応できるものの。

コンディションが悪い時は、どうしてもイライラしてしまいます。

つい顔に出てしまいます。

ついには、いつも文句をいってくる年配の女性に「いつも苦情ばかりいって、楽しいですか?店員もみんな人間なんだから失敗もしますよ。」とやんわり言ってしまいました。

すると、驚いたことに素直に「まあ、そうだね。」と言って笑いその後とても仲良くなりました。しかし、これはマレなケースです。

10年が経ちベテランになり環境も改善され快適な職場に

こんな感じで10年が過ぎていきました。

仕事ももう慣れて新人さんを教育できるまでになりました。

同僚のおばさんたちもできないことは、私を頼ってくるようになったので人間関係もうまくいっていました。

一番厄介だった社員さんは転勤になり、更年期だったパートさんはお客様からの苦情で他の売り場に左遷されました。

お客様にもずいぶん顔見知りができて仕事は楽でした。

なにもストレスがなくなったように感じ月日が過ぎていきました。

貸金業取扱主任者の資格取得!学ぶことの面白さを思い出した

30歳も中ごろになってくると、楽なこの生活に疑問を感じるようになりました。

自分探しというワードをどこかで見かけ、私はこの歳でなにも成し遂げていないことに危機感を感じました。

何かないかと探してもいなかったのです。

趣味はもっており、自分なりに楽しい日々を過ごしていたのですが、まだ何か努力が足りないのではないかと感じていました。

そんな時、貸金業法の改正が行われ「貸金業取扱主任者」の国家資格を取る必要がありました。

一か月ほどで法律や貸金業法を学ぶことになりました。

もともと、なにかをコツコツと学習することが好きでしたので、「勉強」って楽しいなと改めて感じました。そこで、何か学ぶのはどうか?と考え始めました。

新しい環境を求めて、中国語を学び始めたことで世界が広がった

そんな時、仕事でどうしても我慢できないお客様と遭遇しました。

思い出すのも嫌なくらい失礼な人でした。

その時、決心しました。

新しい環境に行こうと。

何かを学ぶということは決めていました。タイミングよく「中国語」に出会いました。

中国は最も人口が多く当然中国語も最もよく話されています。

中国人の友達もでき、中国の歴史や文化にも興味を持つようになりました。

職場でもよく中国人に会っていたので、本格的に中国語を学ぶことにしました。

台湾留学のために退職!次の仕事へステップアップ!

三か月の台湾留学を決めました。

会社に辞表を提出したところ、三か月有給と定休を併用してはどうか?

籍をのこしておいて、三か月後戻ってくれないか。と言ってもらいましたが、まず会社を辞めたかったのでお断りし、退職しました。

そのあとも中国語を使った仕事をしたかったからです。

それから、今に至っています。

今、中国で日本語を教える仕事を探しています。

まだまだ、中国語はつたないですがやりたいことをやっているので、今の生活に満足しています。

面白い文化と興味深い言語に出会って本当によかったと思います。

今でも、前の会社の人は帰ってきて。と言ってくれます。

それも10年頑張った成果だなとうれしく思っています。

何事も努力して取り組むことは無駄にならない。と実感しています。

これからも、努力と感謝の気持ちを忘れず何事にも一生懸命取り組んでいきたいと思っています。

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