- 1.ビルメンテナンスの仕事に転職したい人必見!年収や仕事内容を解説
- 2.ビルメンテナンスの仕事内容って?
- 3.ビルメンテナンスの仕事に転職した人の年収はどれくらい?
- 【平均年収は300万円前後】
- 4.ビルメンテナンスの仕事に転職するメリット&デメリット
- 【メリット①:資格の取得で手当がつく】
- 【メリット②:プライベートの時間が作りやすい】
- 【メリット③:国家資格を取得できる】
- 【デメリット①:給料は高くない】
- 【デメリット②:汚れ仕事がある】
- 【デメリット③:夜勤や宿直がある】
- 5.ビルメンテナンスの仕事には未経験でも転職できる?
- 【ビルメンテナンスの仕事は未経験者でも就きやすい】
- 【独立系と系列系の違いに注意】
- 6.ビルメンテナンスの仕事に転職するのに年齢制限はある?
- 【独立系なら年齢制限はほぼなし】
- 【未経験で系列系を狙うなら35歳まで】
- 7.ビルメンテナンスの仕事に転職する人の志望動機とは?
- 【手に職をつけたい】
- 【機械や設備に触れることが好き】
- 【働く人々を支える仕事がしたい】
- 8.ビルメンテナンスの仕事に転職する際に知っておくべき注意点
- 【一つの建物に常駐するタイプを選ぶ】
- 【福利厚生が整った会社を選ぶ】
- 【希望の条件を挙げ過ぎない】
- 9.ビルメンテナンスへの転職をおすすめしたい人
- 【ワークライフバランスを重視して働きたい人】
- 【人付き合いが苦手な人】
- 【手に職をつけたい人】
- 10.ビルメンテナンスの仕事に転職するなら押さえたい転職エージェント&転職サイト
- 【リクルートエージェント】
- 【メイテックネクスト】
- 【キャリコネ】
- 【まとめ】ビルメンテナンスの仕事に転職して後悔する人もいる
1.ビルメンテナンスの仕事に転職したい人必見!年収や仕事内容を解説
『仕事が楽』『転職しやすい』といった理由で人気を集めるビルメンテナンスの仕事。
是非自分も働きたいと思う方も多いでしょう。
今回はそんな方向けに、ビルメンテナンスの詳しい仕事内容からリアルな年収まで、幅広くご紹介していきます。
これからビルメンテナンスの仕事に転職しようと考えている方は必見です。
2.ビルメンテナンスの仕事内容って?
初めに、『そもそもビルメンテナンスの仕事ってどんなの?』という質問にお答えします。
簡単にまとめると以下の通りです。
・環境衛生管理業務
・設備管理業務
・保安警備業務
・テナントや業者との折衝業務
イメージが湧きにくい仕事でもあるので、一つずつ説明していきます。
まず、環境衛生管理業務ですが、こちらはビル管理法に従ってビルの衛生状態を保つための仕事です。
空気の汚れや飲料水の状態のチェック、ゴキブリやネズミの駆除なども含まれます。
ビル内を快適に過ごせるように整備する仕事だと考えて良いでしょう。
続いて、設備管理業務ですが、こちらはその名の通りビルの設備を保守点検する仕事です。
ビルの中には様々な設備があります。
みなさんがよく利用する空調機を始め、オフィスの電気設備やエレベーターのような機械設備設備などが挙げられます。
こういった設備が正常に動くかどうかをチェックするのも、ビルメンテナンスの仕事です。
また、ごく稀にですがビル内の保安警備を任されるケースもあります。
一般的にはこのような仕事は警備員の方が担当しますが、設備の点検ついでにビル内を見回るといった仕事を依頼される場合があります。
テナントや業者との折衝業務については、一言でいうとテナント側がビル側に何かお願いする際に、ビルメンテナンスの担当者が先にヒアリングするという仕事です。
ビルの修理や清掃の業者との折衝も、オーナーに話が行く前に、ビルメンテナンスの担当者が先にヒアリングします。
主にこれらの業務が、ビルメンテナンスの仕事だと覚えおいてください。
3.ビルメンテナンスの仕事に転職した人の年収はどれくらい?
続いて、多くの人が気になるビルメンテナンスの年収についてご紹介します。
【平均年収は300万円前後】
結論からお伝えすると、ビルメンテナンスの仕事に転職した場合、年収は平均で300万円前後になります。
国内の他の仕事と比較しても、決して高い方ではありません。
また、残念なことにビルメンテナンスの仕事は、昇給がない場合が多いです。
つまり人によっては300万円前後の年収がずっと続くわけです。
ただし、この後ご紹介しますが、資格を取得することで手当てがついたり、管理職としてのポジションが与えられたりします。
そうなると年収も400万円以上は目指せるでしょう。
4.ビルメンテナンスの仕事に転職するメリット&デメリット
どんな仕事にも言えることですが、その仕事に就くメリットとデメリットが存在します。
こちらではビルメンテナンスの仕事に転職するメリットとデメリットをご紹介していきます。
【メリット①:資格の取得で手当がつく】
真っ先に押さえておきたいメリットは、資格を取得することで手当てがつくことでしょう。
ビルメンテナンスの仕事で優遇される資格としては、「危険物乙4類」「第2種電気工事士」「2級ボイラー技士」「第3種冷凍機責任者」がよく挙げられます。
手当ての相場でいうと、「危険物乙4類=1500円」「第2種電気工事士=2000円」「2級ボイラー技士=2000円」「第3種冷凍機責任者=3000円」程度です。
これらの資格を全て取得すれば1万円弱の手当てが毎月支給されるのです。
もちろんより高度な資格を取得すれば、手当てはさらにアップしていきます。
【メリット②:プライベートの時間が作りやすい】
ビルメンテナンスの仕事はとにかく休みが多いことで有名です。
そのためプライベートの時間を確保したい人にとっては嬉しいメリットでしょう。
理由は仕事の内容上、宿直が発生するからです。
宿直があれば次の日は必ず休みになります。
ただでさえ平均年間休日は120日前後と公務員レベルなのに加え、宿直明けの休みを加えるとさらに増えます。
【メリット③:国家資格を取得できる】
国家資格を取得すれば、自分にとっての一生の財産になるでしょう。
ビルメンテナンスの仕事に携わる人の多くは、前述した「危険物乙4類」「第2種電気工事士」「2級ボイラー技士」「第3種冷凍機責任者」の資格を取得します。
これらは国家資格になり、あなたのスキルをアピールするための武器になります。
当然、ビルメンテナンス以外の仕事に転職する際にも有効です。
【デメリット①:給料は高くない】
続いてデメリットのご紹介に移ります。
よく挙げられるのは給料の低さです。
前述した通り、年収にしておおよそ300万円前後となっており、全体の平均年収である420万円と比較しても100万円以上の差があります。
将来的に家族を養っていかなければならない方や、お金を稼いで裕福な暮らしをしたいという方には、やや厳しい仕事だと言えるでしょう。
【デメリット②:汚れ仕事がある】
ビルメンテナンスの仕事内容でもご紹介しましたが、汚れ仕事がある点も注意してください。
テナントとして入っている飲食店の排水溝の点検やビル内のトイレ詰まりの解消など、異臭を放つ環境下での仕事もあります。
『汚れ仕事なんて絶対嫌だ』という人は、ビルメンテナンスの仕事には向きません。
【デメリット③:夜勤や宿直がある】
手当や休日数が増えるというメリットもありますが、やはり夜勤や宿直は体力的にもキツイです。
夜中にトラブルが起きて、仮眠も取れないといったケースも実際にあります。
身体を壊しやすい方や体力に自信がない方は注意が必要です。
5.ビルメンテナンスの仕事には未経験でも転職できる?
『ビルメンテナンスの仕事経験はないけど転職したい』という人も多いでしょう。
そもそもビルメンテナンスの仕事には未経験でも就けるのでしょうか?
こちらで解説していきます。
【ビルメンテナンスの仕事は未経験者でも就きやすい】
いきなり結論ですが、ビルメンテナンスの仕事は未経験者でも就けます。
特に若い人材は最低限のビジネスマナーさえあれば採用してもらえるほど、ハードルは低いです。
この後に取り上げる年齢制限のところでも説明しますが、40〜50代でも全然チャンスはあります。
異業種からの転職が多いのも、ビルメンテナンスの仕事の特徴と言えるでしょう。
【独立系と系列系の違いに注意】
ただし、注意点もあります。
ビルメンテナンスの会社は独立系と系列系の2種類に分けられ、どちらの会社を狙うかによって採用の難易度が変化するのです。
未経験でもすんなり採用されやすいのは独立系の会社です。
こちらは様々なビルや施設をメインにメンテナンスするタイプの会社になります。
一方で、系列系の会社は自社グループ系列の建物をメンテナンスするのがメインの仕事です。
つまり親会社があり、その多くが大手の不動産会社や鉄道会社、商社などになります。
系列系の会社は独立系より待遇がよく、福利厚生も整っていますが、未経験者や無資格者への採用には厳しいです。
初めは独立系の会社でキャリアを積み、系列系の会社に転職するという流れがおすすめです。
6.ビルメンテナンスの仕事に転職するのに年齢制限はある?
転職活動をされる方にとって気になるポイントは年齢制限の有無でしょう。
こちらも独立系と系列系で差があるので注意してください。
【独立系なら年齢制限はほぼなし】
独立系のビルメンテナンス会社であれば、ほぼ年齢制限はないと考えていいです。
他の業界に比べて年齢層が高いため、20〜30代であれば年齢が若いというだけで採用してもらえます。
40代以降になると、職務経験がある方が多少有利になりますが、仮に未経験であったとしても他業界よりは受け入れてもらいやすいです。
しかし、40代以降で業務未経験の場合は、残念ながら管理職になれる可能性はかなり小さくなります。
【未経験で系列系を狙うなら35歳まで】
一方で、系列系に未経験で転職するなら35歳が一つの年齢の壁になります。
この年齢以上は業務経験がないと採用は厳しいでしょう。
もし35歳以上の未経験者が系列系のビルメンテナンス会社に転職するならば、一度独立系に就職し、実績を積み上げる必要があります。
特例として、会社内にコネクションがある場合は採用してもらえる可能性もありますが、かなり稀です。
7.ビルメンテナンスの仕事に転職する人の志望動機とは?
採用面接の際に間違いなく聞かれるのが志望動機です。
当然ながら、正直に『休みがいっぱいあるから』『仕事が楽だから』といった本音をぶつけても採用されることはありません。
こちらではビルメンテナンス会社に転職する際に、おすすめの志望動機を取り上げていきます。
いくつかのポイントをうまく組み合わせて、自分なりの志望動機に仕上げてください。
【手に職をつけたい】
ビルメンテナンスの仕事は技術職でもあります。
一度身につけた技術は一生ものです。
そのため手に職をつけたいといった志望動機も効果的でしょう。
ビルメンテナンスを自分の一生の仕事にしたいという熱意を伝えてください。
【機械や設備に触れることが好き】
ビルメンテナンスの仕事では、様々な機械や設備に触れることになります。
そのため、機械や設備をいじることが単純に好きだということも志望動機になるでしょう。
もともと整備系の仕事に携わっていた人ならばより信憑性があります。
自分が今までにどんな機械いじりをしてきたのか併せて伝えるとアピールになるでしょう。
【働く人々を支える仕事がしたい】
ビルメンテナンスは目立たない裏方の仕事だとも言えます。
ただし、ビル内で働く人々が快適に過ごすためには、ビルメンテナンスの仕事は欠かせません。
このように働く人々を支える仕事がしたいというのも立派な志望動機になります。
『ビル内で働く人々を支えているというプライドを持って働きたい』と伝えれば、面接官にもグッと響くでしょう。
8.ビルメンテナンスの仕事に転職する際に知っておくべき注意点
いざビルメンテナンスの仕事に転職しても、『こんなはずじゃなかった』と後悔する人も実際にいます。
そうならないために、こちらでは先に押さえておくべき注意点について触れておきます。
【一つの建物に常駐するタイプを選ぶ】
できるだけ楽に働きたいという方は、一つの建物に常駐するタイプのビルメンテナンス会社を選択すべきです。
ビルメンテナンスの会社には、複数のビルを管理し、一人でたくさんの現場に足を運ばなければいけないケースがあります。
こういった会社は仕事量が多く、残業も多くなりがちです。
転職先を選ぶ際には、実際の現場がどうなっているのか、事前に必ずチェックしましょう。
【福利厚生が整った会社を選ぶ】
ビルメンテナンスの会社で働くならば、給料を高望みすることは難しいでしょう。
それならばせめて福利厚生の整った会社を選ぶべきです。
「賞与の支給がある」「退職金がある」「資格取得のサポートがある」
普通の会社では当たり前かもしれませんが、ビルメンテナンスの会社にはこういった福利厚生が整っていないところも少なくありません。
系列系の会社を選択すれば、上記のような福利厚生が整っている場合が多いです。
【希望の条件を挙げ過ぎない】
実はビルメンテナンスの会社の求人はそこまで多くありません。
そのため、希望の条件を挙げ過ぎると候補が無くなってしまうのです。
自分にとって絶対譲れない条件を一つに絞り、その他の条件は場合によっては妥協するということも必要になります。
全ての条件をクリアするパーフェクトな会社など存在しないと考えてください。
9.ビルメンテナンスへの転職をおすすめしたい人
さてここまでビルメンテナンスの転職情報を取り上げましたが、実際にどういう人がビルメンテナンスの仕事に向いているのでしょうか?
こちらでご紹介していきます。
【ワークライフバランスを重視して働きたい人】
仕事に忙殺されるようなビルメンテナンスの会社は、ほとんどないといっても過言ではありません。
そのためワークライフバランスも他の仕事に比べて実現しやすいと言えます。
仕事は仕事でしっかり取り組みつつ、プライベートの時間も充実させたいという方にはぴったりの仕事でしょう。
【人付き合いが苦手な人】
ビルメンテナンスのメインの仕事は設備や機械を相手にするものです。
そのため人付き合いが苦手だという人も、割とストレスなく働ける環境でしょう。
実際に人付き合いが嫌でビルメンテナンスの仕事に転職する方もいます。
ただし、当然ながら全く人付き合いのない仕事は存在しません。
最低限のコミュニケーションは求められるので、注意してください。
【手に職をつけたい人】
将来を見据えて自分の手に職をつけたいという方にもビルメンテナンスの仕事は向いています。
未経験者にも寛容な業界なので、今の職場でこれといったスキルが身につかないと悩んでいる方にもおすすめです。
ただし、どの業界でも仕事のスキルは勝手に与えられるものではありません。
ビルメンテナンスの仕事でも、積極的にスキルを学ぼうという姿勢は欠かせないでしょう。
10.ビルメンテナンスの仕事に転職するなら押さえたい転職エージェント&転職サイト
ビルメンテナンスの仕事に向いている人が分かったところで、続いてビルメンテナンスの仕事に転職するならマストで登録したい転職エージェント&転職サイトをご紹介します。
【リクルートエージェント】
初めて転職活動する人も安心して利用できる転職エージェントがリクルートエージェント。
業界最大手なので信頼性も高いと言えるでしょう。
魅力は圧倒的な求人数に加え、履歴書の添削や模擬面接などの手厚いサポートをしてくれる点です。
キャリアコンサルタントの的確なアドバイスを受けることで、スムーズな転職活動ができます。
【メイテックネクスト】
ビルメンテナンスの仕事のような技術者への転職に特化している転職エージェントが、メイテックネクストです。
業界が限定されることで、かなりニッチな案件も扱っています。
担当してくれるキャリアコンサルタントも技術知識に精通している方ばかりなので、仕事内容に関する詳しい説明も事前に受けることができるでしょう。
【キャリコネ】
キャリコネは転職先の詳しい口コミ情報を把握するのに使える転職サイトです。
転職を成功させるには、どれだけ事前に情報を収集できるかが重要になってきます。
キャリコネにはその会社のリアルな内情が赤裸々に載せられています。
候補に挙がっている会社の口コミはマストでチェックしましょう。
【まとめ】ビルメンテナンスの仕事に転職して後悔する人もいる
ビルメンテナンスの仕事を魅力的に感じる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。
最後にご紹介したビルメンテナンスの仕事内容をもう一度まとめておきます。
・環境衛生管理業務
・設備管理業務
・保安警備業務
・テナントや業者との折衝業務
ビルメンテナンスの仕事の多くは、技術さえ身につければ楽に感じる人も多いです。
しかし、一方で年収は300万円前後と決して高いとは言えません。
仕事を選ぶ上で自分が何を最も優先したいのかよく考えることが大切でしょう。
今回の記事で、ビルメンテナンスの仕事に関する理解を深めていただければ幸いです。
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