子供が生まれたことで転職を決意した経験談
長い人生において、結婚や出産などと同じく、仕事を変わる転職も、かなり大きな出来事であるとも言えます。
長く働いた職場を去る人もいれば、転職を繰り返し、自分に合うような職場を常に探していると言うような人もいるでしょう。
私もまた、転職をしたことがある経験者でもありますが、長く勤めて仲の良い人がいるような職場を辞めると言うことは、やはり勇気が必要でした。
けれど、転職を決めたのには、以下のような理由があります。
安定した収入が必要になり介護職からの転職を考えるようになった
私は以前、小規模老人ホームに介護士として勤めており、実は准看護師の免許も持っていたのですが、最初の就職でくじけたため、六年ほど上記の施設で介護士として働いていました。
オープニングスタッフとしてパート勤務していたため、最初から初めての人と働くこととなり、お互いに上下関係などもありませんし、比較的ゆったりとした施設で、急変する利用者もいなかったため、月に十万程度の収入しかありませんでしたが、長くずるずるとそこで過ごしてしまいました。
けれど、子どもが出来て、しかもそれが双子であったため、何かとお金が必要となり、その上、頼る身内もいなかったため、どうしても民間のヘルパーにお願いしたりする機会や、病児保育や保育園なども利用するようになりました。
そうなると、出ていくお金も増えてしまい、かなりの痛い出費となったため、施設での仕事で得る収入では足りなくなり、結果的に准看護師の免許を活かして、現在は病院に転職しました。
以前の施設では人間関係も良く、仕事も楽しかったのですが、今は仕事は楽しい?と聞かれると、う~ん・・・と考えてしまいます。
病院はかなりの数の人間が働いていますし、親切で丁寧な人もいれば、挨拶もしない、上から目線で命令をするような人もいるものです。
最初は精神的にもキツく、辞めたい辞めたいと何度も思いましたが、少しずつ職場にもなれ、仕事も憶えてきたために、今日仕事をすれば○万円だと自分に言い聞かせ、必死に仕事をこなしています。
准看護師免許を眠らせておくのも不安だった
また、自分には准看護師免許がありましたが、看護師の仕事を始めてした際に、この仕事は自分には向かない、難しいと思い、介護の世界で仕事をしてきました。
子どもが出来る以前は、いずれはケアマネージャーの資格を取得し、介護で生きていこうと思っていたのですが、思いかけず双子が産まれ、周りにサポートしてもらえるような環境が無かったため、どうしてもお金が必要となりました。
そのため、上記のように病院に転職したわけですが、その他にも、せっかく取得した免許を活かしていないことに、少しの不安もありました。
自分と同じくらいに卒業した人の中には、准看護師から通信で正看護師のコースに実務経験を積んで進んでいる人もいますし、夜勤などもバリバリこなしている人も沢山います。
自分だけが置いてけぼりなような気がして、いずれは准看護師の仕事をしなくてはいけないかも知れないとうすうすは思っていました。
准看護師の実務経験を積んで、将来の道を模索したかった
他にも、転職を決めた理由としては、変則勤務が出来ないため、保健加入も出来ないことや、扶養に入らないといけなかったことなどもあります。
ある程度は夫からも自立し、子どもと三人でも十分に暮らしていけるだけの収入が欲しかったこともありますが、ただ単に介護の仕事をしているだけでなく、いろんな道を探したいと言う気持ちもありました。
上記のケアマネージャーもそうですが、他にも准看護師の仕事をしながら、通信制の大学に通って、社会福祉士などの資格を取得することも考えています。
また、看護師の仕事が自分に向いているのかどうか、今はまだ手探り中ですが、実務経験だけは積んで、通信制の学校で正看護師を目指そうかとも考えています。
いずれの場合も、准看護師の仕事をしないといけませんし、お金も掛かりますので、やはり転職しないといけなかったのかなあとも今は思います。
転職して最初の頃には、毎日のように仕事から帰る道で泣いて自転車を漕いでいました。
辛い、辞めたい、何でも理不尽に新人のせいにされたりすることもありましたし、優しい先輩の期待に応えられない、迷惑を掛けていると言うジレンマもありました。
ただ、だから仕事を辞めてしまうと、結果的にはそれまでの苦労も水の泡になりますし、かなり良い収入ももらっていることや、休みも多いため、出来る限りは頑張っていきたいと思っています。
これから転職を考えている人も、世の中には沢山いることかと思います。
私のように最初は辛くて、逃げ出したいと思うこともあるかも知れませんが、しばらくは様子を見るのも良いかと思います。
仕事や職場に馴れれば、少しずつ状態も良い方向に進むかも知れません。
転職に対して、どうしても決心がつかない場合には、思い切って勇気を持ってみてはいかがでしょうか?
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