会社を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
社会に一度飛び出すと、いろいろな理由で一度は辞めたくなることがあると思います。
例えば、部署を異動させられ、そこの社員とうまくやっていけなかったり、部長が代わりパワハラや残業が多くなったりと、居づらくなることでの決断もあれば、他の職に興味が出てきたり、逆に今の職に魅力を感じなくなったりといった、意欲的な面での決断もあるでしょう。
今回はその2点を踏まえた上で考察していこうと思います。
携帯ショップで業績を認められ、仕事に誇りをもって働いていた
私は当時携帯ショップ勤務で約3年程努めておりました。
元々派遣社員として入ったのですが、契約更新のタイミングが元請けで行っていた(元請けが行っている年数から3年ごと)ので、入って二年ほどで契約更新が入り、成績も当時トップクラスだったので、店長推薦ですぐさま直雇用で固定給契約に変わりました。
当時はやる気に満ちていて、毎日契約をいかに起き客様に気持ちよく購入していただくか、その上で自分たち店舗の成績もあげられるかそればっかり考え仕事に励んでおりました。
キャリア内での資格や後輩指導も担当していたので、この業務に一生捧ぐのだろうなと思うくらい仕事に誇りを持っておりました。
というのも、チームワークが当時すごく整っていたのもあり、少数精鋭だったのですが臨機応変に仕事を回していたのですごく居心地が良かった上に、店長もすごくテキパキした方でスタッフ以上にスタッフ業をやってくれる上に、私には店長業以外のすべてを任せてくれました。
そんな忙しくも誇りのある毎日だったのですが、この後状況が一変しました。
人員不足による過重労働と退職者や異動で働く環境が激変
私の来る少し前までは、店長違う方で、お店も結構がらがらでした。
ですが、新たな店長とスタッフ間で業績を上げることに専念した事により、一日の来客が当時より2倍近く増えました。
もちろん、いいことではありますが、携帯ショップはお客様あっての業務であるにも関わらず、一人のお客様に設ける時間が限られており、毎日10人以上待つ状態が朝から晩まで続くような日が1年近く続きました。
長時間残業、とまでは行かなかったですが、途中諦めて帰られるお客様もいたし、当時流行っていた「乗り換え機種0円」のキャンペーンのお客様に時間を割き、既存のお客様はなんの特典も無しで、挙句その方たちは待てずに帰ってしまうという業務ばかりになり、なんのために営業しているのかという意味もわからなくなりました。
私はどちらかと言うと、お金だけ稼げればいいという考えより、仕事に意味を持って業務に取り組みたいタイプだったので、1年近くこの状態が続いた頃には心身ともにボロボロでした。
その上、いつも取りまとめてくれていた店長が急遽異動になってしまい、退職者も増え、新しい人員を導入するも当時からスタッフが増えたわけではないので教える時間を作れなくて辞めていくという負の連鎖に突入しました。
本当に絶頂だった頃とは大違いの変化で、休みも休んだ気がしなかったです。ここで、転職について考え始めます。
やりたいことを仕事にするためにやったこと
元々ショップ店員では他で役に立てる資格などはなく(キャリア独自の資格のみ)、技術を将来的に取りたいと考え、別の道に進もうと考えました。
その時は休日も意欲がわきませんでしたが、何を仕事にしたいかと思ったときに、「今仕事として自分のやりたいこと、やりたくないことを3つずつ出して、差し引きしたあとの答えが自分の今やりたいことだ」と言った記事を見かけ、それをもとに割り当ててみました。
やりたいこと
・PCで業務したい
・拘束されたくない
・自分が指導したい
やりたくないこと
・接客(この時点で多少嫌気が指していました。)
・意味のない仕事
・通勤ラッシュ
以上を踏まえると起業する以外にない気がしますが、元々理系で情報系の大学を出ていたので、ITの分野を若い内に目指したいと思い始めました。
そこからは、すぐでした。
転職サイトに複数登録し、派遣の登録説明会にも足を運んでひたすらプログラミングの勉強をしました。
運良く未経験で正社員で雇ってくれるSES出向型の会社から内定をいただき、今現在はSESとして客先常駐で雇ってもらっています。
並行して最終的には、自分で食べていくために仕事が終わった後も副業でライターをさせてもらっています。
転職を考えてくすぶっているときに確認したいこと
今や安定なんていう言葉は世迷い言にしか思っていません。
いつ企業がなくなってもおかしくない時代に立っているのですから、そういう今だからこそ辞めたいと思ったら辞めて転職すればいいと思います。
ただ、「やりたいことを見つけて、そのやりたい分野に努力する気持ちを持つ」ことがなければ、転職してもまたすぐに転職を繰り返すだけです。自身が何をやって食っていくかという点に視野を向けて考えれば、どこにだって就職できます。
「明日野郎は馬鹿野郎」なんていいますが、本当にその通りです。
まだ20後半の私ですが、それでもIT業界でこの歳で未経験となればもう遅いくらいで、若いうちにやりたいことを=仕事で見ないのはお金を失うより損な行為だと私は思います。
もし、転職を考えてくすぶっている方がいらっしゃったら必ず以下のことを思い返してください。
①今やりたいこととやりたくないことを3つ上げて、今の仕事と違うなら、その分野に興味を持つこと
②完全に興味が沸き、それで飯を食っていきたいと思うのであれば転職活動する
③何も思い浮かばず、楽になりたいだけで労働違反していない企業ならそのまま残ること
これが鉄則だと思います。
全部自己責任です。
誰も転職失敗しても助けてくれないし、残ったままで良いことなくても自業自得です。
要は「やりたいことがいま仕事として成り立っているか?」が重要です。
しっかりブレないでいれば私もこの方法で転職できて成功していると思えるので、いい結果になると思います。
ぜひ、公私共にいい人生を送りましょう。
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