長く続けられる仕事を、とパートタイムで惣菜屋で働き始めた
私はずっと主婦をしていましたが、子供が大きくなったこともあり、子供が学校に行っている間にすこし働いてみようと思ったのが、働き出した理由です。
働くなら家からちかくて、子供になにがあってもすぐ帰れる距離で、なおかつ、同じ境遇の方が多い職場がよく探していました。
ある日、知人のすすめであるお惣菜屋さんに目をつけました。
知人に、今は若いけどこれからどんどん年を取っていくんだから、年を取っても働いていられるところがいいんじゃないかといわれ、確かにそうだなと思いました。
お惣菜やさんだったら、確かに年を取っても違和感ないなと思いました。
そのお惣菜屋さんの求人をみてもなかなか空きがないようで、自分の希望する時間帯はずっと空きがありませんでした。
諦めていたところたまたま!
ほんとにたまたまだと後から知ったのですが、募集がかかっていたのですぐに応募しました。
面接をしてもらい、その日に採用をいただいて働き出しました。
お弁当係からフライヤーへ。新人と組むようになり不満を感じるようになった
はじめはお弁当係りでした。
一人で朝から時間内に30個近くのお弁当をもらないといけなくて、はじめは手伝ってもらいながらでしたが、そのうち一人でやり出しました。そのときは、ほんとに必死でした。
お店がオープンしてからもずっとお弁当をひたすら作っていました。
なかなか慣れずにいたところ、フライヤーがいないという理由からその当時の店長さんからフライヤーしてみないか?という誘いがあり、お弁当はすこし苦手だったので、フライヤーをしてみようとおもい、ポジションチェンジしてもらいました。
フライヤーはみなさんより1時間はやく出勤し、ある程度のお弁当食材とその後にお店にだす商品つくりをするのが主な仕事でした。
当時、朝から一緒に入っていた方がそのお店のオープンからいらっしゃる方でものすごくベテランでしたので、毎日緊張していましたが、すごく優しくしてくれてそのときは楽しくやっていました。
ある日、その方が体調を崩されて長くお休みされてしまい、最終的にはやめざるを得なくなってしまいました。その方の代わりに
新しく新人さんをいれようとなり、二人の新人さんが入社されました。
その方たちと私は朝から一緒にはいるようになりました。
新人さんと一緒にはいるようになってからは
その方のフォローやいままでしていなかったことも私に回ってきていたりして、はじめはよかったのですが、どんどん不満が出てきました。
雑務をやるのが当たり前になっていき、退職を考えるようになった
ずっとどこかモヤモヤしたものがあり、その度に私だけじゃないから!と自分にいいきかせていました。
フライヤーも慣れてスピーディに仕事ができるという自信も自分のなかにはありました。
だから、店長や他のスタッフに頼まれた仕事は必ずこなしていました。
自分の仕事よりも先に頼まれた仕事をこなしていました。
仕込みやちょっとしたことも次の人のために、、明日のために、、とおもい、ずっと行動していました。
それが私のポリシーみたいなものだったとおもいます。
ある日、ふと気付きました。
私はいつも他のスタッフのためにやっていることをみんなは当たり前と思っているんじゃないか?
私はみんなを思ってやっているけど、他の人は全然してくれていない!
と気付きました。
それを思った時に私はあー、なんだかいままで一生懸命にしてきたけど、馬鹿らしいなー、あほらしいなーと思ってしまいました。
この人は何にもしてくれないのに、私はこの人のために〇〇をしているじゃない!!と心の中でモヤモヤし始めて、いつからか私もしなくていいんじゃないかとおもってしまっていました。
実際、はじめはしていたこともやらなくなってしまい、嫌な人になっていたのです。
そのときになんだかこんな嫌な思いをしながら働くのはいやだなとおもい、辞めようとおもいました。
給料と割りに合わないとおもっていました。
それならもっと給料のいいところでミッチリ働いた方が楽だなとおもっていました。
母に相談したことで気持ちの切替ができた!今も仕事を続けている
そのことを店長に話そうとおもっていたのですが、一度母に相談しました。
すると、母はまだやめなくていいんじゃない?といってくれました。
確かに大変だろうけど、他のスタッフのために仕事をするのはどこの職場に行っても同じことなんじゃない?と言われました。
どこで働いても一人で働いているわけじゃないし、変わらないんじゃない?といわれたんです。
私も単純だからか、確かにそうだなとおもったんです。
むしろ、他のスタッフのために動けるって自分に余力があるからこそできることだなっておもったんです。
時間帯は本当はもっと長く働きたいんですが、今は人がたくさんいてできないので、副店長に相談しました。
やめたいとおもっていたことも話しました。
店長に話せないことも副店長ならはなせるので、話してみました。
すると、あと一年待ってくれないかといってくださいました。
副店長はすごく優しく話を聞いてくれて、こんな風に話ができる人が一人でもいると救われるんだと気付きました。
まだこの職場で頑張ってみようとおもいます。
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