退職したいという気持ちになってしまう大きな理由の一つは人間関係
私は40代の男性です。
これまでに何度も仕事を辞めたいと思うことがありましたが、踏みとどまりまだサラリーマンとして務めております。
それが良かったのか悪かったのか答えはでておりませんが、共に仕事ができる仲間がいる環境は悪くないように感じています。
辞めたいと思うにはいくつかのパターンがあると感じています。
それは人それぞれに千差万別だと思いますが、よくあるのが職場の環境です。
おしゃべりな方が黙々とキーボードを打ち込むような環境に放り込まれるとかなり苦痛です。
逆に自分の仕事に黙々と打ち込みたい人が、部署の皆とワイワイしながら仕事する環境に入ってしまうとそれもまた苦痛です。
あとよく聞くのが部署の人間関係がうまくいかないというもの。
これは不思議なことにワイワイやる部署、黙々とやる部署両方に共通するもののようです。
黙々と仕事を行う部署でも、部署間の情報交換やコミュニケーションは最低限発生しているため、そこで生じる人間関係が大きなストレスを与えることもあるようです。
さらによくあるのが、お局様がいて、その方とうまくいかない。
仕事を遮られてしまうというものはどこの会社でもあるようです。
私自身もお局様との対立を経験したことがあります。
お局様は感情論者であることが多く、企業、組織というスタンスで物事をすすめてもらうように諭すには多くの労力と時間をかけることが多いようです。
このような部署のスタイル、人間関係になじめない場合は、少し頑張ってみて、どうしてもダメなようでしたら上司と人事部などに相談し速やかに移動されたほうがよいかと思います。
この時相談者は一人に絞らないほうがよいかと思われます。
直属の上司だけですと諭されて話が終わってしまうことがあるため、人事部がある会社でしたら適切ば部署にも相談をいれるほうがよいでしょう。
一番困るのは小さな会社の場合です。
もうその部署だけでほぼ全社員というような規模の場合は、会わなかったんだなと思い早く辞めたほうが精神衛生上よろしいようにも感じます。
この場合は会社選びの時点で間違えてしまったケースになると思います。
年齢を重ねていくと仕事内容が変化していき、仕事の辛さの種類も変わる
年齢を重ねていくと、自分の受け持つ仕事が変化してきます。
若いころは言われたことをガツガツとこなし、修正やチャレンジを積み重ねていくような体育会系のような仕事が多いです。
若い時に仕事を辞めたいと感じる時は、失敗した時のストレスや上司からの強い言葉がほとんどだと思います。
この場合は、同僚のサポートや上司のサポートでいくらでも心を復活させることができます。
むしろそうやって強い精神力を身につけられるようになります。
失敗から学ぶことは若い時の特権であり、それがないと年齢を重ねてから辛くなるので、仕事上の失敗は若いうちにたくさんやるとよいかと思います。
たまに若手を萎縮させるように叱責する年配者がいますが、そのような方とたまに飲みにいくことで打ち解けることができるかと思います。
飲みにケーションが無くなっている時代だからこそ、若手から年配者を飲みに誘うのも効果的かと思います。
中年層になると若手のサポートと管理という役割の仕事に変わってくる方が多いと思います。
上司から管理の体制を定量的に求められたり、若手からは現場の不満を伝えられたり、中間管理職はかなり酷な仕事かと思います。
このような状況下で家庭がうまくいってなかったりすると精神的にはかなりダメージを受けてしまいますからいつ仕事を辞めてしまってもおかしくないような状況だと思います。
私は中間管理職時代に家庭崩壊の危機がありましたのでもう毎日が地獄のように感じました。
なんとか危機を乗り越えましたが、今振り返ると「考えない」、「趣味に没頭する」この2つが乗り切るための特効薬だったように思います。
逃げかもしれませんが、ストレスから逃げるのであればいいのかと思います。
30代ぐらいになると、目標を見失ってしまい転職を考えるようになる
30代前半の方は多いのではないのでしょうか。
漠然と「このままで俺はいいのだろうか」と感じる年代だと思います。
バリバリと仕事をやって、自信も少しついて。
なのに今更になって「俺は何をやりたかったんだっけ?」とか「他の会社だったら俺をもっと評価してくれるかな?」などと考えてしまう年代だと思います。
私はこの頃、転職をしました。
結果、失敗しました。
しかしながらその失敗があったからこそ、今は落ち着いて仕事をすることができているように感じます。
この時に仕事を辞めて自分探しの旅に出なくて本当に良かったと感じています。
退職したくなってもすぐに答えを出さず、自分を守る手段を探す
環境になじめない、人間関係がうまくいかない。
八方塞がりの状態であり、家庭もうまくいっていない。
仕事に目標を見出せない。
など、仕事を辞めたくなる理由はたくさんあります。
もっといろんな理由があるかと思います。
精神的にも体力的にも本当にこれは危ないなと思ったらすぐに辞めるべきだと思いますが、その前に手抜きしたり逃げたりするのがいいと思います。
悪い状況はそんなに長くは続きません。
いつかは変わっていきます。
逃げたり、手抜きすることで待つことも自分を守る手段だと思います。
自分の目標が明確で、それに向かって邁進していけるのが最高の人生だと思いますが、そんなことができるのはほんのごくわずかな人です。
とはいえ、自分の考える理想の人生を夢みて、逃げたり、手抜きしながらバランスよくかわして生きていくのも自分なりの生き方だと思います。
物事を「白」か「黒」の2面だけでとらえずにたまに「グレー」の答えを携えて歩いていくのも良い手のように感じるこの頃です。
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