介護、医療業界の仕事で退職のきっかけになる主な要因とは?
最近では、介護、医療系の仕事に従事している人も多いものです。
高齢化となった日本では、求人数も多いですし、資格が無くても介護職ならば就けることもあるため、シングルマザーなどの場合には、とりあえず正社員で仕事を探す時には、介護職を・・・と言うケースも珍しくありません。
けれど、転職を繰り返したり、すぐに仕事を辞めたりする人も珍しくないものです。
これはいろんな職種でも言えますが、介護、医療業界の場合には、以下の理由なども転職や退職のきっかけとなることもあるようです。
①排泄物や嘔吐物の処理などに慣れることができず、嫌悪感を抱く
介護や医療系では、患者や利用者の排泄物を取り扱うことも少なくありません。
そうなると、他人の便などを観ることになったり、おむつ交換の際などは、手についてしまう・・・なんてことも多いものです。
これも慣れると、あ~あ~また、便が着いちゃったと思うようになったり、○○さんの便の様子がなんかおかしくない?と思うぐらいになる人もいるようですが、中には、どうしても排泄物になれない、嫌悪感を抱くと言う人もいますので、それが仕事を辞めるきっかけとなることもあるようです。
いくらオムツ交換の際には、手袋をしていたとしても、どうしても嫌だ、気持ち悪いと思ってしまうと、そこからいきなり転職したり、初めて介護職や医療食に従事する人では、それがショックで初日に辞めてしまうなんてこともあります。
②職場の人間同士で派閥ができやすく、仕事に支障が出てしまう
また、職場の人間関係などで悩んでいたり、困っていたりする人も少なくないものですが、厄介なのが、職場の人間同士で派閥を作り、その派閥に入らないと、無視されたり、仕事をまわしてもらえなかったりと、いろいろと仕事にも支障が出てしまうことです。
でも、人間関係などはちっぽけなことだと、自分は相手にしなかった時には、嫌がらせに近い仕打ちを受けてしまうこともありますので、ギスギスした職場ならば、やはり注意したほうが良いでしょう。
例えば、大事な報告などを教えてもらえない、シフトのチェンジなども連絡が無い、挨拶しても無視されたり、聞きたいことも無視されるなどのあからさまなものでは、やはり仕事を続けていくのも難しくなるでしょう。
最初はそれでも我慢して頑張っていても、ある日突然、感情がプツンと切れてしまい、利用者や患者の前でボロボロ泣き出したり・・・なんてケースもありますので、ある程度我慢して、もうこの職場では無理だと感じたら、転職したり、辞めたりするほうが良いかも知れませんね。
③仕事の負担や責任がが大きく、人前でも叱咤されたりすることが多い
他にも、上記に挙げたように、職場で人間関係があまり良くなく、いわゆる古株の人間に目をつけられてしまった時には、ちょっとミスなどでも、大声で人前で叱咤されたりすることもあります。
別の人がミスをしても、気をつけてね~で済むのに、自分の場合には、社長や責任者がいる事務所で大声で叱られたり、注意されたりと差別されると、それだけで精神的なショックも大きいですし、嫌な気持ちになるものです。
中には、自分だけ風呂介助を沢山つけられたリ、やることが多く、わざとミスを起こすように仕向けられたリすることもありますので、そうなるといくら仕事を頑張っていても、気持ちがくじかれてしまい、仕事に行くのも嫌になったりすることも多くなります。
管理者や責任者の中には、自分の仲の良い人がその人を嫌っているからと言って、こういった差別や苛めをするケースもありますので、そのような職場に運悪く就職してしまった時でも、何かあれば転職するなどの行動を考えておきましょう。
④給料が少ないのに自分がお金を出さないといけないような職場だったとき
これら以外にも、転職をする理由は沢山あるかと思います。
ただ、介護や医療の職場でも、とても人間関係に恵まれており、仲間関係も良好なところも探せば多くあります。
けれど、そのような良い職場でも、予算が無くて、個人負担になってしまったり、ノルマがあったり・・・なんてこともあるようです。
例えば、デイサービスでも、レクリエーションの材料を個人で購入したり、必要なものを職員が用意するなども、一回ならばともかく、何回も続けばかなりの負担となります。
上司に訴えても、今度出すから、購入しておくからでなあなあで済まされてしまい、結局は自分や職員が出すとなってしまっては、何のために仕事をしているのかもわからなくなりますね。
また、介護や医療の現場では、人と接する、人の世話をすることになりますので、それなりのコミュニケーションスキルも必要となることもあります。
今まで仕事をしたことがなく、ずっと家で引きこもっていた人などの場合には、どうしても話すことが出来なかったり、上手く人間関係が築けないなどの理由から、仕事を辞めてしまうこともあるようです。
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