障がい者の学童保育の仕事に勤務。退職を踏みとどまり、続けていく理由

みんなの退職体験談

退職理由は人それぞれ。要因は一つではなく様々な要素が積み重なっている

最近よくテレビや新聞のニュースで、会社での人間関係の問題をよく目にします。

上司が部下に様々な嫌がらせをしたり、先輩が後輩に嫌がらせをしたりするパワーハラスメントの問題について聞かれたことのある方も多いことでしょう。

この問題はきっと、ずっと昔からあることなのだと思いますが、時代の変化と共にいろいろと表面化するようになってきたのだと思います。

また人権を守ったり、働く人の精神的な健康を顧みないことには成り立たなくなってきて、今のように対策が叫ばれるようになってきたのかもしれません。

この手の問題は、一人一人の感じ方によっても状況が異なってきますし、全く同じ状況でも、人によっては快適と思える環境でも、別の人にとっては最悪と思えることもあるので、一概には言えないのだと思います。

そして、対策といっても何が最善の方法なのか決めるのは本当に難しいことです。

よく思うのが、先輩や上司が真剣に何かを教えてあげようとしても、その教えを受ける側が圧力に感じてしまうとすれば、いじめやパワーハラスメントに思えてしまうので難しいということです。

あるプロジェクトに対する思いの強さに差があったるすると、このような状況は生じやすくなると思います。

善意でやっていることが、他の人にはたまらなく不快なことに思えてしまうことがあるということです。

会社を辞めたくなる理由は人間関係だけではないと思います。

職場から家が遠くで、通勤に多大の時間を取られる、給料が満足のいくものではない、もっと良い仕事が見つかったなど様々な理由が挙げられることでしょう。

一つの仕事を続けていく事ができると、その職業に熟達することができますし、自分の経験や信頼を積み重ねることができます。

それで、仕事を長く続けることは良いことだと思いますが、いろいろな問題のためにそれは難しいと言わざるを得ません。

障がいを持つ子供の学童保育の仕事に従事しており、やりがいがある

私の会社では、他の人に対する嫌がらせのような陰湿な問題を目にすることはありません。

私は障がいを持つ子供たちの学童保育の仕事をしています。

介護福祉関係の仕事です。

そのような職場で働く人たちは女性が多いです。私はその中で数少ない男性の職員です。

女性の中で男性一人というとやりづらいように思えるかもしれませんが、実は逆で、とても良いポジショニングが取れていると思っています。

利用者はだいたい子供ですが、中には体の大きい子もいます。

障がいのために、感情をコントロールできない子供もいます。

急に暴れだしたりした時に、女性だけで対応するのはなかなか難しいことです。それで、私のような男性職員は貴重な存在なのです。

みんなからも大切に接してもらっていると感じています。

しかし、そのような状況でも、時々辞めたくなってくることがあります。

退職を考える理由は、通勤時間の長さと仕事での人間関係の難しさ

一つ上げることができる問題は、通勤時間が非常に長く取られるということです。

私は比較的田舎に住んでいるので、都会に比べると仕事を見つけるのが難しい状況です。

自分の家の近くで仕事ができれば時間も節約できますし、交通費もかかりません。

今の会社は、スムーズに行けば40分くらいかかるという状況です。

往復で1時間20分かかるということを考えると、もう少し近くの職場に転職したいと思うことがあります。

わたしは以前原付で通勤していました。

交通量の多い道路を原付で通勤するのは本当に大変なことでした。車の運転手の中には、性格の荒い人も大勢います。

幅寄せして来たり、あおってきたりする人もいたので、かなり危険な通勤でした。

そのような時期には、真剣に転職を考えたものです。

最近でもちょくちょく、今の仕事を辞めて別の仕事に転職しようかと思うことがあります。

原因は職場の人たちの仕事に対する考え方の違いです。

私の働いている職種で、大切なこととしてよく言われているのが、利用者の自立支援ということです。

子供たちの世話が私たちの仕事なのですが、できるだけ自分の事は自分でできるように助けていく事が重要です。

また、団体行動をすることによって社会性を身に付けたり、いろいろな人間関係のルールを学ぶように助けることも重要な仕事になってきます。

それで、踊りや歌などをみんなで練習して、様々な機会にお客さんたちの前でそれを披露するということもしばしば行われています。

そのような時に、どれほどのレベルの物を子供たちに求めるのか、どのような演目に挑戦するのか、どのような工程で練習に取り組むのかということも重要になってきます。

そのような事柄は職員がよく話し合って決めていかなければならないことです。

しかし、どんな職場にも、意見の非常に強い人がいるものです。

他の人の意見を十分に聞かずに、どんどん事を進めていく人がいるのを見ていると、それに協力することにしばしば困難を覚えることがあります。

それでも辞めずに続けているのは今の状況で最善を尽くしたいから

今の仕事を辞めたいと思った理由についていくつか挙げました。

他にもいろいろとありますが、それでも辞めずに仕事を続けているのは、ぜいたくを言っていてはいけないと思うからです。

今の時代仕事があるだけでも本当に感謝しなければなりません。

それに私がこだわっていることが幾つかあります。

まず今の状況で最善のものを生み出すということです。

そして、自分のしたいことをするのではなく、自分のしていることを好きになるということです。

そのような見方で努力すれば、どのような状況に置かれても幸せになることができます。

自分の目の前の問題に目を奪われて、悲観的な見方をしてしまうこともしばしばありますが、これからも見方を調整して頑張っていきたいと思います。

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