就職活動1発めの企業に合格!そのときにおかしいと気づくべきだった
私は新卒で、地元企業の営業職につきました。
その企業は地元でも認知度は非常に高く、周囲からは羨ましがられ、就職内定を頂いたときは鼻が高かったです。
営業職といっても高給料ではなく、手取りは19万円程度。
就職活動をする際は、特にやりたいこともなく「地元だからいいか」くらいに思っていて、たまたま就活サイトで見つけた地元企業の営業を選びました。
就職活動はエントリーシートを100件以上提出し、何度も落ちて…がイメージとしてありますよね?
なんと私は就職活動1発目で地元企業の営業職に1発合格してしまったのです。
今思えばこの時点で「おかしい」と気づくべきでした。
大学卒業後は何度か内定した会社に出向き、職種(営業職)の説明や福利厚生の説明をうけました。
「年内休日は約90日」「給料は手取り19万円程度」と説明を受けましたが、適当に聞き流しながら質問もせず、いよいよ社会人となります。
完全に舐めていた社会人。営業のアポ取りの電話で壁にぶち当たった
入社してからの3ヶ月は営業職の研修を受けました。
内容としては、取引先に上司と同行し挨拶まわりに行きペコペコ挨拶していればOKでした。
もともと私は笑顔で挨拶する(相手の調子に合わせる)ことが得意で、営業もなんとなく愛嬌で乗り切れるだろうといった塩梅で研修期間を過ごしました。
上司との挨拶まわりは、上司が話を進めてくれたし、夜飲みに連れて行ってもらったりして非常に楽しかったです。
まだ、営業マンとして1人立ちしていないのに、「なんだ余裕じゃん」くらいの考えで、完全に社会人を舐めていました。今では後悔しています。
3ヶ月の研修期間を終え、いよいよ1人で営業をするようになります。
まず躓いたのは、「アポ取り電話」でした。対面だとスラスラ会話できるのですが、電話だと緊張してしまいオドオド..。
「新人?ゆっくり話していいよ」とやさしいお客さまもいましたが、「何言ってるんだ!もうあなたの会社と取引はしない!」と怒鳴られ、仕事に穴を開けてしまったこともありました。
会社辞めたいとこのとき初めて思いました。
そんなに怒らなくてもいいじゃん!と逆ギレしたい気持ちでいっぱいでした。
しかし、新人でも誰でも、社会人は責任を背負うのが常。
悪いのは自分だと言い聞かせ、すぐに会社は辞めず業務に励みました。
入社してみてブラック企業だったとわかった!残業、休日出勤あたりまえ
はっきり言ってしまうと、私の会社は「ブラック企業」です。
営業マンの残業は当たり前。
朝8:30の出勤で22:00まで働く人も居れば、寝ずに会社で次の日の朝を迎える人も日常茶飯事です。
私は残業が嫌なので、20時以降は絶対に残業をしないと心に決めて、無理やり帰宅していました。
また、営業マンの休みがない時もあります。
7日間連続で勤務すると、若いといえどもさすがに体にガタがきます。
精神的・体力的なストレスが溜まり、何度も辞めたいと思いました。
会社が経営不振に陥り、社員の給料が5%カット!退職を決意した
私の会社は無駄に人数が多く、経営状態が悪いです。
営業としての成績は私も含め全員右肩下がり。ある日の朝礼で社長から社員へ、こう宣告されました。
「我が社ははっきり行って経営不振です。
来月から社員全員の給料5%カットします。」
突然のお告げでした。
私は手取り19万円なのでそれ以上給料をカットされると、バイト生活でも食べていける金額になります。
そうしたら、新卒で入社した意味がなくなります。
その宣告をうけた時点で「辞めよう」と思いました。
会社のローカルルールに縛られ、見張られているようで仕事がやりにくい!
ローカルルールというものがあるように、会社ルールも存在します。
私の会社ルールは「仕事を長引かせない」でした。
例えば、取引先へ必用な資料を作成し始めたら、その日のうちに終わらせなければダメでした。
作業途中で帰宅しようものなら「あれ?もう帰るの?作業終わった?」と周囲からチェックが入ります。
意味がわかりません。
業務時間を終了し、何時間も残業してその日のうちに終わらせなければならないのか。
しかもその資料は次の日でも明後日でも間に合うのに…。
その他の会社ルールとして、「遅刻したら雑用(掃除など)」がありました。
遅刻して掃除をしていては営業マンとして機能しません。
売り上げは当然下がるに決まっています。
会社ルールで、会社の雰囲気が崩れている気がしてなりません。
次第に会社へ疑問しか抱かなくなり、辞めたいと思うのです。
辞めたいと思い続けながら3年続けたせいで慣れて染まってきた気がする
それでも私は3年間営業職を続けています。
「この仕事辞めたい」と何度も思いますが、なかなか辞めることができないのです。
理由はブラック企業だから。
”ブラック企業の理不尽さ”も慣れて染まってきている自分がいます。
当然、このブラック企業を辞めるつもりです(3年間も働いたし…)。
石の上にも3年、ということわざがありますが、ブラック企業に3年は非常に耐え難いものです。
常に会社は辞めたいと思っていると、精神状態も悪くなったりして息抜きが必要です。
そんなことを考えながら、ブラック企業に反抗する気持ちでこの文章を書きました。
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