イチローさんに学ぶ10の仕事術~日本野球界の伝説の仕事の流儀とは

イチローさんに学ぶ

日本を代表する世界的な野球プレイヤーといえば「イチロー選手」を思い浮かべる方も少なくないでしょう。

今回はそんなイチロー氏から学べる仕事術についてご紹介していきます。スター選手としてメジャーの世界で結果を残し続けているイチロー氏の仕事術は、一般的なビジネスマンにとって参考になるものが多いです。是非最後までご覧頂ければと思います。

1.目標を達成したらしっかりと達成感・満足感を味わう

ビジネスの世界で、一つの目標を達成したとしてもそこで満足してはいけないという言葉を聞いたことはありませんか?

しかし、イチロー氏は目標を達成したらしっかり達成感と満足感を味わうべきだと言います。

目標を達成するには、やはりそれなりの努力が必要でしょう。その努力に関しては素直に自分を褒めてあげるべきです。そうでなければ精神的にも疲れてしまいます。

注意したいのは、自分を褒めることで胡座をかいて自惚れないということ。

目標を達成した際には一つの区切りとしてしっかり自分を褒め、それを一つのモチベーションに変えることで、次の目標に向かって前進する力にしてください。

2.最高のパフォーマンスを発揮するための習慣を作る

イチロー氏と言えば多くのルーティーンがあることでも有名です。例えば、朝は毎日カレーを食べ、試合中バッターボックスに入る際には一度屈伸してバットを立て、右肩の袖を捲ります。お馴染みのイチロー氏のポーズです。

ちなみに試合が終わった後の道具の片付けや手入れ、着替えの順番も全て決まっているそうです。

これは自分自身のパフォーマンスを最高に高めるための習慣であると考えられます。イチロー氏は、何か成功した際にその時やっていたことに意味や理由がなかったとしても、それを変える必要はないと言います。

一般的なビジネスマンにとってもこういった習慣づくりは取り入れられるでしょう。仕事で成功した時に使っていた筆記具やネクタイなど、験担ぎ的な要素も含みますが、ルーティーンとして取り入れてみると良いです。

また、毎日同じことを繰り返すことで、少しでも異変が起きた時に気付きやすいというメリットもあります。是非試してみてください。

3.自分の弱い部分をしっかりと認める

メジャーの世界でもスーパースタープレイヤーと言っても過言ではないほど結果を残し続けているイチロー氏を、人並みはずれた精神力の持ち主だと思われる方も多いでしょう。

しかし、意外ですがイチロー氏には精神的にも弱い部分がたくさんあるそうです。ただし、注目したいのはそういう自分の弱い部分をしっかりと認めているということ。

ちなみにイチロー氏はスポーツ新聞の類のものは一切読まないと言います。それは自分の結果や成績について書かれた記事を読むと、精神面を掻き乱されてしまうからです。

つまり、常に自分の中で最高のパフォーマンスを発揮するために、自分の弱い部分に影響を与える要素は徹底的に排除しているのです。

これは一般的なビジネスマンの方にも参考になります。

例えば仕事中についついスマホをいじってしまう人など、自分の仕事を妨害する要素を事前に取り除いていくことで、パフォーマンスもグッと高めることができるでしょう。

4.今の自分に何が求められているのかを徹底して考える

今の自分に一体何が求められているのかを考えながら目の前の仕事に取り組めているビジネスマンはどれだけいるのでしょうか?

イチロー氏は特にこの自分に何が求められているのかについて、徹底的に考えています。

イチロー氏は日本を代表するトッププレイヤーとして活躍していた頃、周りからの遊びの誘いを断るようになったと言います。

それはベストな状態で試合に臨めるよう自分のコンディションを徹底して整えることが自分に求められていると考えたからです。

ビジネスの世界でもポジションや役職が上がった途端に傲慢な態度をとるようになる人もいます。

自分に求められていることをうまく理解できていない事例です。

もちろん、今の目の前の仕事に集中することはとても大切なことですが、それだけでなく自分に求められているものは何かと考え抜くことで、仕事にもより一層深みが出るでしょう。

5.目標は他人にではなく必ず自分で設定する

例えばビジネスの世界で、ノルマとして上司から目標を設定され、それに向けて仕事を進めるというケースは意外と多いでしょう。

しかし、イチロー氏は目標は他人ではなく必ず自分で設定すべきだと言います。

これはイチロー氏にとっての成功とは、自分の立てた目標を成し遂げることを指すからです。

言うまでもなく、他人に設定された目標よりも自分で設定した目標を追いかけている時の方がワクワクしますし、達成した時に何倍も嬉しいでしょう。

普段、仕事の関係上どうしても上司から目標を設定されてしまうという方も、心の中で別に自分で立てた目標を持つことをオススメします。

そうすることで苦しいと感じていたノルマにも、ワクワクしながらチャレンジできるようになるでしょう。

6.小さいことをコツコツ積み上げていくことが大事

ビジネスの世界でしっかりと成果や結果を残したいと考えている人は多いでしょう。

イチロー氏は何か物事を成し遂げるためには、日々小さなことをコツコツ積み上げる以外に方法はないと言っています。

イチロー氏のようなプロ野球選手に一朝一夕の努力でなれないことは説明するまでもありませんが、ビジネスマンとしての仕事のスキルも同様で、一朝一夕で身に付くものではありません。

仕事で結果を残すには周りに負けないしっかりとしたスキルを習得することが必要です。

つまり、競争の厳しいビジネスの世界で勝つためには、日々のコツコツと積み上げる努力でスキルを磨き、結果を残し続けるしかないということです。

イチロー氏は遠回りこそが最大の近道とも言っています。是非イチロー氏の考え方を参考に、日々のスキルアップを怠らないでください。

7.体調や身体を壊さないように普段から調整することが重要

身体が資本であることはプロ野球の世界でもビジネスの世界でも同じです。身体を壊してしまうと何もできなくなってしまいます。

プロ野球の世界では怪我をしてから治す選手がほとんどですが、大切なのは日頃から怪我をしないように調整することだとイチロー氏は言います。

これはビジネスマンにとっても同じことが言えます。仕事をすることはもちろん大事ですが、それは健康な身体があってこそです。

仕事で身体に無理をさせ過ぎて体調を崩してしまえば元も子もありません。オンとオフのメリハリをしっかりつけて、十分な休息をとることも忘れないでください。

8.考える労力を惜しむと前進できなくなる

仕事を進めていく中で大きな壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時、しっかりと自分の頭で考え抜くことが大切です。

イチロー氏も考える労力を惜しむと前に進めなくなると言っています。

イチロー氏の言動に注目すると、日々の生活から野球の練習、試合に至るまで一つ一つの行動にしっかりと考え抜かれた意味を見出すことができます。

そしてそれは今現在も進行していることでしょう。ここまでストイックに考え続ける姿勢は、一般的なビジネスマンの方も是非参考にしていただきたいポイントです。

一つの物事を深く思考する習慣はきっとビジネスシーンでも役に立つでしょう。

9.失敗を恐れずにチャレンジする

できるだけ失敗したくないという気持ちは誰しもに共通するものでしょう。しかし、イチロー氏は失敗を恐れずにチャレンジする重要性についても言及しています。

失敗したとしてもその理由を考えて反省すれば、将来に役立てることができるからです。どんなことにおいても失敗を失敗のままで終わらせてはいけません。

イチロー氏のように失敗を将来のために役立てようという姿勢さえ忘れなければ、失敗も決して悪いことではないでしょう。

変化の激しい今の時代の中で、失敗を恐れ、チャレンジすることを放棄してしまうと、知らぬ間に淘汰されてしまいます。ビジネスマンの方も、勇気を持って一歩踏み出すところから始めてみてはいかがでしょうか?

10.完璧だと思えるまで準備する

仕事がスムーズに進むかどうかは事前にどれだけしっかりと準備できているかでほぼ決まります。

そんな中で、イチロー氏は試合前には常に自分が完璧だと言い切れるまで準備することを心掛けています。

そこまで徹底することで、結果を自分の実力として素直に受け入れることができるのでしょう。ビジネスシーンにおいても、この心構えは非常に重要な要素になります。

例えば、大切なお客様にプレゼンを行うシーンで、自分の中で完璧だと思えるまで準備しているからこそ、堂々と自信を持って話すことができるでしょう。

また、もしそのプレゼンが失敗したとしても、しっかり意味のある反省をすることができます。

中途半端な準備しかしておらず失敗したとしても、どこを反省すればよいのか分からないからです。本気でぶつかるからこそ仕事の面白みも増すでしょう。是非今すぐ取り入れてみてください。

【まとめ】毎日の積み重ねは決して自分を裏切らない

イチロー氏の仕事術についてご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?

イチロー氏は自分のことを天才だとは微塵も考えていません。小さい頃からコツコツと努力を積み上げ、自分のパフォーマンスを高めるために思考し続けてきたことで、今の自分があると考えているのです。

この日々の努力は裏切らないという考え方こそが、イチロー氏の根底に根ざしているものだと言えます。

これは非常に勇気をもらえる話でしょう。一般的なビジネスマンの方も、今は壁にぶつかっていたとしても諦めずに努力を積み上げていくことで、結果的に大きな成功を手にすることができるでしょう。

是非イチロー氏の仕事への考え方を実践してみてください。

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