新卒で就職した会社を辞めたい人が今すぐ転職活動を開始する9つの理由

1.新卒で入社した会社に無理にこだわる時代は終わった

就職活動を頑張って内定を手にしたのは良かったものの、想像していた会社と違い、転職しようと悩んでいる方は意外と多いでしょう。

結論からお伝えすると早めに転職活動を始める方が良いです。今回はそんな新卒で就職した会社を辞めたいと考えている方向けに、今すぐ転職活動を開始した方が良い理由をまとめてご紹介していきます。

他にもスムーズに退職する方法から転職活動を成功させる秘訣まで詳しく解説しますので、是非最後までご覧ください。

2.新卒で就職した会社を辞めたい理由4選

早めの転職活動を開始すべき理由をご紹介する前に、そもそもどんな理由で退職する方が多いのか簡単にご紹介します。

新卒で就職した会社を辞める理由は人それぞれです。こちらでは特に多い理由を4つ厳選して取り上げていきます。それでは早速見ていきましょう。

【人間関係が悪い】

仕事の悩みのほとんどは人間関係に起因するものだと言っても過言ではありません。

仕事は一人で完結することはなく、必ず他人とのコミュニケーションが発生するので、人間関係で悩む方が多いのも頷けます。

新卒で就職したばかりの頃でよくあるのが上司とソリが合わないケース。特に年齢が離れている上司の場合、自分が新人だった頃の教えをそのまま強制したりする方もおり、今の時代の若者に受け入れられないということがあります。

中には理不尽な叱責を受けたりと日々ストレスが溜まっていくこともあります。

他にも人間関係の悩みでは、同僚とうまく付き合えなかったり、お客様とのトラブルがあったりとあらゆる所で摩擦が起きる可能性があります。

【仕事についていけない】

続いての理由は、仕事についていけないというものです。新卒で就職した方のほとんどは、仕事と言ってもアルバイト程度しか経験していないでしょう。

当然、アルバイトと同じような感覚で社員の仕事ができるわけはなく、面食らう方も多いです。中には激務と言ってよいほどハードワーク文化が根付いた会社もあります。

精神的な疲労だけでなく、肉体的にも限界を迎え、退職という結論を選択する方も出てきます。

【想像していたような会社ではなかった】

これは学生も企業もお互い様と言えることですが、就職活動時にはお互い良い面のみに目が行きがちです。

つまり全体を俯瞰して見ることが難しく、実際に入社してみると想像していた会社とは様子が違ったということも十分起こり得ます。

極端な例ですが、社会に貢献できると思っていた仕事内容が、実は違法スレスレのグレーゾーンで行われていたり、待遇や休暇などがもともと提示されていた条件と違っていたりと様々なケースがあります。

働いてみなければ分からないことがあるのも事実なので、自分の中で許容範囲内であれば問題ないのですが、あまりにもギャップを感じた方の場合は転職することになるでしょう。

【燃え尽き症候群】

こちらは企業側というよりも学生側に問題があるケースですが、就職活動に一生懸命になるうちに、いつの間にか内定を取ることそのものがゴールになり、就職が決まった瞬間に燃え尽きてしまうというケースです。

仕事に対して意欲的になれず、結果が出せない中で肩身が狭くなり、退職するという流れになりがちなのが特徴と言えます。

3.新卒で入社した会社を辞めたいなら今すぐ転職活動を開始すべき理由9選

新卒で入社した会社を辞めてしまう主な理由について取り上げましたが、転職したいと思う理由は本当に人それぞれです。

ただし、一つだけ言えることはできるだけ早めに転職活動を開始すべきだということです。それではその理由について早速ご紹介していきます。

【①そもそも今の時代転職するのは当たり前】

そもそも転職することは悪いことだと思い込んでいる方はいらっしゃいませんか?

一昔前の終身雇用制が主流だった頃は、新卒で入社した会社に骨を埋める覚悟でコツコツと働き続けることが一般的でした。

しかし、今の時代は一つの会社に留まり続ける方は少なくなってきています。逆に言うと、当たり前のように転職する時代に入っているということです。

一昔前とは違い、会社があなたの人生を背負ってくれるわけではありません。であれば合わないと感じた会社に留まる理由はないでしょう。

【②会社も新卒で採った社員が辞めることは想定している】

人材を採用し、教育していくには多大なコストがかかります。そのため新卒で採用した社員にすぐ辞められてしまっては、会社として不利益を被ることは間違いありません。

しかし、新卒で採用した社員に辞められたからといって会社が潰れてしまうことはほぼあり得ないでしょう。

もし、そんなことがあればそれは経営の仕方に問題があると言えます。要は会社も新卒で採った社員が辞めることをある程度想定した上で経営をしているということです。

大きな会社であれば例年の離職率から逆算し、少し多めに採用するケースもあります。会社に迷惑をかけてはいけないという想いだけで、転職を諦めている方がいらっしゃれば、今すぐ考え方を改めるべきです。

【③リスクはあるがやり直すなら早い方が良い】

新卒で就職した会社をあっさり辞めてしまうことでリスクが無いわけではありません。

前述しましたが、人材を採用するのにも多大なコストがかかるので、すぐに会社を辞めた方を採用したくないと思う会社も当然あります。

一方でしっかりと若い世代を育てて、将来の幹部のポジションを任せたいと考えるような会社があることも事実。自分の人生の中で仕事が占める時間の割合は非常に大きいです。

嫌だ嫌だと思いながら毎日8時間もその会社に費やし、せっかくの休みの日曜日も、夜には憂鬱な気分になり、また同じ1週間が繰り返されるような生活は非常にもったいないと言えます。

第二新卒という人材を狙っている会社もあるので、やり直すのであればできるだけ早めに動くことが重要です。

【④結果的に収入が増える可能性が高い】

早めに転職活動を行うことで結果的に収入が増える可能性もあります。自分に合っている仕事と合わない仕事の二つがあった時、成果を出しやすいのは言うまでもなく後者でしょう。

自分に合わないと感じる仕事で結果を出すには並大抵の努力では難しいです。また、そこに到達するまでには大きなストレスを身体に与えてしまうことにもなりかねません。

であれば、早めに自分にマッチする仕事ができる環境に移り、そこに集中して時間を使うことで、最終的に早く結果を出すことができるでしょう。

もちろん自分の好きな仕事だからといって苦労がないわけではありません。しかし、自分に合っていると感じる仕事だからこそ苦労や逆境もバネにすることができるのです。

【⑤無理に働き続けることで心身ともに消耗してしまう】

比較的裕福な国であるにも関わらず自殺者が多いことが問題視されている日本。その原因の一つに仕事によるストレスがあります。

無理に今の仕事を続けるよりも早めに転職活動をすることを勧める理由は、そのストレスが心身を蝕んでしまう危険性が高いからです。

あなたの周りにも仕事のストレスが原因で鬱状態に陥っている方はいませんか?精神的に病んでしまうと、転職活動を行う気力までも削がれてしまいます。

まずは自分の中から出てくる声に真摯に向き合ってください。

今のまま仕事を続けていて大丈夫ですか?答えがNOであれば、自分の身を守るためにもすぐさま転職活動に乗り出すべきです。

【⑥仕事のストレスが周りに伝染してしまう】

新卒で入社した会社を辞めたいと考えている方の中に、思わず一緒に暮らしている家族やパートナーに仕事の愚痴をこぼしてしまっている方も少なくないでしょう。

仕事のストレスというのは本人の気づかないところで周りに伝染してしまいます。

例えば、今の仕事を辞めたいと考えている場合、家の中にいたとしても無意識のうちに頭のどこかで仕事のことを考えてしまうものです。

それが原因で、休日に家族でお出かけしてもどこか楽しめない自分がいたりします。他にも仕事でストレスがかかっている時にはついつい周りに八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。

このようなことを防ぐためにも早めの転職活動をオススメします。ネガティブな理由が原因で仕事を辞めたいと考えている場合は、周りにも気を遣わせているということを覚えておいてください。

【⑦仕事への意欲や自信を失ってしまう】

辞めたいと思っている会社に留まり続けることで、次第に仕事への意欲や自信を失ってしまう危険性があることも忘れてはいけません。

辞めたいと思う理由は人それぞれですが、仮に仕事が自分に合ってなかったとしたら、なかなか結果を出すことができないでしょう。

そういった時期が続くことで、最終的に自分は仕事ができない人間なんだと自信を失うことにつながりかねません。

転職すれば自分の能力を活かせる仕事に出会えるチャンスがあります。しかし、行動に移すタイミングが遅れてしまうと、仕事そのものへの意欲すら失ってしまう可能性があります。

【⑧自分に合わない仕事に時間を割き続けても成長できない】

継続は力なりという言葉がありますが、辞めたいという思いを抱えながらどれだけ時間を割き続けても力につながることは少ないでしょう。

どうせ仕事に時間を使うのであれば、自分が納得した環境や仕事に時間を使うべきです。

例えば上司とソリが合わず、理不尽な理由で仕事が進まなかったとします。そこに時間を使うことに意味は見い出せないでしょう。

自分にとって意味のある時間を継続的に過ごしていくことで、成長につながるのです。

新卒で入社した会社であっても、辞めたいと心の底から思うのであれば、そこに留まる必要性はありません。すぐにでも転職活動を始めるべきです。

【⑨新卒採用時に考えた自分の価値観は外れていることも多い】

学生時代の就職活動時に行った自己分析結果を元に、今の会社を選ばれたという方も少なくないでしょう。

しかし、その自己分析結果を信じるあまり、辞めたい気持ちを抑えて転職活動に一歩踏み出せないでいる方がいれば、気を付けてください。学生時代に行った自己分析結果というのは案外外れているケースが多いのです。

実際に就職して、社会人として働く中で本当の自分の価値観と出会うこともあります。

もし今、新卒で入社した会社を辞めたいと思っているのであれば、それがあなたの本心です。過去の価値観は一度忘れてしまい、今の正直な気持ちに耳を傾けてあげてください。

4.新卒で就職した会社をスムーズに退職するための方法

今すぐ転職活動を開始した方が良い理由をご紹介したところで、新卒で入社した会社をスムーズに退職するための方法にも触れておきます。

会社を辞めるとなればどうしても周りに迷惑をかけてしまうことになりますが、一度は働かせて頂いたという感謝の意味も込めて、できるだけ周りに迷惑がかからないように退職すべきです。是非参考にしてみてください。

【いつ辞めるのかをハッキリ決める】

今勤めている会社を退職すると決めたら、まずいつ辞めるのかという日にちを決めましょう。

日程が決まることで、そこから逆算し、やるべき事のスケジュールを立てていきます。

辞める日程を決める上で第一に考えなければいけないのは、今抱えている仕事の内容やボリューム、納期です。そして自分の仕事を周りに引き継ぐ場合にかかる時間も忘れずに考えておいてください。

早く辞めたいからといって周りに無理やり仕事を押し付けるような無茶な日程には設定しないようにしてください。できるだけの誠意を見せる事で揉め事もなくスムーズに退職することができます。

【直属の上司に相談する】

自分の中で退職までのスケジュールができた状態で、直属の上司に相談してください。その際には今の自分の仕事の状況と引き継ぎにかかる時間など、できるだけ周りに迷惑がかからないスケジュールを説明してください。

注意したいのは退職理由について聞かれた時です。

気の知れた話しやすい上司であれば、自分の正直な気持ちを伝えても良いでしょう。

もしそれが難しい場合は、自分自身のキャリアアップのため、または今の仕事以外にやりたいことが見つかった、など相応の理由を用意しておけば特に問題ないでしょう。

決してその場で取り繕った嘘話をしてはいけません。深く突っ込まれてもある程度対応できる理由を事前に準備しておいてください。

【お世話になった方々へお礼を伝える】

無事に退職が決まったらお世話になった方々へ直接お礼を伝えてください。

直接会えない方には電話などでも構いませんが、同じ社内にいる方であれば、時間を作って直接お礼に行くようにしましょう。

できれば面識のある方には全員挨拶に伺うことをオススメします。注意しておきたいのが、ソリが合わなかった方にも必ず挨拶に行くということです。

もしかしたら素っ気ない態度を取られるかもしれませんが、気にする必要はありません。直接お礼を伝えることに意味があるので、忘れずに行きましょう。

5.転職する際には転職エージェントを活用する

スムーズに退職する方法が分かったところで、次の転職先を探す上での有効的な方法をご紹介します。それは転職エージェントを活用することです。

よく自分の友人や身内に相談している方もいますが、転職に関して的確なアドバイスができるのは転職エージェントだけだと考えておいて良いです。

無料で相談に乗ってくれるので、新卒で入社した会社のどこが自分にとって失敗だったのか、自分にはどういう道が向いているのか、しっかりとアドバイスを貰ってください。

転職活動が始まると、面接対策や履歴書対策まで一緒に考えて貰えるので活用しない手はありません。

ただし、大事なことは頼り過ぎないことです。自分の人生なので、自分で考えることも忘れないでください。

【まとめ】新卒入社の会社を辞めたいなら早めに行動

新卒で入社した会社を辞めたい人が今すぐ転職活動を始めるべき理由についてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

社会人経験の浅い方であれば転職に対してハードルを感じることもあると思いますが、今の時代そう珍しいことではありません。

むしろ早めに転職活動に取り組む方がメリットが多いとも言えます。仕事にかける時間は人生の中でも大きなウエイトを占めています。

どうせ働くのであれば、納得した環境で、自分に合った仕事をする方が良いに決まっています。

新卒で入社した会社を辞めたいけど一歩踏み出せないという方は、是非今回の記事をきっかけに転職活動をスタートしてみてください。

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