工場で20年勤務!辞めたくなった体験談
私はカードや電話の請求書を作成発行する工場で20年働いているパートの女性です。
30歳の頃から働き始め、現在は50歳になりました。
仕事事態は気に入っているのですが、辞めたいと思ったことはいくつもあります。
ある同僚が親しくなってから苦痛を感じる言動を始めた
良くあることですが、やはりこれは付き物ですね。
私はオープニングスタッフの一員なので先輩からのイジメなどは比較的ありません。
ですが、先輩とかと関係なく酷い振る舞いをする人間はいるものです。
私より後から入ってきたTさんは酷い人間でした。
当初他の人と食事をしていたのにその人とケンカをして私達の食事のグループに入って来ました。
そうなると仕事の場でも何かと話すようになったのですが、とにかく気性が荒く3人一組で仕事をしている時に彼女と一緒で私がもう一人の人と仕事の事で話していたら「べしゃり(おしゃべりのことらしい)はしてねえでとっとと仕事しろ!」と怒鳴られました。
こんな人本当にいるのか、と思われるかもしれませんがいるのです。
私が特にイヤだったのは食事の時に私をいじってくるようになったことです。
私は結婚願望がほとんど無いのでずっと独身でいます。
私にはそれが快適で、自然なことなのです。
ですがTさんは私が男性経験が無いかのように言ってくるのです。
ある日休憩所で隣に座ってきて何を言うのかと思ったら「子宮を使ったことがあるのかい?」と聞くので、妊娠したことがあるのかと聞いているのかと思い「無いけど」と答えました。
でもそれは男性経験があるかどうかという意味だったらしく食事の時に「こいつは男とやったことがないんだから」と言われました。
怒るというより呆れ返り何も言いませんでしたが、本当にこんな人と一緒にいるのが嫌でたまりませんでしたね。
何かと食事の時にいじられるのが嫌でこの人から離れるには辞めるしかないかも…と思い始めました。
辞めたい原因になっていた問題の同僚が退職
まず、仕事の友人に打ち明けました。
「そんな事で辞めるなんてくだらないよ」と言われましたね。
くだらないのかなぁ。でも辛い…。
それでしばらく我慢していました。
他の部署に移動することも考えましたね。
職種が違えば距離が出来ますから。
ところが、幸いなことに彼女の悪行はいろんな人に及んでいたので正義感の強いHさんの耳に入りHさんがある日Tさんに「こうこうこう言うことを聞いている。そういう人と仲良くすることは出来ない。仲良くして欲しいんなら、迷惑かけた人に謝れ」と言ったのです。
HさんとTさんはそれまで仲良くしていたのです。
Hさんに仲良くしてほしいTさんは謝りにきました。
私のところへも。
ですが許せることと許せないことがあります。
私は無言で追い返しましたが、謝りにいった人によっては更に怒られたようです。
そんなこんなで居心地の悪くなったTさんは自分から辞めていきました。
正直ホッとしましたね。
あの時はHさんに感謝しました。
あそこまで酷い人はいまだ現れませんがもう、ああいう人はごめんですね。
所長のお気に入りだけが出世する不条理な人事にやる気をなくした
私の会社では最初は電話の請求書しか取り扱っていませんでした。
それが途中からカード会社の請求書も取り扱いを始め、それがものすごく大変でした。
なにしろカードの請求書にはチラシが多い。
それを私達は請求書に同封させるのです。
機械もそれ用の機械を入れ社員もパートも初めてのことばかり。
それなのに納期は守らなければなりません。
人材派遣会社からたくさんの人に来てもらって仕事をして1日の労働時間は10時間を超えていました。
それ専用の機械四台のチーフオペレーターとして私も仕事をしていました。
その頃所長として赴任してきたM所長はとある大手の電話会社からの天下りです。
うちの会社はそこからの天下り先なので所長がコロコロ変わるのです。
この人がひどかったです。
M所長は自分が気に入ったパートの機械に張り付き手伝いをしていました。
それだけでも眉をひそめてしまうことなのに、外で彼女達と会い食事をしているのを何度も目撃されていました。
彼女達というのはカード専用号機で働くチーフオペレーター達です。
その頃人数にして12名が交代で24時間機械を稼働させていました。
その頃、それらの号機が一番を脚光を浴びていたとともに、一番大変な場所でした。
ですから手伝うというのはまだ分かるのですが、それで仲良くなって外でも会うようになったらしいのです。
私は地味な性格なのでそういうことは苦手ですから、誘われなかったのだと思います。
でも正直、所長の立場にある人間のすることではないな、と苦い気持ちでしたね。
会社をハーレムとかと勘違いしてるのかしら?という嫌悪感です。
大多数のパートや社員すらも同意見だったと思います。
所長の酷い点はただご飯をご馳走するに留まらず、自分の権限で彼女達を契約社員にしたことです。
これには呆れました。
おそらく食事の席でこんなに頑張っているんだから給料良くしてよ、なんて言われたんでしょうね。
そんなわけで同じ仕事をしているのに契約社員になった人となれなかった人が出来てしまったのです。
私は意気消沈してしまいました。
すごく大変な事をしているのは同じなのに所長に気に入られないと上へあがれないのかと思ったら何もする気にならなくなりました。
こんな会社にいるのが嫌で辞めたくなりました。
副業を始めて、いつ会社を辞めても大丈夫だと余裕ができた
結局、周りの人に慰められて辞めませんでしたね。
この仕事が好きなので、そういう優遇される人のことは目に入れなくして仕事だけコツコツとすることにしました。
自分の力以上に働くことはせず自分の納得のいく範囲で仕事をしています。
また副業を始めました。
パートなら副業が出来ます。
副業をすることで、いつこの会社を辞めても大丈夫だという気持ちの余裕が出来たし、会社の中だけの評価にとらわれなくなりました。
結局のところ、自分が納得のいくかどうかが仕事の幸せを決めているのだと思います。
私らしく欲しい金額だけ働ければそれで十分だと思うことにしています。
コメント