バス運転手に未経験から転職したい人必見!プロが教える仕事内容と年収

転職ノウハウ

1.バス運転手に転職したい方必見!年収&仕事内容をご紹介

『バス運転手って車を運転するだけで楽そうだ』『バス運転手の給料は高そうだ』と思っている方も多いでしょう。

しかし、安易なイメージだけで転職を決めてしまうのは危険です。

今回はバス運転手に転職したい方向けに、年収と詳しい仕事内容について解説していきます。

『バス運転手の仕事に興味があるけど、実際はどうなの?』『バス運転手ってどれくらい稼げるの?』といった疑問をお持ちの方は是非最後までご覧ください。

2.バス運転手の年収は?

それではさっそくバス運転手の年収を見ていきます。

人命を預かるバス運転手の年収はどれくらいなのでしょうか?

【平均年収は400万円前後】

実際のところ、バス運転手の平均年収は400万円前後になることが多いです。

日本のサラリーマンの平均年収とほぼ同程度。

『人命を預かる仕事の割には低い?』と思われる方もいますが、決して悪くはない金額です。

また、バスの運転手業界は深刻な人手不足にあり、たくさん働きたい方はどんどん仕事を入れてもらえます。

人並み以上に働けば年収も500万円以上は狙えるでしょう。

3.バス運転手に転職する前に知っておくべき仕事内容

「バス運転手の仕事=バスの運転」と考えるのはやや短絡的すぎます。

バス運転手にはバスの運転以外の仕事もあるのです。

【乗合バスと貸切バスの違い】

まず初めに、一言でバス運転手の仕事といってもいくつかの種類があることを知りましょう。

バスには大きく分けて乗合バスと貸切バスの二種類があります。

乗合バスは皆さんが普段利用している路線バスを指し、時間通りに指定されたルートを走ることが仕事になります。

貸切バスは主に旅行やツアーなどで利用されるものです。

添乗員さんが同乗し、観光客を目的地まで連れて行くことが仕事になります。

交通状況によっては臨機応変にルートを変更するといったことも求められるでしょう。

【高速バスの仕事内容】

また、バスには長距離を移動する高速バスも存在します。

『学生の頃にお金がなくて夜行バスで旅行してた』なんて方も多いのではないでしょうか?

距離にすると400km以上を何時間もかけて走ることになります。

長時間集中し続ける精神力と体力が求められる仕事でしょう。

【バスの運転以外にも仕事はある】

バス運転手にはバスの運転以外にも欠かさずやらなければいけない仕事があります。

自分が乗るバスの車両点検です。

エンジンやタイヤ、計器類まで異常がないか必ずチェックします。

ちょっとした確認漏れが思わぬトラブルにつながってしまうので、ここはかなり神経を使う仕事です。

お客様の命を預かる仕事ならではのプレッシャーがあるでしょう。

4.バス運転手に転職するメリット&デメリット

どんな仕事にも言えることですが、良い面もあれば悪い面もあります。

バス運転手に転職しようと考えている方も、メリット&デメリットを事前に把握しておくべきです。

【メリット①:人間関係のストレスが少ない】

仕事を辞めたいと思う最も多い理由が人間関係のストレスによるもの。

バスの運転手の主な仕事はバスの運転なので、乗務中は職場の人と関わることも少なく、人間関係のストレスも感じにくいです。

平均勤続年数が11年と長いのも、人間関係のストレスが少ないからだと考えられます。

【メリット②:一度就職したら長く働ける】

じっくりと腰を据えて長く働きたいという方にも、バス運転手の仕事は向いています。

終身雇用制が崩れ、転職も一般化していますが、バス運転手の場合、一度勤めると定年まで働く人が少なくありません。

真面目にコツコツとキャリアを積み上げたい方にはもってこいの仕事でしょう。

【メリット③:予定が立てやすい】

例えば営業マンのように、顧客の都合によって自分の予定を変更しなければならない、なんてことはバス運転手にはありません。

その日にどの行路を走るのかはローテーションで決まりますし、一日の流れもルーチン化されやすいため、自分の予定も立てやすいと言えます。

オンオフをしっかり区別したいという方には嬉しいメリットでしょう。

【デメリット①:勤務時間が長い】

続いてデメリットのご紹介に移ります。

バスの運転手は勤務時間が長くなりがちです。

勤務するバス会社によって変わりますが、人手不足の場合、一日の拘束時間が10時間を超えることもあります。

間に数時間の休息を挟むことはできますが、拘束時間が長い仕事は嫌だという方には厳しいでしょう。

【デメリット②:休日出勤がある】

バス運転手の業界は深刻な人手不足に直面しています。

そのため、一人でも欠員が出ると、休日出勤を依頼される場合も少なくありません。

当然、前述したように拘束時間も10時間以上になるため、肉体的に疲れやすい仕事だと言えます。

そもそもバス運転手の休みは月に4〜6日程度とかなり少ないため、その上休日出勤をすることになれば疲れもなかなか抜けないでしょう。

【デメリット③:座りっぱなしなので身体に負担がかかる】

バスの運転がメインの仕事になるため、基本的には座りっぱなしになります。

一度運転席に座ると、3〜4時間は運転することになるので、腰を痛めやすい人は特に注意が必要です。

休憩時間や休日をうまく活用して、運動したり、マッサージを受けたりと身体のメンテナンスも欠かせない仕事だと言えます。

【デメリット④:事故を起こしたら解雇になることも】

バスの運転手が最も気をつけなければいけないのは事故でしょう。

もし人身事故を起こせば、最悪の場合、業務上過失致死罪に問われ、一発解雇の可能性もあります。

また、交通事故以外にも、例えば乗り降りするドアに乗客を挟んでしまい、怪我をさせてしまった、といったケースでも傷害罪になります。

常に犯罪者になる可能性をはらんだ仕事であることを忘れないでください。

5.バス運転手には未経験でも転職できる?

様々なメリットとデメリットがあるバス運転手の仕事ですが、思い切って異業種から転職しようと思っている方もいるでしょう。

そもそもバス運転手の仕事には未経験でも転職できるのでしょうか?

【未経験者を受け入れる会社も多い】

結論から言えば、未経験でもバスの運転手になることはできます。

人材不足に悩むバス業界には、未経験者も積極的に採用している会社が多いです。

ただし、バスの運転手になるためには「大型二種免許」を取得する必要があります。

多くのバス会社では、入社後に大型二種免許の取得をサポートしてくれるため、未経験者でも特に心配は不要です。

ちなみに、すでに大型二種免許を取得済みだという方はかなり優遇されやすいです。

【普通自動車免許は必須】

未経験者でも安心とはいえ、普通自動車免許すら取得していない場合は難しいでしょう。

多くの会社で普通自動車免許の取得は応募条件として挙げられています。

人の命を預かる仕事なので、車の運転に全く慣れていないという方は、応募を控えるべきです。

6.バス運転手への転職に年齢制限はあるか?

『バス運転手の仕事に興味があるけど、自分の年齢で転職できるの?』

転職と年齢の問題は切っても切れない関係です。

こちらではバス運転手への転職に年齢制限があるのか解説していきます。

【年齢制限はない場合が多い】

結論からお伝えすると、バス運転手への転職には年齢制限が設けられていない場合が多いです。

どの世代からでも転職しやすいため、比較的採用の間口は広い仕事だと言えます。

ただし、メリット&デメリットのところで取り上げたように、体力的だけでなく精神的にも消耗しやすい仕事なので、自分の体力面&性格を見極めて判断することが大事になります。

【中には35歳で区切る会社も】

35歳転職限界説を耳にしたことがある方も多いでしょう。

幅広い世代から応募しやすいバス業界ですが、年齢制限を設けない会社ばかりではありません。

特に35歳までで採用を区切る会社もあります。

これはバス業界に勤める人材の高齢化が進んでいるためだと考えられます。

そのため、おおかた年齢制限は少ないものの、35歳以下の人材がやや有利になると考えておいてください。

7.バス運転手の仕事に転職するなら転職エージェントを使う

最後に、バス運転手に転職する際に最も効率的な方法をご紹介します。

それは転職エージェントを使うことです。

転職エージェントを使えば、専属のキャリアコンサルタントがあなたの条件にマッチした求人を厳選してピックアップしてくれます。

働きながら転職活動をする方にとって、時間を有効に活用できるでしょう。

また、履歴書の添削や模擬面接といった選考対策も実施してくれるので、初めて転職活動を行う方も安心感があります。

転職エージェントは最初から最後まで全て無料で使えるので、是非早めに登録するようにしてください。

【まとめ】バス運転手への転職は受け入れられやすい

運転手の高齢化にともない、バス業界は積極的に採用活動を行なっています。

そのため比較的、転職しやすい仕事だと言えるでしょう。

ただし、転職を決める前に年収や仕事内容についてしっかりと確認しておくべきです。

今回の記事で取り上げた年収や仕事内容を最後にまとめておきます。

・平均年収は400万円前後
・乗合バスと貸切バス、高速バスでは仕事内容が異なる
・バスの運転以外に車両点検の仕事もある

事前に正しい情報を仕入れることで、転職して後悔するリスクも低くなります。

バス運転手へ転職を考えている方に、今回の記事が少しでも役に立てれば幸いです。

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