エスティシャンを辞めた理由①過酷な就業状況
お店の営業時間は10時~20時まででした。朝は開店前に清掃や準備をするので9時半には出社をしていました。
その日の予約状況に応じて店長が担当者を割り振り、お客様へ施術をするのですが、お昼休憩がありませんでした。
「今日は近くのカフェでランチしよっと」的なことは一度もなく、空いた時間が数分でもあれば何かを胃に流し込むといった感じです。
私はお弁当を持って行っていたのでそれを空き時間に食べていましたが、食べれなかった日もよくありました。
お弁当を持ってきていない人は出勤時に買ってきたオニギリやパンを詰め込むようにして食べたりしていました。
エステティシャンを辞めた理由②サービス残業は当たり前
お客様が全員帰られた後はすぐ帰宅できるわけではありません。翌日の予約シートとにらめっこが続きます。
店長がにらめっこをしているので、下っ端の私たちが先に帰れるわけでもなく、「先に帰っていいよ」と言われることもありませんでした。
店長がなぜ予約シートとにらめっこしているかと言うと、翌日に来店するお客様に何のサービスを追加してもらうか?どのお客様からいくらの
売り上げを上げるか?を考えています。
例えば、「A様は痩身しかしていないから一緒に美顔も契約してもらおう!このコースを勧めるから30万!」「B様は脇の脱毛だけしかしてないからVラインと
ひざ下も!だから25万!」といった感じです。目標金額と担当者をシートに記入するのに1時間はかかります。もちろん、その間の残業代は支給されません。
そんなこんなで毎日、お店を出るのは22時頃でした。毎日2時間の残業をしていたのが馬鹿らしいです。
エステティシャンを辞めた理由③無理なセールス
前日の夜に決めた売り上げ目標を達成するために、お客様に必要でないコースを勧めなければなりません。
すでに何百万と信販会社からローンを組んでいるお客様にも新しくローンを組むように進めたこともありました。
それも辛かったです。
退職するのも一苦労!全く辞めさせてくれない会社
新卒で入社した会社だったので上記のような状態が当たり前だと思っていたのですが、そうではないと知り2年ほど勤務した頃に退職を申し出ました。
しかし、全く聞き入れてもらえず何度伝えても「そんなの無理だから。辞めたらみんなに迷惑がかかる。そんなことが許されると思っているのか?」と言われるばかりでした。
実際に、どの店舗も人の入れ替わりが激しく、みんな1年ほどで退職していきます。
中には精神的に病んでしまったスタッフもいました。
なかなか辞めれないので、無断欠勤を続けて強制的に退職する人もいました。
私は、実家の母が倒れたので、実家に帰ることになったと嘘をついて退職しました。
エステの仕事での転職が厳しくコールセンターでアルバイトに就く
給料を当時より下げたくなかったとことと、エステの仕事は好きだったので同業で探していましたが、なかなか良いところに巡り会えませんでした。
面接に行くと、すごく短いスカートを履いて男性の接客をするようなお店だったり・・・若かったので転職活動もそんなに頑張ってなかったように思います。
しかし生活もかかっているので、とりあえずアルバイトでもしようと思い、コールセンターの仕事を始めました。
時給もよく、残業代もしっかり支給される。
しかも休憩時間がきちんとあって座ったままで仕事ができる環境は、これまでと違い天国のようでした。
はじめは就職が決まったらすぐに辞めるつもりでしたが、働きやすくそこそこお給料もあったので結局そこで落ち着いてしまいました。
コールセンターの仕事で順調に出世し勤務も13年めに
アルバイトからリーダー、スーパーバイザーと昇格をし、契約社員として勤務していましす。今で在籍13年目です。
契約社員なので賞与などはありませんが、結婚して子供を産んだ今は残業の少ない部署に異動をさせてくれました。
今の部署はコールセンターではありませんが、子供の病気や学校行事にも柔軟に対応してくれるので助かっています。
急な欠勤でも嫌な顔せずに気遣いの言葉をかけてくれるのでとても働きやすく感じています。
正社員の仕事を探してコールセンターの仕事から転職を考えている
今の職場環境に文句はありませんが、今以上の昇給が見込めず退職を検討しています。
今の部署では正社員への登用チャンスもなく、今後制度が変更になる予定もありません。
子供が2人いますので、今後の教育資金と私たち夫婦の老後資金を貯めるためにはもっと稼がなければなりません。
すでに就職活動を開始しており、退職の意向も上司に伝えています。
上司は次の仕事が決まるまで働いてもらって構わないと言ってくれるので助かっています。
転職条件としては正社員で賞与あり、土日祝休みのところに絞って探していますが、子供がいるというのを先方に伝えるとあまりいい顔をされないのが現実です。
急な欠勤や遅くまでの残業に対応できないのが雇い主としては痛いみたいです。
それであれば、未経験でも未婚の若い方を採用していというのが企業の本音なんだと思います。
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