新卒で総合美容の会社に就職!憧れのエステティシャンに!
私は20歳で美容専門学校を卒業して、新卒で総合美容の会社に就職しました。
高校在学中は美容師になるのを夢見ていましたが、当時はテレビなどで「カリスマ美容師」と呼ばれる方々が紹介されるようになり、競争率も高く就職難だった為断念しました。
当時の担任の先生に美容専門を紹介してもらい、同じ美容でもエステやネイル、メイクなどを習得する学校は魅力的で、専門学校在学中は高校時代よりも必死に勉強して資格もいくつか取得しました。
就職活動はスムーズには行きませんでしたが、何とか希望通りの地元の会社に内定が決まり、晴れてエステティシャンとしての生活が始まったのです。
現実は厳しい!エステティシャンの仕事は想像以上の過酷労働だった
入社1年目は技術者としても半人前だったので、休み返上で職場に行き、ひたすら技術練習をしました。
元々人見知りというのもあり、初めてお会いするお客様との会話がなかなか続かず、まともに接客が出来るようになるまでに1ヶ月はかかりました。
2年目に入る頃にはそれまでの努力を評価してもらって、役職を付けてもらえるようになりました。
その後お給料も上がり、会議にも参加するようになった頃から生活が一変していったのです。
日々のサロンでの業務はもちろん、営業後から深夜まで続く会議。
お客様の施術に入る傍ら、毎週提出しなければいけない会議資料に追われ、寝る時間も休む時間もままならない状況の毎日。
役職が上がるにつれてお給料も上がりましたが、拘束時間もどんどん延びていきました。
しかし業績が下がれば役職者から給与カットの対象になるので、多い時は10万近くカットされた時もありました。
経営者が男性だったのもあり、早く帰れそうな日でも社長に呼び出されたら直ぐに行かないといけなかったので、食事という名目で深夜まで拘束されることもしばしば。
思い返せば辛いことも沢山ありましたが、同期入社の子と励まし合いながらの仕事は、同志としての絆が深まりました。
辛いことだけではなかったので、今では社会勉強だったと思えます。
転職を決意し退職の手続きに入るものの、会社の対応が悪かった
私が当時の会社を退職しようと決意したのは、入社して13年目に入る前のことでした。
結婚する時に上司から色々と嫌味を言われて辞めようと思ったことがありましたが、その時でも既に10年近く働いていたのでタイミングを逃した状態になっていました。
長く勤めた会社を辞めようと決意するには時間がかかりましたが、決意してから行動に移すのは一瞬でした。
退職希望日の1ヶ月以上前に上司に伝え、それからは退職するにはどういったことを準備しないといけないか調べる毎日です。
有給休暇の残日数を調べ、退職後にハローワークに手続きに行く段取りの確認などもしました。
当初は一旦失業手当を受給する予定だったので離職票も必要でしたが、上司の段取りが悪く手元にない状態での手続きになったりなど、会社への不信感を残したままでの退職となりました。
美容業界とは全く違うアパレルの仕事に誘われ、接客業へ就職
少しの間は失業手当を受給しながらゆっくり就職活動しようと考えていましたが、友達の妹から今までとは全く違うアパレルの仕事の紹介を受け、経営者にお会いすることになりました。
私よりも少し年上の男性の経営者でしたが、私の今までの経歴を見て、熱心に誘ってくださいました。
転職先の会社は主にアパレルの代行をしている小売業の会社で、最初にお話を受けたショップは自宅からほど近い場所でした。
前職と同じ接客業ではありますが、エステのような顧客様が常に来店するお店とは違うので不安も大きかったです。
またパートさんも多く、前職とは違って私よりも年上の方が多い職場だったので、慣れるまでに少し時間がかかりました。
入社半年で店長に抜擢!今は楽しくファッションの仕事ができている
入社して1,2ヶ月で業務も慣れ、スタッフとも少しづつ打ち解けてきた頃に、私の知らないところで店舗責任者とスタッフ間で揉め事があったりもしました。
半年が経つ頃には経営者から直々にお話をいただいて、店長という役職も付けていただきました。
本社会議で出張に行ったり展示会に行ったりなど、今までとは全く違った世界で、何もかもが真新しく感じる日々です。
元々美容業だったので、自分を着飾るファッションにも興味があるので楽しく仕事をしています。
仕事も楽しいし人間関係も良好!転職して本当に良かった!
新卒で入社した会社ではある程度の役職もあり、慣れた環境から新しい場所へ移るには不安や面倒な気持ちが大きく、辞めたいと思っていてもずるずると続けている毎日でした。
また、20歳の頃からエステの仕事しかしていなかったので、全く違う業界で働けるとも思っていませんでした。
会社への不満や上司への不信感が大きくなってきたところで爆発するように退職してしまいましたが、改めて考えてみても退職して良かったと思っています。
どちらも女性ばかりの職場ですが、今の職場はパートさんが多く年齢層も高めなので、人間関係は良好です。
この年齢で新しいことへの挑戦が出来るとは思っていなかったので、今の会社には感謝しています。
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