歯科衛生士として新卒で勤めた歯科医院で先生から新人イジメにあい退職
私は歯科衛生士の仕事をしていました。
卒業してはじめて勤めた歯科医院での体験です。
社会人としても、歯科衛生士としてもはじめての歯科医院でまず最初にやめたいと思ったのは先生からの新人いびりでした。
ベテラン衛生士の先輩には注意しない細かいことも私がすればすぐに怒られました。
自分自身、はじめての職場で、仕事ができないので今思うと仕方がないことだとは思うのですが、毎日とても緊張して仕事に行っていました。
怒られたくないので、積極的に仕事に携わることができずに、消極的な態度になってしまい、それがますます気に入らなかったのか、新人いびりはそこの歯科医院を辞めるまで終わることはありませんでした。
そこの歯科医院は患者さんの数も少なくて、積極的に最新医療を実施するようなところでもなかったので、1年ちょっとで辞めてしまいました。
次に勤めた歯科医院では院長からのセクハラに遭い耐えられずに退職
次に勤めた歯科医院では、女性として心に傷を負う体験をしました。
次の歯科医院は患者さんも多く、最新の設備と医療内容で私自身やる気に満ち溢れていました。
前回の歯科での反省もふまえて、積極的に仕事に携わるように努力しました。
早朝、歯科医院の診療時間前に出社し、自分のスキルを磨くために仕事の練習をしました。
わからない部分は院長や、ほかの先生、先輩方に積極的に聞いて、勉強しました。
院長や、ほかの先生方も私のことを認めてくれて、仕事を任せてくれていました。
ですが、ある日の診療中、思いもかけないことが起こりました。
いわゆるセクハラです。
それも院長からの。ここで内容を詳しく書くことはやめますが、私はとても傷つきました。
驚きと悲しみと悔しさで打ちひしがれた気持ちでした。
数日休暇をとり、同僚には相談できずに辞めることになりました。
最後の日、制服を返さなければならなかったので、歯科医院に行きました。
院長にはどうしても会いたくありませんでしたが、会わざるをいけない状況になり、挨拶をしに行きました。
院長には辞める理由を話しておらず、奥様と話をしていたので、やめる理由を院長に聞かれました。
私は率直に院長からのセクハラが原因だと伝えました。
しかし、院長はセクハラを認めませんでした。
それがセクハラになるのかといわれました。
私は絶望感でいっぱいになりました。
自分はこんなに傷ついているのに、まったく取り留めのないことだと言われている気がしました。
泣きそうになりながらも弱みを見せたくなかったので必死に耐えました。
院長室を出るときに、院長は誰にもこのことは言わないでねと笑いながらいいました。
その時点で奥様は知っていたわけですが、夫婦の会話もない雰囲気だったので院長は奥様がまさか理由を知っているとは思わなかったのかもしれません。
大きな歯科医院に就職したら今度は派閥があり人間不信になっていった
それからすぐに別の歯科医院で働くことになりました。
今回の歯科医院もとても大きな歯科医院で、先生たちも複数人いるし、大学のインターン研修の機関になっている病院でした。
衛生士の数も多く、治療チームと口腔衛生チームにわかれて仕事をしていました。
女性の数が多い職場ではありがちなのですが、派閥というものができていました。
お局チームと若者チームです。
お局チームの中心人物が私の同級生のお母さんであったこともあって、私はお局チームに入れられました。
みんな和気あいあいと楽しそうに話しているという雰囲気で、派閥はありながらも仲良くしているように見えました。
しかし、それも仲良くなればなるほど違っていたことがわかってきました。
若者チームの派閥の中心人物の歯科助手の方が私のことを気に入ってくれたのですが、それから毎日のようにお局チームの人たちの悪口を聞かされました。
私はお局チームにいる立場だったし、友達のお母さんの悪口を聞くのも胸が痛みました。
そして、お局チームの先輩衛生士も一緒になって友達のお母さんの悪口を言うのです。
でもお局チームにいるときはその人には絶対に刃向わないし、全面的にいうことを聞いていました。
そこまでしなくてもというおつかいも自らすすんで引き受けていたくらいでした。
私は慕っているからそんなことまでしていると思っていたのです。
それが違っていて、悪口を言って盛り上がっているのです。
信用を裏切られた気分になり、だんだんと人間不信に陥っていきました。
一日中、いろんな人の顔色をうかがって過ごしていました。
心療内科で不安障害と診断されたれ、1年半後退職することにした
そんな生活が一年以上続き、今度は体調が悪くなりました。
何もしていないのに、急に脈拍が早くなって、息が苦しくなり、過呼吸やパニックを起こしてしまったり、強い不安感が襲ってきて何もできなくなってしまうようになりました。
はじめは内科的な病気かもしれないと思い、内科を受診しました。
診察結果は異常なしでした。
それでもやはり症状は治まらず、今度は心疾患をよく見てくれる病院へ行きました。
そこでもたくさんの検査をしましたが、やはり異常はありませんでした。
そして、心の病なのかもしれないと思うようになり、そのころ付き合っていた彼氏のすすめもあり、心療内科を受診しました。
そこでついた病名は不安障害です。
薬を飲みながら、仕事を続けていましたが、一年半後に離職することにしました。
以上が私の仕事をやめたいと思った体験です。
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