食品系の商社に10年間、営業と営業事務として勤務している
私は、10年間同じ会社で働いています。
食品系の商社です。
商社というと聞こえはいいですが、昔ながらの卸問屋です。
過去に1度転勤をしたので、今の事務所にいるのは6年目になりました。
以前は、営業をしていたのですが、現在はその知識を活かして営業事務を行っています。
1ヶ月前、転職活動をしてみたが自分の実力を考え会社に残ることにした
1ヶ月前、私は転職活動をしていました。
リクナビやマイナビなどに登録をし、エージェントと面談をし、職務経歴書や履歴書を書きました。
やはり10年も同じ会社にいると知らず知らずの内に給料は上がっているもので、これといって専門性もなく、マネージャー職に従事していたわけでもない(職場・給与に基準を設けてもいた)私に回されてくる職種は、小さな会社の営業職のみでした。
それに落胆した私は、転職活動を辞め、今の会社に残ることを選択しました。
決算翌月以外は暇すぎる部署で周囲も全く向上心がなくうんざりしていた
この会社は、部署によって仕事内容や就業時間、有給取得量など全く異なります。
私のいる部署は決算翌月は忙しいのですが、それ以外は全く仕事がないといっていい部署です。
周りは私が年中暇にしていることも分かっていますし、私の上司のことも上から仕事をしていないと評価されているのを知っています。
そんな環境が嫌で、その中で腐っていくことが嫌で、プライベートを充実させるように努めていました。
仕事中に資格の勉強をしたり、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり。
それでも、仕事自体は暇で、やりがいもなく、かといって有給を使って休むも出来ず、自分がどんどん腐っていくのがわかりました。
新たな仕事見つけても、上司も暇なのでそれを横取りしていきます。
最後は、観葉植物の葉っぱの裏を掃除するところまでたどり着きました。
それも奪われました。
周りのレベルの低さにも辟易していました。
仕事が遅い、責任を負わない、部下を育成しない、パワハラが横行している、社内不倫、いじめ…その他には、自己啓発も全くなく、いつまでも同じやり方で同じように時間が掛かることをし続けるのをみていると無性に悲しくなりました。
上も下も現代から遠くかけ離れた次元で話をしているようで、時々彼らは何がしたいのは分からなくなることもありました。
また、同業他社はAIやITを駆使し得意先に対して積極的なアプローチを仕掛けているにもかかわらず、地域密着で泥臭い商売がウチのやり方だとトップダウンで降りてくることも信じられませんでした。
そしてまた、経営方針が「やる気・本気・元気」という小学生の夏休みの標語かと思うような内容で、しかもそれを対外的に発表する際に私が原稿を書いたのですが、その時はさすがにこの会社終わったなと思いました。
また、働き方改革の流れでそれに応じたチームを本社管轄で立ち上げたのですが、その内容もお粗末以外の何物でもなく、そのこともあり会社が信じられなくなりました。
しかし、福利厚生面や仕事量、年齢のことを考えると動き出すことは出来ませんでした。これが第2回辞めたい時期です。
6年前、仕事でも私生活でも行き詰まり精神科に通うことになってしまった
入社から4年間営業の仕事をしていたのはお話しましたが、なぜ営業から営業事務へと変わったかをここでお話します。
全国規模の会社の為、自分がどこに飛ばされるのかは、全くの未知ですが、私は運よく実家の近くの支店に配属になりました。
近くといっても高速で1時間ですが、近すぎず、遠すぎず、ほどよい距離でした。
営業の仕事は単に物を売るだけではなく、納入した商品を売れるようにレイアウトしたり、販売方法をお店に教えたり、また事務所に帰ってくると事務作業がありと、どこの営業にでもあるような仕事ですが、それが何十企業分ともなると時間に追われ、作業に追われ、得意先に追われている内に毎月のエンドレスな売上ノルマが達成出来ないようになってきました。
達成出来ないと上司から怒られ、給料が下がり、モチベーションも下がりと、鬱々と悩んでいるそんな時に限って、彼氏が勝手に会社を辞めてウチに転がりこもうとしていることが発覚しました。
そのことも重なり、ついには精神の病院にお世話になることになりました。
とても軽度であった為に診断書はいただきませんでしたが、全てのことが嫌になり、彼氏と別れ、その時の上司に辞めたい旨を相談しました。
すると、その月から営業を離れることが出来、今の業種とは少し違う営業事務になることが出来ました。
定時に仕事を終え、休日も確保される環境でやっと落ち着くことが出来ました。
これが第1回目の辞めたい時期です。
退職しないことを選択したが、それが正しかったのかは今でもわからない
結局私は、辞めずに同じ会社にいることを選びましたが、それが正解なのかも分かりません。
慣れが引き起こす暇という苦痛に苦しみ続けるのは確かです。
それを解消する為の努力をこれからしていかなくてはなりません。
新しい自分になりたくて活動を起こしました。
失うものはないという思いでもありました。しかし、30代になり随分腰が重くなったのも確かです。
今から出来る事はないかと日々探しています。
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