やりがいがあった幼稚園の仕事を退職!理由は先生同士の人間関係!

みんなの退職体験談

幼稚園勤務の現実!1時間以上早く出勤して準備!

私は、4年間幼稚園で働いてきました。

勤めていた幼稚園の規定では8時30~17時30の勤務時間のはずでした。しかし現実はそんなに甘くありません。

登園バスと早朝の預かり保育が8時からなので、担当にあたっていればそれまでに部屋を開けて、その日に必要な物を準備しなければなりません。

新人だった私は、朝7時すぎから遅くても30分までには幼稚園に到着していました。

分からないことだらけ!でも楽しく幼稚園勤務働けた1年目

1年目は5つ上の先輩と組ませてもらい、年少組(3歳児)を担当していました。

初就職の場であり、経験もなかった私は先輩に付いていくことに必死でした。

先輩はとても優しくて、毎日丁寧に指導してくださっていました。

退職されることを知ってからは、この先どうなっていくのだろうという不安でいっぱいでした。

後輩もでき、指導する立場の自覚が芽生えてきた2年目

2年目は、フリーの担当だったので、雑務や補助としてクラスに入ったり、未就園児を担当する毎日を過ごしていました。

パートの先生と組んで保育をする日は、失敗しないかいつも心配でした。

少し厳しい方でしたが、同期と愚痴を言いながら、耐えることが出来ました。

フリーの担当での役割は全学年いつでも補助に入ることだったので、楽しみでもあり接し方が難しいと感じるときもありました。

2年目になって後輩が入ってきたことで、しっかりしなければならないという責任感が出てきました。

自分が1年目に教えてもらったことを伝え、育てていこうと思いました。

後輩が他の厳しい先輩方にきつく言われているのを見て、励ますことしか出来ませんでしたが、頼ってくれるようになり、心を開いてくれたので少し嬉しかったです。

1人で年長組の担任!やり遂げるもののプレッシャーで体調を崩す

3年目は、予想にもしていなかった年長組(5歳児)の1人担任を言い渡されました。

私の働いていた幼稚園では、年長組でマーチングをしていました。

年少組から少しずつ取り組んでいる内容ではあるのですが、集大成となる年長組では熱の入り方が全く違うのです。

私自身、高校生の時にマーチングをしていたので、自分の経験を活かしてほしいと園長先生からも言われていたので、期待に応えられるのかというプレッシャーがありました。

3クラスが合同で楽器ごとに練習を行うのですが、場所も限られているので、なかなか思うように子どもたちを動かすことが最初は出来ませんでした。

しかし、練習を重ねるごとに要領も分かってきました。

子どもたちは思った以上に頑張り屋さんで、家ではしんどいと言いながらも、幼稚園では弱音を吐くことなく日々取り組んでいました。

園長先生も時折練習に参加してアドバイスをしてくださるのですが、少しおふざけが入るので、子ども達の集中力は途中で途切れてしまうので、ちょっと…と思うこともありました。

運動会で成果を見せるのですが、大成功で終えることが出来ました。

園長先生のお気に入りの先輩がいたので、べた褒めで1年が終わりました。

しかしこの年、私は体調不良になりました。このとき、もう辞めようと初めて決意しました。

1人担任での負担、先輩の要望に応えきれず限界がきてしまい、2~3日出勤出来ない状態になりました。

しかし、正直に心境を伝えたことで、先輩や園長先生は支え続けてくださいました。

その結果、再び出勤することが出来ました。

退職を決意した4年目!精神的に追い詰めてくる先輩の存在

そして本気で辞めたいと思った4年目が来ました。

引き続き年長組の担任になったので、1年の流れは分かっていました。

しかし今まで年長組を担任していた先輩方は辞めてしまい、子どもの減少により、3クラスが2クラスになりました。

そこでペアになったのが8年目の先輩です。

元々年中組をずっと担任していた先輩なのですが、園長先生が見ていない時の保育は大人の私でもびくびくしたり緊張したりしてしまうほど怖いです。

子ども達のこと好きじゃないのかな?と思うほど、言い方や扱い方が雑というかきついです。

そんな先輩から初めに言われたのは、「あたし年長組のこと分からんから、全部教えてな!」でした。

当たり前のことですが、先輩自身、長年勤めているのに分からないというのは恥ずかしいというプライドがあったのか、とても必死でした。

そうは言いながらも、こちらが伝えたことに対して反論をしてきたり、聞いてないと言ってきたりしていました。

先輩は自分のことばかりで、あれやっといて、これやっといてということがとても多かったです。

頼まれたら断れないので、必死にやります。

しかし、先輩の思ったような仕上がりでなければ、結局先輩がやり直す。

いや…それなら最初から自分でやるか見本だけでも作って、頼まれるほうがマシ、と思うようになりました。

文句を言いたくもなりましたが、ペアは先輩しかいないですし、結構根に持つタイプだったので、次の日にも機嫌が悪いままのことも多かったので、我慢していました。

同期に愚痴を言っても、気持ちは晴れない日々が続き、また体調不良になりました。

しかし、出勤しないわけにはいかないという気持ちが強く、休むことはありませんでした。

無理をして出勤していたので、日中にフリーの先生に入ってもらうこともありました。

園長先生も察知したらしく、色々と話を聞いてくださいましたが、聞くだけで先輩に対して何かいうわけでもありませんでした。

1年間耐え続けましたが、来年もきっとこの先輩とペアだと考えただけで、耐えられませんでした。

幼稚園で働くことは、小さい頃からの夢だったので、辞めることは嫌でした。

でも、それを上回る辛さが現実にはありました。

たった1年でこんなにも精神的に追い詰められるのかというくらい、しんどかったです。

4で幼稚園を退職!働くのには人間関係が大切

4年間という短い間でしたが、人間関係の大切さを感じました。

そして、こんな先輩になりたくないという気持ちがより一層深まりましたし、こんな人がいるんだということも知りました。

今は主婦をしていますが、次働く時にはまた新人から始まります。

先輩を選ぶことは出来ませんが、人との付き合い方を考えて働こうと思います。

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