夢がなく、先生の勧めで管理栄養士になり幼稚園に就職
私は昔から夢がなく、それを見かねた高校の進路指導の先生から英語科か保育科、栄養科ならどれがいいかと尋ねられて食べることが好きだから栄養科がいいですと安易に大学の進路を決めました。
四年大学を卒業すると栄養士の資格が与えられ、管理栄養士国家試験に合格すると管理栄養士がもらえるという流れでした。
無事に卒業後幼稚園で働きだし、献立作成や発注業務、調理作業と自分よりかなり年上のおばちゃん達をまとめながら栄養士の仕事を務めました。
保育士の先生達もとてもいい人で、園児は作った給食は残さずしっかり食べてくれてとても可愛かったです。
栄養士の仕事に対して、不満があったわけではありませんでしたがその時同棲していた彼がいて、仕事でも献立を考えて食べて、その後には食器を洗ってのローテーションで家でもそのローテーションで正直飽きていました。
今後、結婚してからも、本格的に共働きとかになれば毎日1日中食事のことしか考えないのかなと不安になりました。
自分がそういう人生でいいのかと、自分の人生をそういう風に生きてしまって公開しないのかと。
栄養士の仕事を一年ごとの更新の契約内容だったので、ハローワークやインターネットで仕事を探しました。
その時は、インターネットの転職サイトで仕事を決めることに一歩踏み出す勇気がなかった為にハローワークに通うことが中心でした。
卒業して一年だったので大学の学生課に通うという手もあったかと思いますが、栄養の道とは違った仕事をしてみたかったので、栄養士以外の資格がない自分にできる仕事があるのか心配でした。
宝石店のブライダルジュエリー専門店に就職!初めての接客業
学力には自信はありませんでしたが、人と話すことが好きで人見知りしない性格だったので接客業をしてみようと宝石店の販売の求人に応募しました。
面接を二回受け、社会人歴が浅い私を雇っていただけました。
宝石店といっても、ブライダルジュエリーが専門で時には結婚された方が赤ちゃんが産まれたということでベビーリングを買いに来たり、結婚10周年お祝いするスイートテンダイアモンドのプレゼントを買いに来たりと1日の勤務の中で接客するのは平日であれば二組ぐらいでした。
ブライダルということで土日がメインの仕事で、友達の結婚式以外はほぼ出勤でした。
社会人歴が浅く、休みが不定期ということにもそこまで抵抗がなかったので逆に良かったなと思います。
お客様と話すことは楽しかったですが、ブライダルジュエリーとなれば普通のプレゼントとは違い、一生物です。
額かも婚約指輪の相場が30万、結婚指輪の相場が20万ととても高単価なので宝石店を何件も見て回る人が多く、せっかくだから都会で買いたいというミーハーな方も多かったです。
職場に慣れてくるとスランプに陥り、なかなか売れない時期が続きました。
静かな職場で自分の接客を上司が聞き耳を立てて聞いているという状況に耐えられず、焦って売り逃がしたり、ミスをしてしまったりとその時期は仕事に行きたくないと毎日思っていました。
仕事がうまくいっていないと、休みの日でも明日仕事だと暗い気持ちになってしまってこのままではダメだとお客様に売りたいという気持ちをなくすことにしました。
売りたいという気持ちが接客にも表れて、逆にお客様を遠ざけていたのか、売りたい気持ちを無くすとスランプから抜けることができました。
接客業でも私はお客様は友達と思って接客しています。
友達の為なら親身になってその人の話や期待に応えたいと思う気持ちに自然になれ、お客様も本当の気持ちを教えてくれます。
一回の接客に入ると早くて一時間、かかる方だと3時間ぐらい接客をすることになります。
その中でお客様のテンションを落とさず、即決させるテクニックを身につけるまでには一年ぐらいかかりました。
その時はまだ結婚していない私の言葉には説得力が乏しかったと思いますが、即決されなかったお客様から再来店時に私はいるかと指名していただけた時はとても嬉しかったです。
なかには結婚しましたのハガキをお店にくれる人もいました。
今でもそのハガキやお手紙は大事に保管してあります。
異業種への転職は心配だけど後悔しないように努力すればいい!
結果、私は転職してよかったと思います。
最初は異職種の転職に親も反対でしたが、今では親とあの時転職しててよかったねと言ってくれます。
人生は一度きりなので、転職しようか悩んでいる人がいれば背中をおすと思います。
もしかしたら、転職した職種が自分の天職かもしれないですし今より幸せになれるかもしれないからです。
もし、転職して後悔する時があったとしても自分で後悔しないように努力すれば何のも問題もありません。
要は自分自身の頑張りだと思います。
私は違う職種から接客業について、さらに自分のできる幅を広げられスキルを上げることができました。
こらからもいろんなことにチャレンジしていきたいと思います。
転職したことに全くの後悔はありません。
これからも接客を頑張っていきたいとおもいます。
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