簿記検定2級と税理士事務所での10年の経験は転職にとても有利だった
私は、40代の兼業主婦です。
子供が3歳になった時から仕事をしています。子供が小学校卒業まではパートで、その後は正社員として働いてきました。
転職回数は5回。職種は経理です。
高校在学中に日本商工会議所簿記検定2級を取得していましたので、転職活動において特に困ったことはありませんでした。
また、税理士事務所で10年超努めていましたので、一般企業の経理職への転職や、税理士事務所への転職等、前職よりは給与面で優遇される転職先を決めてきたこともあり、今までの転職活動に不満は特になありませんでした。
今回、4月に私の中で最後と決めた転職をしました。
その前の職場は税理士事務所です。
税理士事務所という職場柄、法人の申告時期・確定申告時期・年末調整時期などなど残業時間が入社当初の話とは違うほどの残業時間となっていました。
その分給料は十分すぎるほどもらっていたのですが、やはり兼業主婦なので、あまり残業が続くと家族にも迷惑をかけてしまいます。
また、疲れ切って帰ってきてから家事をするのがしんどく外食も増えてきて、給料が増えても食費も同じように増えてしまって、何のために働いているのかわからに状況になってきました。
離職率が5年でほぼ0%で残業なし!給料よりも就業関係を重視!
転職を考えだしたのが昨年末ごろでした。
ちょうど会計の専門学校が運営している人材紹介に登録をしていたので、連絡をしました。
すぐに何件か紹介があり、その中にはかなりいい条件を提示してくれたところもありました。
が、私の中で最後の転職活動と決めていたので、給料面重視ではなく、離職率および会社の就業関係を重視してチョイスしました。
その中で、面接時に「残業一切なし」と約束してくれた会社が今の会社です。
今の会社は経理が不在の状況が長く、また、税務申告関係も丸投げのところでしたので、月々の損益が一切把握できていないことを社長がとても悩んでおられる状況で、私の職歴をみてすぐに採用したいといってくださいました。
私も「残業なし」で事務職の離職率が5年間で0%に近い会社でしたので、是非とも入社させていただきたいと思い、人材紹介会社を通して契約をしました。
当初の入社美は3月21日。
勤務中の税理士事務所で確定申告までは勤めて、その後退職というスケジュールを組んでいました。
契約後すぐに前職には退職したい旨伝え、最後の確定申告は責任をもってやりきるとお伝えしました。
今年の確定申告は今までの税理士事務所勤務で一番ハードな毎日となりました。
事務所の他の人も私が退職の意向だとわかっていて、担当していた関与先の引継ぎもいろいろ考えてくれてはいたのですが、何分申告業務が忙しくてちゃんとした引継ぎもできずに確定申告を終えました。
確定申告と同時進行で、私の後任の採用活動も行われていたのですが、税理士事務所の勤務経験者の応募が一切なく、確定申告が終わった状況でも後任が決まっていない状況でした。
私は、すごく悩みましたが、とりあえず人材紹介会社の担当者へ連絡をしました。
入社の日時を4月1日に変更してほしいと。
私の中ではイチかバチかでした。
応募者のほうから入社日を変更を依頼するということ、会社にそれならもう結構です!!といわれたら、また転職活動はいちから出直しになること、それも覚悟したうえでの連絡でした。
担当者が社長へ連絡したら、4月1日に必ず入社してくれるなら待つとの返答だったそうです。
安堵しました。
それからの10日ほど、前職の税理士事務所で私にできることを探し、採用活動もお手伝いをさせていただきました。
結局後任は3月末でも決まりませんでしたが、私の中ではもう十分できることはしたという気持ちがありましたので、もう退職日を伸ばすことはせず、3月末で退職をしました。
採用取り消し覚悟のお願いが逆に自分への信頼へと繋がった!
4月の初出勤の日、私の出社と社長の出社が同時となりました。
外でしたが、当初の入社日を変更したことを社長へお詫びしました。
社長からは「入社日を変更してまで前の職場できちんと最後の仕事をする人だとわかり、面接のとき以上に信頼できる人だと思い、快諾しました。本当によく来てくれました」と言っていただきました。
私のわがままで入社日を変更したのに、かえってそれで責任感のある人だという印象を持っていただけたこと、本当にうれしかったです。
入社してからはまずたまっていた仕事の処理です。
かなりの量がありましたが、前職に比べたらどうってことないと思えました。
そう思わせてくれる前職にも感謝です。
少々の仕事量ではへこたれないスキルと自信をつけてくれた職場でした。
私の中でこれが最後の転職です。
いまの職場で定年まで勤める気です。
絶対勤めている間に不満も出てくると思いますが、入社を待っていただいた上に入社したことに感謝を伝えてくれる社長を悲しませるわけにはいきません。
絶対定年まで勤めあげると覚悟のうえで、これからの日々を過ごそうと思っています。
私の周りには、転職を考えている人がたくさんいますが、私なりにアドバイスしながらみんなも転職して後悔がないようにしてほしいと思います。
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