医療法人に経理として入社!しかし前任者が全く引き継ぎをしてくれない!
私は、3年前職員150名規模の医療法人に経理として入社しました。
その当時、その医療法人は、業務改革の真っただ中で、事務長の交代および古い経理の方の配置転換を検討していた時で、私が入社した時に新しい事務長も採用された時でした。
古い経理の方からの引継ぎは、嫌がらせの連続でした。
150名規模の医療法人とはいえ、経理内容は簡単でしたので、経理は1名のみ。
その方からの引継ぎがなければ何もできない状況です。
でも会計ソフトの入っているパソコンは1個のみ、そのパソコンは前任者がずっと使っているため、経理の隔離された部屋で二人きり、何も教えてもらえない日々が1週間ほどありました。
1週間たっても状況は何も変わらないため、事務長を巻き込んで、古い経理の方に引継ぎをするよう促したら、なみだ涙で、自分がどんなにこの法人に尽くしてきたかのアピール、配置転換になってもやったことのない業務で自信がないからなんとか経理の補佐としてでも残してほしいとのこと。
でも私は税理士事務所での勤務10年以上で、これくらいの医療法人の経理業務の内容はある程度想像できたので、二人はいらないこと、あまりにも無駄な作業が多いことを指摘し、あなたの希望はかなえられないことを伝え、引継ぎができないなら、自宅待機をお願いすることにしました。
前任の経理の異動の引き伸ばし工作にウンザリ!自力で調べて給料計算
本人も自宅待機はつらかったのか引継ぎには応じたのですが、次は引継ぎ期間を引き延ばす作戦に出ました。
引継ぎ作戦をしていても、会計ソフトと帳簿さえ私の自由にできれば特に教えてもらわなくてもできます。
ただ、給料の計算だけは法人ごとに違うので、これだけは教えてもらわないとできません。
私は2月入社だったのですが、前任の方の配置転換は4月1日に決定しました。
同じ部屋で仕事をするだけ無駄だと思ったからです。
唯一のネックの給料計算は、前月のを見ながらなんとか仕上げました。
もうこれで前任の方はいらないと思っていたのですが…
この医療法人の昇給は4月でした。
その方の最後の抵抗は、昇給に関しての引継ぎでした。
昇給があることも一切それまで新しい事務長にも私にも伝えず4月の給与計算まで経理として残ってやろうという算段でした。
他の職員からこの春の昇給はどうなるのかとの問い合わせで4月が昇給月と知り、前任の人を問いただしたら、昇給の作業は私しかできない、私だけが資料を持っているなどなど最後の抵抗です。
このときすでに配置転換の1週間前。
その時4月の給与計算まで前任の人を残すかどうかとの検討もありましたが、当初の異動日時を動かさないという決定になったので、昇給に関しても私が手探りですることになりました。
理事長秘書とは名ばかりの雑用係を兼務することに!我慢できずに退職
そしてやっと4月。
前任の方もいなくなり、私なりの経理業務を作り上げたころ、事務所より理事長秘書も兼務してほしいと話がありました。
経理業務は慣れてしまえば、そんなに業務量もなく時間的にも余裕があったので、私は手当がつくことを期待して承諾しました。
それが間違いでした。
理事長イコール院長です。
今思えばもっと適当にあしらっていたらよかったのですが、その時は入って半年もしない私に兼務の秘書まで任せてもらえたことがうれしくて、必要以上に頑張ってしまいました。
ただ、秘書業務といっても大きな病院でもないためする仕事といえば院長のご機嫌取りとプライベートのつかいっぱしりです。
ボールペンがつぶれたといえば、百貨店へ修理の依頼、病院着は他のクリーニングと一緒に出してほしくないからクリーニングの手配、旅行の際のJRやホテルの手配などなど。
本当にばからしい仕事ばかりです。
でもそれも給料になると思って文句ひとつ言わずこなしていました。
ある日、内線電話が鳴った時に、ほかの業務の対応をしていたため出れなかったことがありました。
でも急ぎならまた電話があるだろうと思っていたら案の定内線電話です。
すぐに院長室に来るようにと。
私が院長室へ行くと、電話機を投げつけられました。
「院長である僕の電話以上に大事な仕事はないはずだ。なぜ電話に出なかった!!」です。
あきれました。
私は院長秘書の前に経理課長です。
会社の資金をすべて任されている存在です。
それを軽く見られているような気がしました。
その時に糸が切れたのだと思います。
もういつでもこんな病院辞めてやると。
それからは、毎日なにかきっかけがあればやめてやろうという気持ちでした。
そしてとうとうその日は来ました。
院長からの内線電話です。
すぐに院長室へ上がりました。
その時に言われた用事は、病院着のズボンのゴムが伸びているから入れ替えてほしいとのことでした。
その時に切れました。
院長の前では平静を装い部屋を出ましたが、自分の机に戻り辞表を書いてすぐに辞表を出しにまた院長室へ行き辞表を出しました。
院長はその時「??」でした。
いままで言ったこと全部ちゃんとやってきてくれたのになぜ?っていう感じです。
でも、私にはズボンのゴムの入れ替えが許せなかった。
私はあなたの嫁じゃない!!いち職員だ!!と。
後にも先にもこの職場だけです。
私が無責任にも、感情だけで退職したのは…でも後悔は一切ありません。
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