結婚が決まり、式の準備と仕事とで毎日クタクタ!でも退職する気はなかった
無事に転職して収入にも会社の雰囲気にも満足していた会社でした。
外資系の大手のIT関係の管理部門で働いていました。
独身の時は辞めたいと思わなかったです。
高い倍率を潜り抜けてきたので,この仕事をずっと続けるという気持ちでいました。
数年後結婚することになりました。
同じ会社の人ではなく,私よりも残業が非常に多い人でした。
私は残業は月に0時間~30時間でした。
相手は当時残業だけで80時間~150時間くらいまでありました。
結婚するのにまず準備をしなければなりません。
相手は田舎の人で結納とか結婚式とかをきちんとして欲しいという家の人だったので,私が結婚式の準備をほとんどすることになりました。
会社が終わってから結婚式の打ち合わせに1人で行ったり,義理のお義父さんに結婚式の調整などを頼まれました。
新居の荷物を片付けたりしていました。
元々体力がなかったので,結婚式の準備と仕事が忙しくストレスがマックスでした。
結婚というのは幸せなものですが,当時は結婚するために色々な作業をしていかなければなりませんでした。
そんな時にあまり普段しない結構大きなミスをしてしまい,上司にかなり叱られました。
叱られたことで辞めようとは勿論思いません。
今までも仕事でミスをすることは勿論ありましたし,怒られたこともあります。
この時は本当に疲れていて,帰りの電車に揺られながら,初めて「本当に疲れたな・・」と思いました。
そうこうしているうちに,結婚式も無事に終わりました。
結局結婚式の段取りをしたのはほとんど私でした。
でも相手の方は睡眠時間もあまりない状態だったので,責められませんでした。
新婚旅行だけプランを作って貰いましたが,珍しくむこうのほうが休みが多く取れて私は旅行の前日の夜遅くまで仕事をして,旅行の翌日から沢山の書類と闘っていました。
相手は前後一日ずつ休みが取れていたので,余裕の様子でした。
でも義理の実家の付き合いなどが始めると,仕事という私の居場所があって良かったと結婚した当初も思っていました。
収入にも満足していました。
仕事場では旧姓でそのまま使っていたのも,結婚によって全て自分の世界がなくなるというデメリットを減らせて,それは私にとって大切なことでした。
仕事と家事の両立は想像以上に大変!ついに体調を崩してしまった
結婚しても相手の仕事の状況は変わりませんでした。
当時は夫も若かったので無理がきいたのかもしれません。
でも食事も家事に関わるなにもかも私が担当でした。
平日も一日パソコン仕事で目がしょぼしょぼの状態で,遅くまでやっているスーパーマーケットに寄り食事を作りました。
その頃は私も忙しかったので,家に着くころにはいつも夜の9時を回っていました。
当時は夫の社宅に住んでいたのですが,我が家だけ真っ暗でした。
明かりが灯っている部屋からは食事の香りがしてきたり,お風呂に入っている音などが聞こえてきました。
なんだか空しくなりました。
当時は私も女性が家事をしなければならないという思いもあったのですが,何より相手が忙しすぎて家事を全く頼めない状況が続きました。
仕事も少しずつ責任が重くなってきました。
私の仕事はほぼ一日中パソコンの前に座って仕事をしているので,不健康な生活でした。
とうとう,身体に不調が出ました。
脚がものすごく痒くて,皮膚科に行ったらアトピー性皮膚炎でした。
それから腰痛も前から少しあったのですが,悪化してきました。
転職した当初の仕事へのやる気というのは変わりませんでしたが,何しろ身体の調子が悪いと仕事へ向かう姿勢も後ろ向きになってしまいます。
私は管理部門を任されれていて,出荷の管理や経理の補助などをしていました。外資系の会社だったので,頑張れば評価されますが頑張らないと逆に厳しい評価を受けます。
そして辛い状況になります。
その頃の私の評価はあまり芳しいものではありませんでした。
やっと重たい身体をひきずって会社に行って,スキルアップどころか何とかルーティーンをこなしているだけの状態でした。
会社の人にも「顔色悪いね。」とか「元気がないね。」と言われました。
独身の頃は仕事が出来るようになりたくて,生き生きと働いていた私とは別人のようでした。
子供のことを考え、初めて退職を考えたけど、今の会社で頑張ることに決めた
結婚してアトピー性皮膚炎となり,生理があまりこなくなりました。
夫は子供を欲しがりました。
勿論私も欲しかったので,子供は欲しかったのですが婦人科で検査をして貰ったら色々私のほうに問題がありました。
また,こんなに夫婦で忙しかったら子供を迎える準備など出来ないなと思った時に初めて「会社を辞めたい・・」と思いました。
このまま仕事をして子供が授からずに歳をとりたくないと思いました。
でも会社自体は収入もよかったし,フレックスも自由に使えるし,福利厚生も充実していて私の人生で今この仕事を辞めてしまったら,これ以上の会社に入ることはないと思いました。
そんなことで,仕事はやはり暫く続けました。
仕事があるというのは本当に有難いものです。
自分のアイデンティティにも関わる問題なので,私は体調が悪くても会社を続ける方向で考え直しました。
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