5年勤めた化粧品通販のコールセンターを辞めたいと思った3つの理由

会社辞めたいと思った体験談

悪いとわかっていても何も変わらない会社!退職を考えつつも5年働いた

私が当時勤めていたのは、健康食品や化粧品を通販で販売しているコールセンターでした。

コールセンターと言っても顧客リストに基づいてセールスの電話をかけるのではなく、あくまで受信が中心。

カタログを見たお客様から電話をいただき、注文を受けたり「毎月買うと安くなりますよ」と定期コースを勧めるといった感じでした。

辞めよう辞めようと思いながら次が見つからず、結局5年間もそこにいましたが、私が辞めたいと思った理由は3つありました。

1.分煙がおざなりな職場で、何度頼んでも取り合ってもらえなかった

辞めたいと思ったきっかけの1つは、職場の分煙がおざなりだったことです。

元々タバコが苦手な体質だったので、面接の時点で「完全禁煙もしくはきちんと分煙されていないと働けません」という話はしていました。

しかし当時面接を担当してくれた上司は、「分煙はきちんとされているし、私は喫煙者じゃないけど全然気にならないから大丈夫」といった答えでした。

そのため安心して入社したのですが、実際にはきちんとした分煙とはとても言えない状態でした。

具体的には1階が吹き抜けになっているのですが、オフィスの出入り口であるドアの前、そして各フロアの非常階段の踊り場に灰皿が置いてあったのです。

なおかつ近隣に喫煙OKの喫茶店とパチンコがあり、その2つの店舗の間に私が勤めるコールセンターが挟まっているという立地でした。

そのため窓を開けると玄関や非常階段の灰皿からはもちろん、近隣のお店からも煙が流れてきて1日中タバコの臭いが漂う有様でした。

せめて自社の灰皿だけでも撤廃もしくは別の場所に移動できないだろうか?と思い、煙や臭いで困っている話を同僚や先輩に何度もしました。

しかし、喘息持ちの先輩でさえ「え、臭う?私、鼻がバカだから分からないわ」と相手にされず、全く変化がありませんでした。

2.会社の情報共有がずさんで、行き違いによるトラブルが多発していた

辞めたいと思った2つめの理由は、管理体制が杜撰だったことです。

入社後はお客様への言葉遣いや電話対応のマナーはもちろん、新商品が出ると成分の勉強会などもありました。

しっかり教育してもらえた方だと思います。

しかし、業務をしている以上は、途中で業務の流れやフローが変更されることもあります。

新商品の勉強や電話対応マナーはきちんとしてくれたものの、フローの変更に関しては「気づいたら突然変わっている」ということが多かったです。

自分がよほどボンヤリしているのか、記憶障害にでもなったのだろうか?と不安になったほどです。

知らない間にフローが変わり、その情報はその場にいたごく限られた人にしか伝えられていないことが非常に多かったです。

例えば私が上司から指示をされて業務を変更したにも関わらず、周りの人たちはそれを一切知らされていない。

その結果なぜか私が周りから”怖い”と恐れられている別の上司から怒られ、「あの先輩からこうしなさい、という指示があったのでフローを変更しています。共有がなかったのですか?」と尋ね、やっと確認をしてもらい謝罪を受けるということまでありました。

信頼している上司にもその話をしましたが、「ウチの会社は杜撰だからね。それがいけないんだよね」と口にするだけでした。

3.会社が好きではない人が多く、不満や愚痴、退職の話ばかりされた

一番引っかかったのが、会社を好きではない人が多かったことです。

私が勤めていたコールセンターは朝9時~夜9時と12時間OPENしていました。

そのためフルタイムで働く人を除けば、朝9時~昼1時・昼1時~夕方5時・夕方5時~9時の3交代制の勤務となっていました。

私は最初の頃は朝の時間帯に勤めていたのですが、入社直後から「どうしてウチの会社を選んだの?お給料安いでしょ」と尋ねてくる先輩が非常に多かったのです。

実際、給料は最低賃金ピッタリだったので、高い方ではありませんでした。

では、どうしてみんなそんな時給が安い職場に勤めているのか話を聞いてみると、元々勤務時間が短いことから主婦層が多く、「仕事が終わって少し休めば、ちょうど子どもを保育園に迎えに行く時間なの」という人が大半でした。

私は入社1年後にはフルタイムにしてもらったのですが、例えば誰かが結婚したという話を聞けば「辞めるの?」という噂でもちきりになりました。

そして辞めないと分かれば、「結婚したんだったら、こんなとこ辞めちゃえばいいのに!」と吐き捨てる人までいました。

会社を好きではない人が多かった原因の1つは、稼働日が毎月変わった点もあるかもしれません。

土日祝日を問わず稼働しているコールセンターだったのですが、毎月「今月は何日出て下さい」という指示の元シフト表を提出していました。

ある月は20日、またある月は22日。

少ない時は16日などという感じです。

その定められた稼働日の範囲に収まるよう「自分が出社する日も休む日も」自由に決めることができたため、融通が利くと言って喜ぶ方もいました。

しかしその一方で稼働日が少ない月などは、お金に困ると言って嘆く方もいました。

以上が、私が会社を辞めたくなった理由です。

現在はきちんと分煙され、管理もしっかりしており、決まった日数安定して出社でき、会社を愛してやまない人たちがたくさんいる職場に恵まれています。

「他にいいとこないから、みんなここに居るんでしょ?」と信じられないような不満をぶちまけながら、それでも勤めていた人は今でもいるのかな?とたまに気になることもあります。

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