志が高い職場は退職するのも一苦労!辞めたい理由を明確にしてやっと退職

みんなの退職体験談

従業員の志の高い職場で退職を言い出せない環境だった

仕事を辞めるときに今まで気を使った事は無かったのですが、最近の職場では従業員同士が仲良く志が高く、みんながみんな自分で起業することを夢として働いていました。

この店で働き続け、そして自分を磨き上げ、辞めてから独立するといった暗黙の流れがあり、その流れを見てしまうと中々辞めることを言い出せませんでした。

辞めると言うことでこの流れが変わり、ある意味空気が変わりやる気を削いでしまわないのだろうか?

まして自分は独立するために辞めるわけではなく、ただ転職すると言う考えだったのでみんなにガッカリさせてしまうのではないか?と変な考えが過ぎり言い出せなかったのです。

しばらく時間が経ってから伝えて見たのですが志が高いからか、何かと理由を聞いて来ては明確な何かを欲しがります。

私自身、正直、この仕事に対して志が高いわけではなく、もうめんどくさいから辞めたいと言うことだったのでこんなこと言ったらどうなってしまうんだろうか?と思うと怖くて口には出せませんでした。

もう少し考え直して、辞めたい理由を明確にし、次の仕事に熱意を持ってから辞めた方が良い。とアドバイスまでもらい、正直、付き合ってられないな。と感じました。

ですが、やはり志が高く、いちいち熱く語りかけてくる従業員に嫌気がさして来ました。

この勢いに勝てる何かは私の中には無く、黙らさせられることがほとんどでした。

周囲の熱意と自分の気持ちのギャップがますます大きくなった

営業時間が終わり店を閉め賄いを食べていると、また店長が読んでいる本から何か発見したらしく熱い話が繰り広げられます。

私からすれば早く帰りたいのですが話は長くなり聞かされる状況になり、とてもこんな熱い空気感の中で私は辞めます。とは言いにくく毎日このような状態が続きました。

他の従業員は店長を尊敬しているので真面目に話を聞くので、それが伝染し、店長がいなくても店長が居るくらいの熱さを感じてしまうほどです。

そこにお客さんも巻き込んでくるので更にタチが悪く、従業員全員を常連さんに紹介し、こいつは熱い奴なんですー!と紹介されます。

まるで、お前は熱い男だからうちでまだまだやるよな?と言わんばかりの紹介っぷりです。

いよいよ気持ちが悪くなって来たので本気でこの状況を打破しようと思いました。

曖昧だった退職の理由を自分の中で明確にして辞められるよう準備

自分が何故負けたのか?

これを明確にしなければこの状況には勝てないと考えました。

店長からは何度もお世話になったこともあり強行突破で辞める事はなるべく避けたく、できればちゃんと話をして辞めたかったのです。

なのでまずは敗北の理由を考え、明確にしました。

そこには自分の明確なビジョンや目標などが無く、ただただ辞めてその後は何とかなるでしょう。

くらいの勢いでした。

この勢いでは相手には勝てないと思い、辞めることの哲学みたいなものを考えました。

そして何から辞めるのかを明確にしました。

今の仕事の一体、どんなところを辞めたいのか?

現象的に辞めたいだけなのか?それとももう少し深い本質的なところから辞めたいのか?

と自問自答を繰り返し辞めることの理由を明確にしていきました。

そうすることで、実は辞めることに自信がなかったところから辞めることに自信が湧いてくるようになり次はもう負けないと感じれることができました。

「なぜ辞めるのか」の部分をきっちり話し合うことで事態は進展

この、何故の部分を伝えることをした時に相手の心が動いたような気がしました。

時間的には何時間かに及びましたが、それはこの店なら仕方のないことだと感じていましたし想定内でした。

やはり、熱い何かを求めてくる従業員に対し、何故の部分を語ると勝手に熱くなって来て制圧することに成功しました。

そして初めて話し合えた感じがしたのです。

何故、私がこの環境から移動して居るのか?ここの部分については深く触れられたこともなく、こちらからも伝えたこともなかったのです。

この部分を自分で掘り下げていった時に、あぁ自分はこんなことまで考えていたんだと感じ自身までついて来ました。

退職する本質的な理由を明確に話すことは時には必要

そしてトドメが、何故ここではダメなのか?何故ここに私は存在すべきではないのか?

この発言をした時にはみんなが黙り込みました。

ここには無い物が他にあるということの確実性を伝えました。

みんな納得しそここの部分については誰も触れては来ませんでした。

おそらく日本人ではこう言った部分に触れる機会は無く、何となく日本人の共通認識や暗黙の了解で付いてはならないところ。のように感じて居るポイントなのでしょう。

その部分を自信満々に伝えることができた時に完全に辞めれる、と言った手応えを感じました。

結果的に本当に育てられましたし、自分の知らない部分と出会え良かったです。

この部分を知らずに一生、生きてしまうと大切なことに気づけずに終わってしまって居るところでした。

そしてそうやって本音のような部分を伝えて辞めたからか、本当に良い仕事に就くことができています。

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