工場の副社長からの理不尽なパワハラと相談した先輩の裏切りで転職を決意

会社への不満解決策

職場の権限のすべてを握る副社長のパワハラ

私が現職の前に勤めていた会社は、プラスティック容器の製造を行っている会社ですが、その会社では社長は月に1日出社するかしないかと言う感じの会社で、ほとんどの権限を副社長が握っていたのです。

その会社も転職で入社したのですが、転職前の会社は社長が横暴で、自分の言うことを聞けないのであれば、居る必要がないと言い出すような人でした。

ただ、親会社の人たちが言うことには必ず従い、それに対して結果が出ないと親会社が悪いのではなく、作業した人が悪いのだから始末書を書けと言われて何回か始末書を書かされた記憶があります。

そのときの社長もそうですが、この会社の副社長も感覚が違いすぎてついていけないと感じたのです。

何がずれていると感じたのかと言うと、呼ばれたので部屋に入っていくと、仕事の内容の説明が始まるのですが、早く作業に取り掛からないといけないと自分で言っておきながら、話が長引き、気がつくと2時間近くも脱線した話で勝手に盛り上がるのです。

当然、作業に取り掛かり始める時間が遅くなるので、予定通りに作業が進まないということが多いのですが、自分が思ったとおりに進まないと怒り出すので、始末が悪いのです。

10回に1回くらいの割合で、副社長に作業内容を説明してもらっていたので、作業開始時間が遅くなった為、作業完了時間が遅くなったことを伝えたのですが、どんな言い方をしても1度火がついてしまうと止めることが出来ないので、とにかく受け流すしかありませんでした。

ある日などは、朝から昼食を挟んで15時ごろまで説教ということもあり、精神的に参りました。

俗に言うパワハラというやつですが、それまでにも経験したことはありましたが、ここまで人を憎く思うほど追い込まれたことはありませんでした。

退職を決意した決定打はパワハラを相談した先輩の裏切り

とにかく仕事を辞められないと考えていた時期だったのですが、精神的に参ってきていたので、先輩に相談することにしたのです。

しかし、相談相手に選んだ先輩が裏切り、副社長に密告したのです。

副社長の怒りは頂点に達し、その日を境に一言も口を聞かなくなったのです。

最初はどうしてそうなったのか理解できませんでしたが、副社長とその先輩がなにやらこそこそしているのを見て、裏切られたと気がついたのです。

こうなると、誰も信用することが出来なくなり、社内の人とは仕事の話以外、時には仕事の話も全くしないという状態になりました。

そして、仕事に対しての情熱も次第に失せて行き、就業時間中も転職活動を始めるかどうか、今ある借金をどうやって返済していこうかと悩んで、何も手につかない日々が続いたのです。

その姿は、当然先輩がチェックして、写真も撮影し、メールで副社長に報告していたのです。

今思うと、これが副社長が企んでいたことではないのかと考えてしまうほど、見事なまでに嵌ってしまったと思います。

そして、先輩に対して裏切りを許さないというような内容のことを伝えたのですが、それも当然副社長の耳に入り、最後の呼び出しが掛かったのです。

こちらもある程度は覚悟していったのですが、一言目から「だからゆとり世代の苦労も知らない若造はダメなんだ」と言われたのです。

このとき、我慢できなくなったのです。

ゆとり世代といわれても、好きでゆとり世代となったわけではなく、国の政策で決められたことであって、選べるのであればその前の世代と同じようにしたかったと、しかも苦労を知らないかどうかあなたに分かるのか?と思わず言ってしまったのです。

この時点で退職を決意したのです。

転職先が決まるまではひたすら我慢!パワハラの証拠は残しておこう

こちらが悪いことをしたわけではなく、はっきりといってパワハラが原因といえるので、会社側の都合の良いように辞表を出すつもりもなく、転職先が決まるまではのらりくらりとかわしながら、我慢して過ごすことに決めたのです。

当然会社側がら圧力を掛けられないわけでは有りませんが、どのようなことも証拠となるように録音や録画をしていましたので、何か変な動きをしてきたら、証拠を出して会社を訴えるとはっきりと言いました。

このようなブラック企業から早く脱出したいので、転職サイトやエージェントにも登録して案件紹介してもらえるようにしましたが、それ以上に自分で色々な会社に直接連絡し、募集していないか確認をしていきました。

一刻も早く何とかして転職先を見つけて、借金を返済する道筋を立てたいと考え、職種や勤務地などに全くこだわらず、探し回りました。

幸か不幸か、会社の良い情報も悪い情報もインターネットを通じて入手することが出来るのが現代社会の利点で、情報を鵜呑みにするのは危険性をはらんでいますが、ブラック企業をなるべく避けなければ、3社連続ブラック企業となるとさすがに落ち込んでしまいそうなので、情報を精査していきました。

そして、約2ヶ月後に内定をもらうことが出来、晴れて辞表を出すことが出来たのです。

ここでも、先ほどの証拠が鍵となっていましたが、新しい会社から前の会社にどのような人物だったのか、など色々確認することがありますが、下手なことを伝えるとパワハラが表に出てしまうので、無難な表現をして転職の邪魔をされなかったのです。

この新しい会社も、決して良い会社とは言えませんが、今までの2社に比べると雲泥の差で、まるで天国に居るような感じがしています。

転職先も今までの会社も結局は全てプラスティック関係の製造業なので、いままでの経験を活かせることも一つの救いとなっています。

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