- 1.履歴書の空白期間の上手な書き方例をまとめてご紹介
- 2.どのくらいの空白期間があれば理由を書くの?
- 【半年以上の空白期間があれば理由を書く】
- 3.履歴書の空白期間の上手な書き方7選
- 【1.資格取得の勉強をアピール】
- 【2.自分のキャリアについて熟考していたとアピール】
- 【3.転職活動に力を入れていたとアピール】
- 【4.仕事にプラスになる勉強をしていたとアピール】
- 【5.リフレッシュ期間を作っていたとアピール】
- 【6.出産・育児に力を入れていたとアピール】
- 【7.病気療養期間であると記載】
- 4.履歴書の空白期間を埋めるためにバイト歴は記載して良い?
- 5.履歴書の空白期間対策【介護編】
- 6.履歴書の空白期間対策【ひきこもり・ニート編】
- 7.履歴書の空白期間対策【浪人編】
- 8.履歴書の空白期間に嘘やごまかしを使うのはアリ?
- 【できるなら使わない方が無難】
- 9.履歴書の空白期間対策に悩んだら転職エージェントを使う
- 【まとめ】履歴書のネガティブな空白期間はポジティブな内容とセットで書く
1.履歴書の空白期間の上手な書き方例をまとめてご紹介
履歴書の中に謎の空白期間があれば、ほとんどの面接官は、
『この空白期間に何をしてたんですか?』
と質問するでしょう。
今回はそんな履歴書の空白期間の上手な書き方をご紹介していきます。
簡単にまとめると、以下の7パターンのうちどれかを参考にすると良いです。
・資格取得の勉強をアピール
・自分のキャリアについて熟考していたとアピール
・転職活動に力を入れていたとアピール
・仕事にプラスになる勉強をしていたとアピール
・リフレッシュ期間を作っていたとアピール
・出産・育児に力を入れていたとアピール
・病気療養期間であると記載
『ネガティブに捉えられない空白期間の書き方が知りたい』『実際にダラダラ過ごしてしまってたけど、上手なごまかし方が知りたい』
このような方は是非最後までご覧ください。
2.どのくらいの空白期間があれば理由を書くの?
まず初めに、そもそもどれくらいの長さの空白期間があれば、面接官は気になるのでしょうか?
【半年以上の空白期間があれば理由を書く】
たった2〜3ヶ月の空白期間でも気にする面接官はいますが、一般的には半年以上の空白期間があった場合に、面接官から質問が出ることが多いです。
面接官から質問されるのを待つのではなく、あらかじめ簡潔に空白期間ができてしまった理由を履歴書に書いておくべきです。
では実際にどのような理由を書けば良いのでしょうか?
次の章で見ていきます。
3.履歴書の空白期間の上手な書き方7選
履歴書の空白期間について、「特に何もしていません」と書けば選考官に与える印象は最悪です。
そのまま書類選考でNGになる可能性もあります。
こちらで取り上げる7パターンの書き方を参考にしてください。
【1.資格取得の勉強をアピール】
「将来の仕事に役立つ資格の勉強をしていました」と書けば、仕事に対してプラスになる行動ができていたと、評価してもらえるでしょう。
この際には実際に資格を取得することができて初めてアピールになります。
また、なぜその資格を取得しようと思ったのか、明確な目的を書いておくことも重要です。
具体的には
「1年間の空白期間がございますが、これまで携わってきた会計業務のスキルアップのために、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。このスキルを活かして、御社の仕事にも貢献したいと思います」
のようなイメージです。
【2.自分のキャリアについて熟考していたとアピール】
特に資格の勉強などの行動を起こしていなかったという方におすすめなのがこちら。
自分の今後のキャリアについて考える期間にしていたとアピールしましょう。
具体的には
「前職の退職を機に、今後自分がどのようなキャリアを歩みたいのかしっかり考える時間を作りました。この間には多くのビジネス書やインターネットで情報を集め、様々な業界のビジネスパーソンの話を聞きに行き、その結果、御社で働きたいという想いが強くなりました」
のように書くと良いでしょう。
【3.転職活動に力を入れていたとアピール】
実際に転職活動が長引いてしまい、空白期間ができてしまうのはよくあることです。
そのため転職活動に力を入れていたと書くこともおすすめです。
具体的には
「前職では日々の業務が多忙だったため、退職してから転職活動を始めました。自分のこれまでの経験を活かせる会社のリサーチに時間をかけたため、1年間の空白期間ができております。御社では私の●●といったスキルを活かして活躍したいと考えております」
のように書くと良いでしょう。
【4.仕事にプラスになる勉強をしていたとアピール】
特別に資格を取得しなかったとしても、仕事に活かせる勉強をしていたとアピールするのもアリです。
どんな会社にも向上心のある人材は魅力的に映るものです。
具体的には
「この半年の空白期間は、今後の仕事に役立ちそうな勉強に時間を使いました。具体的にはグローバルに働くための語学の勉強や、事務作業の効率を高めるためのオフィスソフトのスキルアップです。この期間に習得した知識とスキルを御社の仕事にも活かしたいと考えております」
このようにアピールすると良いでしょう。
【5.リフレッシュ期間を作っていたとアピール】
資格の取得やスキルアップの勉強など、アピールできることが何もないという方にはこちら。
思い切ってリフレッシュ期間を作ったとアピールするのです。
ただし、あまりにも期間が長すぎると『いくらなんでも休み過ぎでは?』『本当にリフレッシュ目的だったの?』と疑われてしまいます。
空白期間が長くても1年間までの方におすすめします。
書き方は
「前職ではまとまった休みが取れないほどハードな働き方をしていたので、退職を機に思い切ってリフレッシュする時間を作りました。心身共に休まったので、これからは御社の仕事にしっかり取り組んで参ります」
のように、今後はしっかり働けることを合わせてアピールしましょう。
【6.出産・育児に力を入れていたとアピール】
女性であれば出産や育児をアピールすることも可能です。
女性が社会復帰する際によく使われる理由なので、期間がある程度長くても有効です。
具体的には
「子供が大きくなり手がかからなくなったので、仕事を再開しようと考えました」
と書くとOKです。
【7.病気療養期間であると記載】
最後に、アピールではありませんが、何か病気を患ってしまい空白期間ができてしまった方向けの書き方をご紹介します。
こういった場合は、正直に「病気療養のため」と書きましょう。
また、現在は完全に回復し、仕事に携わることは全く問題ないことも必ず記載してください。
具体的には
「前職で体調を崩し、1年間の病気療養を強いられましたが、現在は完全に回復し、御社の仕事に携わることは全く問題ございません」
と書きましょう。
もし病気療養中に取得した資格などがあれば、それも合わせて記載してください。
4.履歴書の空白期間を埋めるためにバイト歴は記載して良い?
人によってはいくつかのバイトを経て正社員へ転職しようとしている方もいるでしょう。
そんな方からよく挙がる質問に
『アルバイトの経歴は履歴書に記載してもいいの?』
というものがあります。
結論としては、バイト歴を記載しないことで空白期間ができてしまうなら、記載した方が良いです。
もし可能であればバイト経験から得られたスキルも合わせて記載すると良いでしょう。
5.履歴書の空白期間対策【介護編】
続いて、履歴書の空白期間ができる方に特に多い理由である「介護」「ひきこもり・ニート」「浪人」について、個別に対策を解説していきます。
まずは介護からです。
家族の介護が理由で、職歴に空白期間ができてしまった場合、前職の退職理由欄に以下のように記載しましょう。
「同居家族の介護のために退社」
このように記載すれば詳しく説明しなくても分かります。
6.履歴書の空白期間対策【ひきこもり・ニート編】
続いてはひきこもり・ニートになってしまい、空白期間ができた時の対策です。
この場合は、さすがに正直に「1年間ひきこもっていました」「ニート状態でした」と書くわけにはいきません。
何かしら自分にとってプラスになった活動をかき集めて記載しましょう。
どうしても何も思いつかない場合は、前述したように「自分の今後のキャリアについて熟考していました」と書いてください。
ほぼ間違いなくキャリアについて突っ込んだ質問がくるので、即答できるように準備しておいてください。
7.履歴書の空白期間対策【浪人編】
意外と悩みがちなのが浪人期間中の書き方ではないでしょうか?
結論からお伝えすると、例え浪人していたとしても履歴書に記載する必要はありません。
わざわざ書かなくても、経歴を見れば分かるからです。
余計なことは書かずに、すっきりとまとめましょう。
8.履歴書の空白期間に嘘やごまかしを使うのはアリ?
前述したように、ひきこもっていたり、ニートの期間がある場合、正直に事実を記載すればほぼ間違いなく不合格になります。
では、履歴書の空白期間を嘘でごまかしてもいいのでしょうか?
【できるなら使わない方が無難】
本来であれば当然、履歴書に嘘やごまかしを使うのはNGです。
しかし、どうしてもやむを得ない場合は、ネガティブな部分をごまかす書き方はアリでしょう。
例えば、1年間部屋にひきこもっていたとしても、
『このままじゃいけない』『これからどうしようか?』
といったように、自分の今後について考える時間は少なからずあるでしょう。
その部分を強調して書くのです。
ただし、持っていない資格をあたかも取得したかのように、明らかな嘘を記載するのはいけません。
バレた際に経歴詐称として内定を取り消されることもあります。
9.履歴書の空白期間対策に悩んだら転職エージェントを使う
ここまで履歴書の空白期間対策をご紹介しましたが、『それでも状況がなかなか改善しない』『一人で準備するのが不安』という方もいます。
そんな方は、是非転職エージェントを活用してください。
転職エージェントの仕事には、求人を紹介する以外に、履歴書対策サポートなども含まれます。
そのため、あなたにとって最適な履歴書の空白期間対策をアドバイスしてもらえるでしょう。
また、アドバイスだけでなく、担当のキャリアコンサルタントがあなたの推薦文を求人企業に送ってくれるので、自力で転職活動をするよりも書類選考の通過率が高くなります。
転職エージェントの利用には求職者の場合、お金がかからないので、是非気軽に登録してみてください。
【まとめ】履歴書のネガティブな空白期間はポジティブな内容とセットで書く
履歴書に空白期間がある場合、勝手な先入観でネガティブなイメージを抱く会社もあります。
そのため、今後の自分にプラスになるポジティブな内容とセットにして空白期間の理由を説明しましょう。
改めて今回ご紹介した空白期間の上手な書き方をまとめます。
・資格取得の勉強をアピール
・自分のキャリアについて熟考していたとアピール
・転職活動に力を入れていたとアピール
・仕事にプラスになる勉強をしていたとアピール
・リフレッシュ期間を作っていたとアピール
・出産・育児に力を入れていたとアピール
・病気療養期間であると記載
こちらの7パターンのうち、自分に当てはまるものを選んで記載してください。
『本当にこの履歴書で問題ないか?』と不安に感じたら、転職エージェントに一度見てもらうと良いでしょう。
履歴書の空白期間の書き方に悩んでいた方にとって、今回の記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。
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