これまでの転職で印象に残っている3社目から4社目への転職
私は、社会人となってからずっと製造業に勤めています。
分野はさまざまで、非鉄金属関係、プラスティック関係、電子部品関係などを経験しています。
つまり、その数だけ転職を経験しているのです。
ちなみに、私は現在42歳で、5社目に在籍しています。
今回は、その中でも一番印象的な転職となった3社目から4社目に移ったときのことをお話します。
3社目は、電子部品関係の製造業で、工場勤務をしていたのですが、そこの工場長、副工場長とそりが合わず、日々格闘していました。
なぜ、こんなにそりが合わないのか、その当時は自分でも不思議に感じていたのですが、今となればその原因がはっきりと分かります。
と言うのも、工場長、副工場長ともに顔を合わせているときは、お互いを尊重しているように見せかけているのですが、どちらか片方が席を外していると、愚痴やら悪口がどんどん出てくるのです。
私としては、目の前に居るときにも同じように言い合いをした方が良いと思っているので、この感覚が分からず、思わず両方に「どうして目の前に居るときに言い合いをしないのか?」と尋ねたのです。
すると、二人とも同じ回答で、「ケンカをしたくないし、相手がどう思っているのかを知りたくない」ということだったのです。
その答えを聞いたときに、どうして現場勤務の人たちから慕われていないのかと言うのが理解できました。
つまり、腹の探りあいをしているのがあからさまで、どちらかの味方をすると、何かあったときに困るからです。
かといって、両方とも上司に当たるので無碍にも出来ず、しぶしぶ愚痴を聞いている感じになり、とても良い雰囲気とは言えませんでした。
個人的な見解を言わせてもらうと、仕事は苦しいことのほうが多いけれど、その中で楽しいことを見つけることが、仕事に対するモチベーションにもなり、雰囲気を良くすると思っています。
そういう意味では、工場長、副工場長とそりが合わないのは当然だったのです。
なぜ転職を考え始めたきっかけは会議での工場長の豹変
そりが合わないというのは事実としてありましたが、転職を考え始めるきっかけとしては弱かったと思います。
ただ、その当時私と他数名がリーダーとして仕事を任されていたのですが、月1回は必ず報告会を行っていました。
その報告会での出来事が、転職を考え始めるきっかけとなったのです。
それまでも、工場長と副工場長のどちらかが出席すれば良いという感じだったのですが、そのときは工場長が出席していました。
それぞれ順番に製造ラインの生産状況の報告をしていたのですが、突然工場長が怒鳴り始めたのです。
その理由が、副工場長が主体となって原価低減の為、自動化や材料費見直しなどを行っていたのですが、生産状況の悪化に伴いその成果が見えにくくなってしまったのです。
そのため、何の為に原価低減活動を行っているのか、直ぐに効果が出なければ意味がないから、止めてしまえと言い出したのです。
そもそも原価低減を推進してきたのは、工場長であって、その責任者を副工場長が担って、現場責任者として各リーダーが現場指揮を行っていたのです。
工場長がそのように言い始めたのには、本社側からなにやら言われたことがきっかけとなったようですが、それにしても納得することが出来ず、報告会が終わった後、工場長と二人で話し合いの場を設けたのです。
原価低減には即効性のあるものとそうでないものがあり、自動化などは設備投資が必要なものもあり、簡単に投資効果が出るわけではないのに、どうして今までのことを全て台無しにするようなことになるのか?と確認しました。
しかし、本社側の意向だというだけで、何も説明がないままで、将来的にこのままでは工場は長続きしないと感じたので、転職を決意したのです。
退職時の嫌がらせ!新しい職場に虚偽の報告をされた!
転職を決意したその日から、転職サイトや転職エージェントに登録し、活動を始めました。
すると、1ヶ月も掛からずに転職先が決まり、退職の意思を工場長、副工場長に伝えました。
形式上、引き留められましたが、両方とも直ぐに引き下がりました。
というのも、私は両方ともに嫌われていたのです。
そうして、晴れて4社目に入社ということになったのですが、このときに問題が起こったのです。
通常、前職に勤務態度などを確認する為に、電話連絡をするのですが、勤務態度に問題ありという報告をされていたのです。
欠勤もなく、社則に則って仕事をこなしていただけだったのですが、虚偽の報告をされたと言うことに怒りがこみ上げてきて、抗議の電話を掛けたのですが、居留守を使われてしまい、結局抗議も出来ませんでした。
しかし、4社目の人事担当と入社直前に再度面談を行い、状況説明をして納得してもらうことが出来たので、無事入社することが出来たのです。
4社目では、約3年間勤務しましたが、親の介護をすることとなり、結局5社目に転職することとなってしまったのですが、しっかりと事情確認をしてもらえたので本当に助かりました。
今でも、数人とは連絡を取り合って、時間が有るときは一緒に出かけたりしています。
それでも、3社目の工場長と副工場長は絶対に許すことが出来ません。
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