マンション清掃の仕事は人手不足で大変!それでも辞めない理由

会社辞めたいと思った体験談

マンション清掃の会社で行っている主なの仕事内容は3つに分類される

私は、マンションの清掃をする会社に勤めています。

主な仕事の内容は大きく分けて3つあります。

1つ目は、各マンションで日常清掃をしているパートさんたちのマネージメントです。

各マンションを巡回して、パートさんたちを労います。

清掃状態があまり良くなければ改善のための指導もします。

また、パートさんからの要望に応じたりもします。

例えば、清掃道具が不足しているので補充してほしい、とか、粗大ゴミが出ているので、処理して欲しい、などの要望について、対応をします。

2つ目の仕事は、マンションの管理会社との連絡のやり取りです。

担当しているマンションについて何か気になることがあれば、管理会社に報告します。

特に清掃に関係していることについて報告しますが、そうではないことについても報告することもあります。

日常清掃については、報告書を作成して提出しなければならない管理会社もあります。

また、管理会社から、清掃状態についてクレームが来ることもありますので、クレームの対応もします。

クレームが来たマンションのパートさんを指導し、指導結果について管理会社に報告します。

清掃状態がひどい場合は、自分が行って掃除することもあります。

3つ目の仕事は、清掃の代行です。

新規に受注してまだパートさんが見つかっていないマンションや、パートさんが辞めてしまった、もしくは休んでいるマンションについては、私たち社員が清掃の代行に行かなければなりません。

パートさんがいないからといって清掃しなくていい、ということにはなりません。

大抵は、マンションのゴミ庫からゴミ集積所にゴミを出すのも仕事に含まれますから、ゴミ収集の時間に間に合うように朝早くに代行に行かなければなりません。

清掃をするパートの不足により代行での掃除の仕事がどんどん増えていった

都内には、日々たくさんのマンションが建設されています。

マンションが建設される度に、そこを清掃する仕事が生まれます。

私たちの会社にも、管理会社から次から次へと仕事の依頼が入ってきます。

でも、今は、労働者が不足しているのか、マンション清掃の仕事の募集を掛けてもなかなか応募がなく、人が決まりません。

パートさんが決まらない間は、社員が代行に行かないといけませんが、パートさんが未決のマンションがどんどん増えていき、代行の仕事がどんどん増えていきます。

社員の数にも限りがありますから、どんどん負担が増し加わっていきます。

仕事の依頼があっても断ればいい、と考える人もいるかもしれませんが、何回も断るとその後は管理会社が仕事をほとんど発注してくれなくなる場合がありますので、簡単には断れません。

ですから、忙しくても仕事は全部ではなくても大半を受けざるを得ません。

容赦なくどんどん代行業務が増えていきます。

代行業務の増加で、本来の巡回の仕事が全くできなくなっていった

そうすると、担当マンションの巡回に行く時間がありません。

そうすると、パートさんたちを指導する機会がありませんから、清掃状態が悪いマンションが出てきます。

そうすると、管理会社からクレームが来る訳です。

クレームには対応しない訳にはいきませんが、代行業務が多すぎて、十分に対応できなかったりします。

そうすると、さらなるクレームが発生したりします。

対応する時間がないものの、そのマンションの担当者であれば、責任を感じざるを得ません。時間がない中でさらにそのクレームに対応しないといけません。

そうすると、さらに負担が増えていきます。

パートさんが未決のマンションが減っていけばいいのですが、なかなか人が見つからず、時間が経っても状況が変わりません。

人手がいないのに、仕事だけがどんどん増えていく、もがいてもがいても状況が改善されない、というまさに蟻地獄のような状態に陥る訳です。

しかも、日本社会では、これから働き手の不足が深刻化することも予想されていますから、今後さらに状況が悪化するかもしれないのです。

そのような出口のない状態に嫌気が差しまして、本当に会社を辞めようかと思いました。

仕事がどんなに増えても退職しないのは福利厚生と人間関係が良いから

それでも私は会社を辞めずに今でも同じ仕事を続けています。

なぜでしょうか?

一つには今の会社は、とても良心的だからです。

業務内容ゆえに、残業はどうしてもありますが、きちんと残業代は支払われています。

極端なほど残業しなくてもいいように色々配慮もしてくださっています。

忙しい中でも、有給休暇を取りやすい雰囲気があります。

仕事が大変なのは、会社のせいではなく、清掃業という職種ゆえです。

私が会社に残っている別の理由は、同僚や上司が皆いい人たちだからです。

それゆえに、人間関係で悩む、ということはほとんどありません。

上司からパワハラを受けたことは一度もありませんし、同僚との間に深刻な亀裂が生じたこともありません。

派閥もありません。

大体、どの会社や組織でも人間関係の悩みはつきものですが、今の会社ではほとんどないのです。

それも、私が今の会社で仕事を続けている大きな理由です。

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