コールセンターとスーパーの仕事の掛け持ちから安定した仕事へ
27歳の時、コールセンターの発信オペレーターと、スーパーのレジ・品出しスタッフを掛け持ちして生活していましたが、2箇所に所属していると、どちらにも所属していないような不安感があったこと、コールセンターでの業務内容が、人のプライドを傷つける様な側面があったのが嫌だったこと、両方の仕事ともステップアップできる種類のものではなく、自分が会社の駒としてしか数えられておらず、新しいアイデアを出そうとしても受け入れられない環境にあり、独自性や積極性が育たず将来が心配になってきたことから、転職を決意しました。
掛け持ちすることで給料も満足に貰っていたし、人間関係は良好だったので、名残惜しかったですが、未来を考え、決断しました。
転職活動は迷走!30社近く受け、文具店のフルタイムのアルバイトに決めた
人と接することが比較的好きな方で、仕事自体はどちらも好きだったので、コールセンターを専業にするか、接客業を専業にするか悩みました。
決まらないので、最初はハローワーク中心で業種を問わず正社員を目指して探していましたが、アルバイトの経験しかないのでなかなか受かりませんでした。
実家に住んでいて、そこから一時間以内で通える会社で、未経験可と書いてある求人の面接をよく受けていました。
反省点としては、大手の転職会社のサイトや人材紹介の会社をほとんど使わなかったことです。
後で聞いたことですが、ハローワークは全体的に30代以上のベテランを想定して求人を出していることが多く、私の様な若手できちんとした職歴のない者こそ、インターネットを上手く活用する必要があったかなと思います。
当時はインターネットを使っての就職活動に保守的でした。
未経験だと難しいことがわかったので、正社員は諦め、経験のあるコールセンターの派遣社員に登録し、約3ヶ月仮契約で研修を受けましたが、本契約前に契約を切られてしまい、改めて転職活動をしました。ハローワークの就職活動セミナーにも何回も参加し、履歴書の書き方や面接の注意点を勉強し、模擬面接も受けました。
模擬面接では「自信がなさそうに見える」など、欠点を指摘され、辛かったですが勉強になりました。
最終的にタウンワークに載っていた文房具店で、フルタイムのアルバイトをすることになりました。
転職活動は、派遣社員をする前までスーパーのアルバイトを続けながらだったこともあり、8ヶ月ほどかかりました。
正社員、アルバイト含めて合計で受けた会社は30社近くになったと思います。
仕事をしていないと金銭の心配から友人にも会いにくくなり、引きこもりがちになるのが当時の悩みでした。
転職のための書類の作り方と面接の練習
履歴書と職務経歴書を作成し、やる気をアピールするため、職務経歴書は提示を求められなくてもお渡ししていました。
私は販売士や日商pc検定など、資格を取得したので、資格欄に書いていて、目に留めて頂いたことがありました。
自己PRでは、自己分析をして、協調性や臨機応変さなどを売りにしていました。
字が汚いので、パソコンの履歴書テンプレートを使って作成し、見やすい書類を心がけました。
証明写真も最初は家族に撮ってもらい、自分で印刷していましたが、明るい印象にはならず、満足できなかったので、写真屋さんで撮り直してもらいました。
面接がとにかく苦手で、緊張のあまり頭が真っ白になるので、ハローワークで貰った代表的な質問例の紙を見ながら何度もシュミレーションし、回答に間を作らないように心がけ、面接当日は笑顔と挨拶を欠かさない様にしました。
挨拶は、面接官以外にもその場にいる方全員にする様に心がけていました。
面接で失敗すると、自分自身を否定された様に感じました。
今だったら自分の面接シュミレーションを動画に撮ってみると思います。
当時はその様に自分を客観視するのが怖くてできませんでした。
私が採用して貰った文具店では、採用される人は面接時間が長いようでした。
また、友人も同じことを言っていたので、一般的にも面接時間が長いほど採用されやすいと言えるのかもしれません。
仕事にやりがいはあるけど、もう少し正社員にこだわればよかった
転職先では、スーパーと同じ接客業とはいえ、専門性が高く、業務内容の覚える幅が広く、大変苦労しました。
しかし、今までできなかった新しいアイデアの提案ができ、担当を持ったり注文を受けたり、責任感のある仕事を担えたので、やりがいがありました。
お客様に丁寧に接客をして喜んで頂けることが嬉しかったです。
給料は掛け持ちのときより下がってしまいましたが、転職して成功だったと思います。
しかし、長く続けることを考えると、すぐに諦めずにもっと正社員にこだわって会社を探すべきだったと今となっては思います。
こうして振り返ってみると、転職先でやりたいことを優先した分、勤務形態や給料や福利厚生など、妥協して目を向けていなかった点が非常に多く、転職活動は全体に目を向けた上で譲れない点を強く持って挑まないといけないと思いました。
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