研修期間は給料なし!休みもなく1日の拘束は時間以上のネイルサロン
私がネイルサロンで務めた時の話です。
前職は違う職でしたが、やりたいことに挑戦してみようと思いこの世界に飛び込みました。
現在はそのサロンを退職しました。
なぜ退職に至ったのか書いていきます。
個人サロンということもあったと思います。
研修期間中の1カ月は給料は発生しませんでした。
オーナーは「美容業界ではあたりまえ」とのことで納得していましたが、1日の拘束時間が朝の8時30から深夜1時の日も1週間に何度もあり、旦那の食事も作れない日々でした。
それでも、あこがれていた世界だから頑張ろうと奮い立たせて頑張っていました。
研修が終わり、バイトとしての雇用が始まったのですが、はじめの約束では週休2日でしたが、シフトもしっかりと決められず、「明日は何時ね」と前日に言われたり、その日の朝に「今日は最後までね」と伝えられ、なかなか個人的な予定おたてられず、しばらくしてから休みいただけませんかと伝えたところ、「何するの」と理由を聞かれました。
何も予定はなかったのですが、ただ休日をもらってなかったので休みが欲しいと伝えただけで不機嫌な表情になるオーナー。
用事があると伝えると「行かなくていいから!」とヒステリックに罵倒されました。
結局その時は1日だけ休みをいただけましたがそのことがあってからオーナーへの不信感がだんだんと募っていきました。
オーナーにとってサロンは自分の居場所で朝から深夜までいても苦ではないかもしれませんが、きちんとした休憩もなしに12時間以上の拘束は正直だんだんとストレスになっていきました。
前職も接客業でしたが、きちんとシフトが決まっていて、自分の息抜きできる時間がきちんと確保されていたため、私にはこのお店の環境はとても辛かったです。
オーナーの価値観が全て!私生活にまで介入するオーナーに限界だった
どこの会社のも経営理念や社風などあると思いますが、ここではオーナーの価値観が全てでした。
毎日のように一方的に価値観について話をされ、自分の周りにはその価値観を理解してくれて、素直に受け入れてくれる人ばかりだからと毎日同じような話を聞かされました。
仕事の時だけならわかるのですが、私生活のことでも介入されて非常に苦痛でした。
「そんな人間で子育てできるの」と子育て経験もないのに言われたときには、あきれて何も言い返す気にもなれませんでした。
人の気持ちを理解できない独りよがりな上司のもとではこれ以上頑張る必要もないなとその時思いました。
すぐに人が辞めるため、職場に相談できる人がいなかったことも辛かった
そこの職場は従業員がすぐに辞めるので業界では有名だったそうで、私はそれを知らずに入ってしまったため、とても嫌な思いをしました。
どんな職場でも「嫌なこと」はたくさんあります。
しかし、やりがいや楽しみもあるから続くことで、それなしに精神・体力がすり減っていくだけでは、エネルギーも湧いてきません。
なにくそ精神で這い上がることも大切だと思いますが、私の場合職場に相談できるスタッフがいなかったことが1番辛かったです。
友人にいくら相談したところで、第三者には実際の状況は伝わりませんし、私の主観で話している部分もあるため私自身本当に理解されているか不安になります。
職場に相談できる相手がいることは本当に重要なことだと思います。
1ヶ月で体重が4キロも減った!自分と家族を大切にするために退職
私の場合はストレスが重なり体調を崩してしまいました。
体重も1カ月で4㎏近く減少し、心身共にへとへとの状態でした。
自分のメンタルが弱く不甲斐ない気持ちもあり、もう少し頑張りたかったのですが家事も十分にできなくなっていたので、これは潮時だなと思い退職を伝えるとその場で受理されました。
やはり大切なことは、自分と家族を大切にすること。
自分のプライベートもままならず、私生活も監視されているような職場では、自分らしく生活できません。
価値観も大切ですが個人の個性を理解し、時に注意しながら育ててくれるような環境でないと持てる力も発揮できません。
信頼関係が崩れてしまった状態でいくら説教をされてもお互いに精神的苦痛でしかなく、時間の無駄です。
私の場合体調不良が表れてから、限界を感じ退職しましたが、もっと最初に違和感を感じた時に辞めておけば良かったと思います。
辞めてから、そこで働いていた人にお会いする機会があったのですが、みなさん「退職して正解だよ!」と言ってくださいます。
やはり、会社の情報は入社前にきちんとリサーチして、面接時の約束と実際働きだしたときの内容に矛盾点がでてきたときには「何かおかしいな」と気づいた地点で、行動を起こすべきです。
相談できる人がいないときは、上司に質問できるのが1番良いとは思いますが、とても勇気がいります。
私も実際すぐに行動に移せなかったので声をあげる難しさは痛感しております。
しかしながら、1度きりの人生、大切な日々をどのように生活したいか、と自問自答すると、家族と過ごす時間、毎晩夕食を作り旦那さんに食べてもらいたいという気持ちに改めて気づくことができました。
辞めることは逃げではない!気持ちを切り替えて次の職場を探そう
今の職場を辞めたいな、でも言い出せないな、次何すればいいかわからないし、というような不安から足踏みする人、もう少し自分の夢や目標を達成できるまで頑張ってみたいと踏ん張れる人、人それぞれいろんな思いで働いていると思います。
その中で私は仕事を「辞めること」=「逃げ」と思わなくていいと思います。
自己肯定している部分もあるとは思いますが、人それぞれ頑張れるフィールドはどこかしらにあると思います。
次のフィールドにスムーズに進むためにも、退職した職場環境、自分の気持ち、自分が大切にしたいポイントはしっかりと振り返った上で、「今回はいろいろな条件が重なって頑張れる環境でなかっただけで、次の場所では上手くいくかもしれない」という軽い気持ちで次に挑戦することが大切だと思います。
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