日本語教師として同業他社へ転職!穏やかに辞めるために気をつけること

みんなの転職体験談

日本語教師を辞めたいと思った3つの理由

今までで一番「辞めたい」と思った仕事は、一番やりたかった仕事をしていたときでした。

日本語教師として海外で就職して、願い焦がれていた仕事をしていましたが夢が叶ったと感じていたこのときが一番しんどかったです。

理由は大きく分けて3つあると考えています。

一つ目は、信じられないくらいのオーバーワークです。

その国の法律的には問題ないということや、明らかな人材不足もあって週6日勤務で働いていました。

それが普通だったので、勤務の際に週5日勤務という選択しさえもない環境でした。

1日の時間的なスケジュールも本当に朝から晩まで仕事をしている状況でした。

日本だったらさすがにあり得ないだろうと思うような拘束時間で働いていましたが、日本ではなかったので自分ではどうしようもありませんでした。

二つ目は、人間関係があまりに悪かったことです。

先に現地で働いている日本人も当然いたわけですが、後から北日本人を排除するような雰囲気で環境が非常に悪かったです。

後から来た日本人スタッフは、悪口を言われたり無能だとレッテルを貼られたりすることが多く、現地スタッフにも歓迎されていないような雰囲気でした。

日本人が日本人をいじめているとも取れるような環境では、いつ何を言われるのか、嫌な仕事を押しつけられるか分かりませんので、勤務自体も億劫になってしまい出勤が嫌になりました。

私は、精神的におかしくなったりするようなことはありませんでしたが、中には病んでしまって出勤ができなくなり、任期満了前に帰国するスタッフもいたくらいです。

後から来たもの同士では仲良く仕事ができていただけに、上司との関係が悪すぎたのは本当に残念なことでした。

三つ目は、業務内容に対して給料があまりにも安すぎたことです。

また、基本的に一年契約での勤務だったため、日本の就職のように長期間定期雇用ではない分いつ契約更新がなくなるのか不安でした。

日本にいたら全く気にする必要はありませんが、海外の場合はビザの問題があるので契約更新がなくなることは大問題です。

また、給料に関しては昇給もない環境だったので、現地人にも笑われるような安い給料で節約以上の節約をして何とか生活しているような感じの日々でした。

勤務日数が多かった分、娯楽の時間が少なくお金を使おうにも時間がなかったので、本当にひもじい思いをすると言うことはありませんでしたが余裕がある生活だと思えたことはありませんでした。

意味のある経験を積むために環境を変える!同業他社へ転職

日本語教育の業界は世界中で仕事ができるように思われがちですが、海外での経験は日本では参考程度にしか思われないことが多く有益な経験としてアピール先ないことが多いです。

そこでの永住を考えていたわけではなかったのですが、日本語教師を辞めようとは思っていなかったのでいったん日本に帰って日本で経験を積むことにしました。

いわゆる同業他社への転職です。

新しい環境でも合わない人はいるものですが、環境は格段に良くなりました。

新人いじめのようなこともなく、相談したら答えてくれる上司もいます。

同僚にも恵まれているので、いろいろと思うところがあっても以前の環境に戻りたいというようなことを思うことは一切ありません。

仕事内容も、単純に一冊の教科書を終わらせるために進める授業だけでなく、体験型のクラスがあったり日本文化に関する科目があったりするので、授業をする側としても楽しく授業ができています。

退職するときは少しでも円満に辞められるように努力する

いくら嫌だった環境の仕事でも辞めるときにお互いに少しでも気持ちよく辞められるように最善を尽くすべきだと思います。

私は、辞める話をする前に契約書をもう一度きちんと読み直して、面談の前に確認しておきたいことや辞めるまでの流れを確認しました。

何も知らずに「聞けばいい」という態度で辞める話を進めるのは、お互いにとって良くないことだと思います。

また、話の内容を相手だけに確認してもらうように促すと、万が一ミスがあったときに確実にもめます。

できる限りのことは自分でも確認をした上で、話を進めるというのは必要なことです。

このときに、当たり前ではありますが自分から上司に話し合いの時間をいただけるようにお願いするべきです。

相手の時間を尊重することも大切ですが、候補の時間を自分から申し出た方がスムーズに話が進むこともありますので必要な範囲で自己主張もしましょう。

辞めることが決まってからは、必要な引き継ぎは自分で責任を持って行い、残る人に迷惑がかからないように努めた方がいいでしょう。

大人としてのマナーです。

また、辞める方としては、会社の嫌なところだとか、上司に一言もの申したいだとか思ってしまうこともありそうですが「立つ鳥跡を濁さず」残って仕事をする人も大勢いますので、何でも言いたい放題ではなく堪えて静かに立ち去りましょう。

今はネットで何でも書き込める時代ですが、だからといって消せないところにむやみやたらに書き込むのも賛成はできません。

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