「ノルマ無し」はウソ!憧れのアパレルの販売員の仕事を退職

みんなの退職体験談

憧れのアパレル業界への就職に成功!でもそこで知った現実は厳しかった

私は以前アパレルの販売員として働いていました。

面接に受かったときには本当に嬉しくて、以前から働きたいと思っていた職種でしたので期待に胸を踊らせておりました。

最初は慣れない仕事を覚えるのが精一杯で、あまり不満や不信感はありませんでしたが、年月が経つごとに不満は増えて参りました。

それでも好きな仕事でしたので文句を言わずやっていましたが、仕事に慣れれば慣れるほどに、これってどうなの?と思うことが増えていきました。

憧れていた職種なだけに頑張りたい気持ちはもちろんありましたが、華やかに見えるアパレルの販売員は思っていたよりもずっと大変なものでした。

販売員の仕事は毎日残業が当たり前!仕事がなくてもロープレで残業

とにかく残業が多く、販売員ですので忙しい時期は確かにありますが、忙しくなくても残業が当たり前でシフト制ではあったのですがシフト通りに帰れた記憶がほぼありません。

セールの時期は値段の書き換えや値下げ価格のシールを貼ったりなどやる事も多く、残業になってしまうのは仕方ないことだとは思いましたが、セールの時期や年末年始でもないのに残業はほぼ毎日。

早ければ1時間ほどの残業で帰れましたが2時間、3時間なんて当たり前。

なにをしているのかと言いますと、ほぼなにもしてはいません。

閑散とした店舗に立たされ、そうじやたまに来られるお客様への接客、ひたすらやらされるロープレ。

(ロープレとはロールプレイングの略で店員同士でお客様役と店員役になり接客のアプローチ方法などを勉強する方法)

だいたいお店が閑散としてきたら、店長やチーフは張り切ってロープレをやりたがっていました。

とにかく意識が高いな、と感じることが多かったです。

やはりそこで働いている人たちは、みんなそのブランドが好きだったり、もともとは客として通っていたという人たちばかりで、わたしはお洒落が好きなだけで特別そこのブランドが好きというわけではなかったのです。

もちろん好きなブランドはありましたが、近所には店舗が無かった為に近いところを選び、そのブランドで働くことになっただけでした。

なので思い入れが店長やチーフや、他のスタッフとは全然違っていたのかもしれません。

他のスタッフが張り切ってやっている中でも、どうしてまた残業なんだろう…早く帰りたい、という思いが強かったです。

「ノルマ無し」の求人はウソ!毎日無理な個人売上目標を決められる

求人の広告を見たときには、ノルマはありません!!と謳っているものをよく見かけます。

もちろんそういうところもちゃんとあるのでしょうが、わたしが働いていたお店の求人にもノルマなしと書かれていましたが、ノルマはありました。

はっきりと今月のノルマはいくら!と言われるわけではありませんが、毎月店舗での【目標】を決められ、個人での【目標】も決められました。

その目標が達成出来ないと、全体ミーティングのあとの個人ミーティングで店長と1対1でダメ出しやアドバイスを延々とうけるはめになります。

忙しい時期ならその目標もそんなに無謀ではないのですが、暇な時期はやはり厳しかったです。

それに毎日個人の売上目標が5万円~10万円以上。

うちの店舗はカジュアルラインでしたので値段もひとつひとつがそんなに高くはありませんし、出勤が多いときなんてひとり10万円の目標など到底いきませんでした。

それでも店長やチーフなどはほとんどのお客様の声かけを先にやってしまうので、出遅れてしまったら最後。

どんなに頑張って接客をしても売上は最初に声をかけた人のものになるのです。

店舗の売上、というよりも個人の売上のために同じ店舗内でもみんながライバルでした。

職場は特に好きなブランドでもなかったため、オシャレも楽しくなかった

もともとお洒落をするのが好きで入った業界でしたが、毎日着る服に悩み、そこのブランドの服以外は着てはいけない決まりでしたので、そこまで好きなブランドではなかったために好きなファッションが出来ないのは本当に困りました。

好きなブランドでしたら毎日そこの服を着るのも楽しいのでしょうが、そうでないと毎日服を着るのも悩むし服を決めるのも楽しくないのです。

最初は楽しくても、だんだんと嫌になってきてしまいます。

ずっと立ちっぱなしでしたので、高いヒールの靴が好きだったのですが、さすがに痛すぎてあまり高さのある靴はやめました。

秋物もまだ夏の時点で店舗に出始め、新商品は売らなくてはいけないのでまだ暑い時期なのにストールを巻いたり長袖を着たり。首の後ろに冷えピタを貼ってストールで隠し仕事をしていました。

あと、新商品が入ってきて「いいな」と思っても、店長やチーフが買うものは買ってはいけない決まりでした。

というのも、スタッフ同士で服がかぶるのを避けるためだったのですが(在庫が多いものはスタッフ同士かぶってもOKでした)店長やチーフはもともとそこの服が好きなひとたちでしたので、在庫が少なくても社割で買えるので買ってしまうのです。

だからまだ入りたての下っぱの頃はみんなが買ったあとにかぶってないか確認しながら、在庫の多いものを選んで買っていました。

でもなぜか在庫の多いものは微妙にださかったのです。

会社はどこにちからを入れていたのでしょう。

大きな退職の原因は一緒に働くスタッフとの熱量の差。一番つらかった!

そしてわたしが会社をやめることにした1番のきっかけは、みんながみんな意識が高かったからです。

自社の服万歳!

仕事大好き!

結婚より仕事!というような方々ばかりでした。

案の定誰かが妊娠してやめる、なんてことになったら本人の前では祝いつつも、裏では会社に迷惑だ、節操がないのか、などセクハラのような発言も多々ありました。

女性社員しかいないのに、仕事優先で1日12時間の勤務もなんのそので、30歳以上のスタッフでも未婚の方ばかりでした。

私は仕事も大事だけれど、やはり遊んだり彼氏を作ったり、のんびり働いていたかったので、そこの会社は辞めることにしたのでした。

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