1.プロゲーマーの仕事と年収について詳しくご紹介!
皆さんはプロゲーマーという職業があることをご存知でしょうか?
社会人の中でも趣味でゲームを楽しむ方は多いと思います。
今回はそんなゲームで生計を立てているプロゲーマーの仕事や年収について詳しく取り上げていきます。興味をお持ちの方は是非最後までご覧ください。
2.プロゲーマーとは?
そもそもプロゲーマーとは何なのか、疑問に思われた方も少なくないでしょう。
プロゲーマーは、ゲームの大会で獲得した賞金やゲーム会社などのスポンサーにより、生計を立てている人々を指します。その名の通りプロのゲームプレイヤーのことです。
日本国内ではまだまだ認知度が低いですが、韓国や中国、アメリカなどではゲームも一つのスポーツとして認められており、世界的なトッププレイヤーも多く存在しています。
プロゲーマーにもテレビゲーム、PCゲームのプレイヤーだけでなく、カードゲームやボードゲームなど様々な種類がありますが、一般的にはテレビゲーム&PCゲームのプロプレイヤーをプロゲーマーと呼ぶことが多いです。
3.プロゲーマーの仕事って?
プロゲーマーがどういう人々を指すのか分かったところで、続いてプロゲーマーの仕事について詳しくご紹介します。
プロゲーマーといえば前述したように、ゲームの大会に出場し、勝ち進むことで賞金を手にできます。しかし、こういったゲーム大会への参加以外にも仕事があります。
例えば企業がスポンサーとして付いているプロゲーマーの場合、企業が開発した商品へのフィードバックや商品販売イベントへの参加などが挙げられます。
他にも名前の知れたプロゲーマーであれば、講演会や執筆活動など様々な活動を通して収入を得ています。ゲーム大会で獲得する賞金には波があるので、安定的な生活を送るためにはその他の活動で収入源を確保できるかが重要になっています。
4.プロゲーマーでどれくらい稼げる?年収は?
プロゲーマーの仕事内容について理解できたところで、実際にどれくらいの収入が見込めるのかご紹介していきます。
言うまでもなく収入に関してはプロゲーマーの中でも開きがあります。平均的には年収400万円前後の場合が多いです。トッププレイヤーであれば日本でも年収数千万円という方もいらっしゃいます。
日本にはまだまだプロゲーマーの数が少ないため、今後にも注目する必要がありますが、プロゲーマーとして活動を続けるのも30代までというケースが多いです。
世界で戦うためのゲームの攻略や日々の練習を欠かすことができず、精神的にも大きなプレッシャーがかかるため、見た目以上に体力を消耗するのがプロゲーマーの世界です。
前述したように、プロスポーツの世界と近いものがあり、選手生命も長いとは言えません。非常に厳しい世界のため、プロゲーマーとして生計を立てられるのはほんの一握りであると認識しておくべきです。
5.日本人のプロゲーマーにはどんな方がいる?
プロゲーマーの仕事から収入まで取り上げたところで、日本にはどんなプロゲーマーがいるのかご紹介します。特に名前が知られている代表的な選手を厳選して紹介しますので、是非参考にしてみてください。
【梅原大吾】
日本人のプロゲーマーとして最も名前が知られているといっても過言ではないのが、梅原大吾氏でしょう。2010年にアメリカの「Mad Catz」とスポンサー契約を結び、日本人として初のプロ格闘ゲーマーとしてデビューしました。
従来の型にはまらないプレイスタイルが特徴で、野生的であり独特なゲーム攻略で観衆を魅了し続けています。スポンサー契約を結んだ2010年に、世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマーとしてギネスに認定されるなど、世界でも話題になりました。
今では活動の範囲が広がり、書籍の出版や講演活動などを通して、プロゲーマーの知名度向上に貢献されています。
【ときど】
東大卒の頭脳派プロゲーマーとして有名なのがときど氏。こちらも2011年にアメリカの「Mad Catz」とスポンサー契約を結んだプロの格闘ゲーマーです。
持ち前の頭脳を活かしたゲーム攻略の早さに定評があり、特定のタイトル以外にもメジャーなゲームタイトルは全てプレイするといった特徴があります。そのため、世界規模の大会も複数種目同時に参戦し、ほぼ全てのタイトルで上位に食い込む成績を残しています。
最近では梅原氏と同様、講演活動などにも参加されています。
【マゴ】
続いてご紹介するのはマゴ氏。こちらも「Mad Catz」とスポンサー契約を結んだプロの格闘ゲーマーです。
真摯にゲームと向き合い、そのタイトルの特徴や登場キャラを徹底して研究し尽くすタイプで、無駄のない合理的なプレイスタイルが強みです。
また、その圧倒的な情報量が買われ、ゲーム大会では実況や解説などに起用されることも多く、ゲームの特徴だけでなくプロゲーマーならではの心理戦までカバーした詳しい解説で観客の興味を引きつけます。
現在では次世代の育成に力を入れており、自身でのイベントや大会の企画などを通して、ゲームの楽しさを伝える活動を行なっています。
【ももち】
次にご紹介するのはももち氏。こちらは北米最大のプロゲーマーチーム「Evil Genius」とスポンサー契約を結んだプロの格闘ゲーマーです。
非常に器用な性格で、幅広いゲームタイトルで多くのキャラをハイレベルに使いこなすことが特徴。プレイスタイルは堅牢かつ正確で、テクニカルな技術に非常に長けた選手になっています。
【sako】
続いてご紹介するのはsako氏です。こちらは日本のプロチームである「Team HORI」に所属しているプロの格闘ゲーマーです。
妻子持ちということもあり、兼業プロとして活動されています。使用難易度の高いキャラを好み、相手のちょっとした隙を狙い強烈なコンボを叩き込むプレイスタイルが特徴です。
ゲーム大会への参加以外に、イベントへの参加やゲーム攻略コラムの執筆など活動範囲も幅広くなっています。
【チョコ】
最後にご紹介するのは日本人初の女性プロ格闘ゲーマーとして話題を集めたのはチョコ氏。
ゲームの腕前は言うまでもなく、その愛嬌のある顔立ちや気さくな性格から日本だけでなく海外からの人気も非常に高い選手です。先ほどご紹介したももち選手と結婚したこともニュースになりました。
今では多くのメディアに登場しており、プロゲーマーの知名度向上に貢献されています。
6.プロゲーマーが日本に少ないのはなぜ?
日本人のプロゲーマーについてご紹介してきましたが、韓国やアメリカに比べてまだまだ日本にはプロゲーマーが少ないです。
こちらではそんな現状を招いている原因について簡単に解説していきます。
【ゲームで生計を立てることに対する風当たり】
海外ではプロゲーマーも立派な職業の一つですが、日本ではまだまだ娯楽で生計を立てることに対する風当たりは強いと言えるでしょう。昔ながらの価値観で仕事に取り組んでいる方からするとゲームでお金を稼ぐという行為そのものを認めたがらないのです。
そのためプロゲーマーを支援するという土壌ができにくく、国内の大きな大会であっても獲得賞金は海外と比べて桁違いに少なくなっています。結果的に将来のことを考えると実力のあるゲーマーもプロを諦める場合が多いです。
前述したように、現状プロゲーマーとして生きていくには海外の大会に参加するしか道はないと言えるでしょう。
7.プロゲーマーになる方法は?
ここまでプロゲーマーの仕事から収入、厳しさまでご紹介してきましたが、自分はプロゲーマーを目指したいと思われた方もいらっしゃるでしょう。
今では、専門学校もありますが、専門学校に行かずにプロゲーマーになる方法はあるのでしょうか?
そんな方のために、最後にプロゲーマーになるための方法について簡単に触れておきます。是非参考にしてみてください。
【何よりゲームにのめり込む】
まずは何よりゲームにのめり込んで夢中でプレイするということが欠かせません。プロゲーマーになるためには、大前提として毎日ゲームをやり続けても飽きないゲームに対する好きという気持ちが重要です。
簡単に見えるかもしれませんが、この気持ちを維持し続けることが最も難しいと言えます。
ゲームもスポーツと同じで練習しても勝てない、結果に繋がらない時期もあるでしょう。そのような時期も諦めずに自分のプレイスタイルを分析し、トライアンドエラーを繰り返しながら一歩ずつ前進していくという姿勢が大切です。
【海外の大会へ出場する】
前述したように、日本にはまだまだプロゲーマーをサポートする土壌ができているとは言えません。プロを目指すのであれば、海外の大きな大会に積極的に参加し、結果を出すことで知名度を上げることが欠かせません。
名前が知られるようになることで、スポンサーも付きやすくなり、生計を立てられるだけの収入にも繋がっていきます。
プロゲーマーを自分で名乗ることは簡単ですが、実際にゲームで生計を立てられるようになるには、サポートしてくれるスポンサーを見つけることが鍵だと言えるでしょう。
【英語力を身につける】
海外で名前を売るためにも英語力は欠かせません。取り上げた日本のプロゲーマーを見ても、海外の企業をスポンサーに持つ選手が多いことが分かるでしょう。
また、世界のトップゲームプレイヤー達と交流し、人脈を広げていくこともプロゲーマーとして活躍するフィールドを切り開く上でとても大切になってきます。現状では日本国内だけでプロゲーマーとして活動することは非常に厳しいと認識しておいてください。
【まとめ】プロゲーマーの世界は厳しくも楽しい!
プロゲーマーの実際の仕事内容から収入まで幅広くご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
一部の国ではプロゲーマーを公式スポーツの一つとして位置付けていることからも、ゲームにはスポーツと同じで人々を魅了し、熱狂させる力があることが分かります。
日本にも世界のトッププレイヤー達と渡り合えるプロゲーマーは存在しますが、しっかりとバックアップする体制が作れていない点が今後の課題です。
しかし、日本で活躍しているプロゲーマーの活動のおかげで徐々に認知度も高まっていると言えるでしょう。世界情勢を見てもプロゲーマーのような娯楽を軸にした職業は今後伸びていく可能性が高いです。厳しくも楽しいプロゲーマーの世界に今後も注目です。
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