履歴書の資格欄はなんて書けばいい?プロが教える3つの例文と注意点

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1.履歴書の資格欄を徹底攻略!

知らず知らずのうちに間違った書き方をしてしまうのが、履歴書の資格欄です。

今回は、履歴書の資格欄の書き方について詳しくご紹介していきます。

本記事で取り上げる主な内容は以下のようになっております。

・資格欄にはどんな内容を書くのか
・資格欄を仕上げる際の注意点

『資格欄には持っている資格を全て書いちゃいけないの?』『どんなことに注意して資格欄を仕上げれば良いのか知りたい』

このような疑問をお持ちの方は、是非最後までご覧ください。

2.履歴書の資格欄で採用担当は何をチェックしている?

 

まず初めに、採用担当が履歴書の資格欄で何を見極めているのか簡単にご紹介します。

【1.仕事に必要なスキルはあるか】

資格はあなたのスキルをアピールする大きなポイントです。

そのため、多くの採用担当は資格欄を通して仕事に必要なスキルを身につけているかどうか見極めようとします。

特に自社業務に直接活かせるような資格を持っている応募者は評価も高まるでしょう。

【2.成長意欲はあるか】

資格取得の難易度は様々ですが、どの資格も取得するのにある程度の時間とお金が必要になります。

そのため、資格を取得している応募者は、お金と時間を費やしてでもスキルをもっと高めたいという、成長意欲が強いと判断されやすいのです。

特にスキルや経験の浅い若手の転職者は、このような成長意欲をしっかり見極められるため、資格のアピールはかなり効果的だと言えるでしょう。

【3.どんなことに興味を持っているのか】

資格の種類は非常に幅広いです。

つまり、どのような資格を取得しているのか確認することで、あなたがどんなことに興味を持っているのか把握できます。

採用担当は、あなたが取得している資格の種類から志向性を探り、自社にマッチしているかどうか見極めているのです。

3.履歴書の資格欄には何を書くの?

取得している資格からどのようなことを見極められるのか分かったところで、続いて実際に資格欄に書く内容について見ていきましょう。

【1.応募先企業の業務に関連する資格を書く】

履歴書の資格欄には、持っている資格を全て書けば良いというわけではありません。

前述したように、採用担当は資格欄を通して、あなたが自社の業務を遂行するスキルを持っているかどうか見極めています。

そのため、応募先企業の業務に関連する資格に絞って記載しましょう。

例えば、世界遺産検定や野球知識検定といった仕事とは無関係な資格は、記載しないようにしてください。

【2.TOEICなどのスコア】

資格ではありませんが、語学スキルを表すTOEICのスコアも資格欄に記載してOKです。

ただし、スコアが低い場合は記載してもアピールにならないため、控えましょう。

具体的には以下の基準で判断してください。

・一般企業:600点以上の場合に記載
・外資系や海外進出企業:800点以上の場合に記載

また、このような語学スコアは直近のものでないと信憑性に欠けるため、3年以上前のスコアは書かないようにしましょう。

【3.現在勉強中のものも書いて良い】

まだ取得に至っていなくても、現在勉強中のものがあれば資格欄に記載しても良いです。

具体的には、『取得に向けて勉強中』と記載したり、取得の目処が立っている場合は、『●月に取得予定』と記載して問題ありません。

詳しい書き方については、本記事の後半でご紹介する例文を参考にしてください。

4.履歴書の資格欄を仕上げる際の注意点

次に、履歴書の資格欄を仕上げる際に気をつけるべきことをご紹介します。

【1.業務に関連性の高い資格から順に書く】

応募先企業の仕事に関連する資格を持っている場合、大きなアピールポイントになります。

そのため、応募先企業に関連性の高い資格は、採用担当の目につきやすい一番最初に記載しましょう。

このように業務に関連性の高い資格から順に記載することで、あなたに興味を持ってもらえる可能性も高まるのです。

【2.西暦表記と元号表記のどちらかに統一する】

履歴書の資格欄には、資格を取得した年月を記載する箇所があります。

こちらには、西暦で記載しても元号で記載しても構いませんが、どちらかの表記に統一することが重要です。

西暦と元号をごちゃ混ぜで記載してしまうと、非常に読みにくい履歴書になってしまうのでやめましょう。

【3.免許や資格は正式名称で書く】

英検や簿記といったように、ついつい資格の略称を使ってしまいがちですが、履歴書の資格欄には必ず正式名称で記載するようにしてください。

履歴書に略称を使うのはマナー違反だからです。

そのため、マナーに厳しい採用担当の場合、略称を使うとマイナス評価につながる可能性があるので注意しましょう。

よく挙げられる資格の略称と正式名称を以下にまとめているので、参考にしてみてください。

・自動車免許:普通自動車第一種運転免許(AT限定)
・英検:実用英語技能検定
・MOS:Microsoft Office Specialist
・簿記:日本商工会議所簿記検定
・秘書検:秘書技能検定
・宅建:宅地建物取引士
・FP:●級ファイナンシャル・プランニング技能士

【4.資格の名称が変わった場合は取得時の資格名を書く】

時代の流れに合わせて名称が変わった資格もあります。

もしあなたが取得していた資格の名称が変わった場合は、ご自身が取得した際の名称を資格欄に記載しましょう。

名称が変わることで、資格の内容についても変化する可能性があるため、正しく記載して混乱を引き起こさないように注意してください。

【5.仕事に無関係のものは書かない】

採用担当が見ているのは、自社の仕事で活躍できるスキルを持っているかどうかです。

そのため、応募先企業の仕事に関係のない資格は書かないようにしましょう。

無関係の資格を記載してしまうと、あなたのアピールにつながらないだけでなく、『この応募者は資格欄の本当の意味を理解していない』とマイナス評価を受ける可能性もあります。

【6.嘘は絶対に書かない】

資格欄は応募者にとってのアピールポイントになるため、嘘を書いてしまう方が稀にいますが、これは絶対にやってはいけません。

例えば、取得していない資格を持っているかのように書いたり、TOEICのスコアを偽ったりといったことが挙げられるでしょう。

嘘が発覚し、選考除外や内定取り消しになったという例も実際に起こっています。

企業によっては、記載している資格の証明書のコピーを提出させることもあるので、必ず正確な記載を心掛けましょう。

5.履歴書の資格欄3つの例文

それではここまでのポイントを押さえて、実際の例文について見ていきましょう。

【1.オーソドックスな場合】

まずは基本的な履歴書の資格欄の例文です。

具体的には以下のようになります。

年   月   資格・免許
平成20 5  普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
平成22 3  実用英語技能検定1級 合格

【2.応募先企業の業務に関連する資格をアピールする場合】

続いて、応募先企業の業務に関連する資格を優先的にアピールする例文をご紹介します。

ポイントは、資格の取得時期に関わらず、アピールしたい資格から順に記載することです。

具体的には以下のようになります。

年   月   資格・免許
平成25 12  宅地建物取引士 取得
平成23 1   普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
平成26 6   TOEIC公開テスト800点 取得

【3.勉強中の資格がある場合】

最後に、勉強中の資格がある場合の例文を取り上げます。

勉強中の資格は最後に記載するのが基本です。

具体的には以下のようになります。

年   月   資格・免許
平成23 3  実用英語技能検定準1級 合格
平成25 5  秘書技能検定1級 取得
現在、Microsoft Office Specialist取得に向けて勉強中

6.履歴書の資格欄に関するよくある質問

次に、履歴書の資格欄に関してよく挙げられる質問をご紹介します。

【1.資格が何もない場合はどうすれば良い?】

特に多い質問が、『自動車免許も資格も何も持っていない場合はどうすればいい?』というものです。

こういった場合は、『特になし』と記載してください。

空欄で提出すると採用担当によってはネガティブに受け取られる可能性があるので注意しましょう。

【2.取得している資格が多すぎて書ききれない場合は?】

逆に取得している資格が多すぎて、資格欄に書ききれないという方もいます。

このような場合は、本当にアピールすべき資格に限定し、優先順位をつけて記載しましょう。

もし、全ての資格が応募先企業の業務に関係しているという場合は、別紙で資格一覧をまとめても良いです。

【3.資格欄に「以上」は必要?】

多くの方が迷いがちなのが、資格を記載した最後に、「以上」をつけるかどうかです。

結論からお伝えすると、「以上」は必要ありません。

学歴や職歴欄には「以上」をつける必要がありますが、資格欄にはつけないのがマナーとなっているので覚えておきましょう。

7.履歴書の資格欄の書き方に迷ったら転職エージェントに相談

ここまで履歴書の資格欄の書き方についてご紹介しましたが、それでも一人で仕上げることに不安を感じる方はいるでしょう。

そんな方におすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。

転職エージェントを使うことで、転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、マンツーマンで応募書類を添削してくれます。

特技欄の書き方について分からないことがあれば、気軽に相談できるのもメリットです。

転職エージェントは無料で利用することができるため、是非活用してみてください。

【まとめ】履歴書の資格欄は正しく使う!

履歴書の資格欄に間違った方法で記載してしまう方は非常に多いです。

しっかりとあなたの魅力をアピールするためにも正しい使い方を覚えておきましょう。

最後に、今回の記事でご紹介した履歴書の資格欄に書く内容と注意点について再度おさらいしておきます。

《資格欄に書く内容》
・応募先企業の業務に関連する資格を書く
・TOEICなどのスコア
・現在勉強中のものも書いて良い

《注意点》
・業務に関連性の高い資格から順に書く
・西暦表記と元号表記のどちらかに統一する
・免許や資格は正式名称で書く
・資格の名称が変わった場合は取得時の資格名を書く
・仕事に無関係のものは書かない
・嘘は絶対に書かない

今回の記事を参考に、履歴書の資格欄でしっかりあなたの魅力をアピールしてください。

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