信頼できる上司がいないと働いて行くことは難しい!上司に失望し退職

みんなの退職体験談

1.声がでかくて、押しの強い人たちが出世する?

結局、声がでかくて、押しの強い人が上司になるのか。

それが、当時私が働いていた会社に対する印象です。

私が属していた班の班長、係長、そして、課長、部長。

みんながみんな、この人たちって、人としてどうなんだろう?

と、クビをかしげてしまう人ばかり。

それでも、仕事ができれば、う~ん、と思いながらも、仕方がないかと割り切れたかもしれません。

しかし、その仕事さえ、あまりできているようには思えないのです。

ただ声がでかくて、押しが強くて、威張っている、というふうにしか見えない。

もちろん、仕事ができる人もいるにはいましたが、それはほんの一握り。

これは、私の偏見だとは思いますが、声がでかくて、押しの強い人間で、性格が良い人っているんですかね?

もちろん、探せばいるんでしょうけど、少なくとも私の回りにはそんな人はいませんでした。

しかし、そんな人間が会社の中では目立つせいもあるのでしょうか、どんどん上にのぼって、人の上に立つようになっていくのです。

2.信頼できると思っていた上司と会社に失望させられた出来事

そんな中、私の属していた課のひとりの係長に関しては、この人は他の上司たちとは違って人としてできているな、と思っていました。

直属の上司ではなかったのですが、話してみるとよく話しを理解してくれ、こちらの要望にもきちんと答えてくれていました。

課の忘年会の席でのことです。

その係長が、30人ほど社員がいる中で、挨拶をしました。

その際、ちょっとしたおふざけで、つい最近、作業中にケガをした人のモノマネをしたのです。

その社員の事故の現場に居合わせ、ケガをした人の言動が面白かったらしいのです。

忘年会の場にいたほとんどの人がそのモノマネを見て、どっと笑いました。

その話しを聞いて苦虫を噛み潰すような顔をしていたのはひとりぐらい。

私もたぶん笑っていなかったと思います。

え?そんなことで笑っていいの?

そんなことを笑いのネタにしていいの?と思いましたから。

だって、その事故でケガをした人は指を1本完全に切断してしまったのです。

そんなケガを笑いのネタに、モノマネをする係長。

その人が指を抑えて苦しんで騒いでる姿を再現した係長。

この人だけは、いい人だと思っていたのに・・・。

まさか、この人さえも人の心を持っていなかったとは・・・。

かなりのショックでした。

そもそもケガの大小に関わらず、そんなことを笑いのネタにするなんて常識的にもおかしい思うのです。

しかし、それを見て課に属するほとんどの人が笑っていたのも、本当にショックでした。

その話しを聞いて、苦虫を噛み潰すような表情をしていた女性がひとりいたのが救いと言えば救い。

一般的には、それが普通の反応だろうと思ったのですが・・・。

私が間違っているのでしょうか・・・。

その時、私はうそだろ・・・ここには人の心を持った人が、ほとんど、いないのか?

と、背筋がゾッとしました。

この会社にはあまり長くはいたくない・・・。

そう思いはじめましたのはその時からです。

3.会社を辞める直接的引き金になった上司たちの理不尽さ

私が会社を辞める、直接的原因になったのは、先程の係長とは別の、直属の係長が原因でした。

その係長は、私が責任をもたらされている現場に来ていろいろと指示を出すのですが、その指示はいちいち現場を混乱させるものでした。

係長が出す指示の、作業効率に与える悪影響が微々たるものでしたら、私も係長を立てて、言うことを聞いていました。

しかし、ある時、係長が出した指示が、それに従うと大幅に作業が遅れて納期に間に合わなくなることが明白だったのです。

それで、その時ばかりは、私も係長に楯突いて、今回は言うことを聞くことはできないと突っぱねました。

すると、その上司は居丈高な言動で私を説き伏せようとします。

そんなのは慣れの問題だ、言うことを聞け!!というのです。

しかし、それが慣れの問題であって、長い目でみれば生産効率が上がって会社の益となるのならば、私も我慢はします。

しかし、今回のことはどう考えても、慣れの問題ではなく、構造的な問題でした。

それで、わたしは課長に相談しました。

その時に課長は私の話しを聞いて、それはもっともだ、係長のほうが間違っている、自分から、係長に話しをつけると言ってくれました。

それで、私はとても安心していたのです。

しかし、次の日になると課長が私のところに来て、すまんけど我慢して言うことを聞いてやってくれないか?というのです。

これには私もビックリしました。

正当な主張をして、上司のさらに上の上司が正当だと認めてもなお、それが結果として現状に反映されない。

私はその時に完全に辞める決意をしました。

それから一週間後に辞意を表明。

次の日からでも、会社には出勤したくはありませんでした。

もちろん、大人ですから、一ヶ月かけて仕事を引き継ぎ、それから辞めました。

でも、その間、係長の指示にはいっさい従いませんでした。

ここらへんは、まだ子どもだったようです。

もう辞めるのだし、しなくても良い余計な作業や、どう考えても構造的に無理な指示で、疲弊するのは、もう、嫌だったのです。

どんなに自分がやりたい仕事であったとしても、現場の人間関係が良いところでないと疲弊してしまいますよね。

上司にしろ、同僚にしろ、人として尊敬できな人たちだらけのところで働くことは長い人生を考えた時に、私にとっては人生のムダとして思えませんでした。

もちろん、そこから学んだことも沢山ありますが、しかし、それはそこに長くとどまることを示唆するものではありませんでした。

今も、あの時の決断は間違いではなかったと心から思っています。

根性や忍耐も大切かもしれませんが、もしかすると、そのような精神論が本当に必要な判断を謝らせていることもあるのかもしれません。

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