新卒で医療事務職へ!人間関係の悪さに3年耐えたものの体調の悪化で退職

会社での悩み

高校を卒業してすぐ医療事務の仕事に就職した

当たり障りのない平凡な学生生活を3年間続けた後、私は就職を選ぶことに。

「これ以上勉強科目(とくに体育と数学)と向き合いたくない。」という甘い考えを心に秘めつつも日々の学生生活を無難に生きてきたおかげかふたりで受けた面接に私が受かり医療事務就職へと漕ぎ着きました。

とくに何がしたいという夢もなく、無難な職業という理由から受けた面接でした。

なんの経験、知識もない私を採用してくださる某病院はまるで神様でしたね。

バイトも未経験で飛び込んだ医療の世界は厳しかった

家具をひとまず揃え、職場近所でひとり暮らしとお仕事スタートです。

私は学生時代バイトもしたことがなく、なにもかも要領がわかりませんでした。

これはゆとり世代と馬鹿にされても仕方のないことだと今は思います。

人が話している最中に何かをするのは失礼だと思い、メモを先輩の前で取らなかったんです。

メモは取りましょう、やる気を見せるためにも少しのミスを減らすためにも。

聞いたことのない薬や病名、大まかな流れを理解できないまま足早に詰め込まれる数々の作業たち。

なれない地名や患者さんの名前。

日々頭がパンクしそうでした。勤めて1週間、私は風邪で寝込んでしまいました。

病院ですから毎日たくさん病気の方がいらっしゃいます。

免疫のない私は移ってしまったんですね。

陰で「これだからゆとりは。勤めてすぐ休むんだ。休めると思ってるんだね。」と私の前で言われた日はさすがに心が痛みました。

私だって仕事が始まってすぐ休みたいなど思うわけがありません。

遅れをとるのがいちばん嫌でした。

婦長さんや先輩は口を揃えて言います、「私たちはもっと厳しい環境で育てられてきた」と。

じゃあまだまだ私は我慢できる、まだやれると泣きながら頑張りました。

休憩時間はみんなで円卓を囲み仲良くお話しをしなければいけなかったので携帯を弄ることもトイレ以外で席を立つことも許されなかったのが毎日しんどかったです。

プライベートネタを聞いてくるくせにそれを悪く言ってくるのも意味がわかりませんでした。

具合が悪い日に「昨日は○○さんと遊んだんでしょ?なにしたの?」にはさすがにびっくりしました。

最初は笑えて話せていましたが、後々笑えなくなったのを覚えています。

弱音を吐くことも愚痴を言うことも許されず、ずっと抱えたままの生活。

同期に入った先輩も辞めてしまいました。

見た目は派手だったけど私に優しく、よくしてくれました。

それなのに悪口を言う先輩は何を見ているのかと疑問でした。

私が何を言っても見た目で判断しているところがとても辛かったです。

人間関係の悪さと理不尽さに職場に通えなくなり、退職を決意した

数年踏ん張りほとんどの仕事を任されるようになりました。

意地悪な先輩ともお互い距離をとりつつ、自分の仕事ぶりにも自信がつき、患者さんとも仲良く話せるようになりました。

でも相変わらず変なところで精神が削られ、友達に愚痴を溢した時にも「その職場は問題あるよ、どうして辞めないの?」と話した人たちはみんな口を揃えて言いました。

もう少し頑張れば、そう思って泣きながら頑張りました。

そんな私にも後輩ができました。

歳上でしたが気さくな人だったので少し心が楽でした。

そうしているうちに私のことを陰で褒めて育ててくれていた先輩が転勤に。

それをきっかけにまた私に矛先が向いたのでした。

先輩同士で注意しあうのが気まずいからと私は何もしていないし関わってすらいないことをその先輩の前で叱られるように。

「これが教育ってものだから、ごめんね、我慢して」だそうです。

周りの先輩方が悪くないのに怒られているという事実をわかってくれていたからこそ我慢できていましたが築き上げてきた私の努力と自信が日々崩されていく気分になりました。

私の入る前、短期で辞めていった人が何人も居たと聞きましたがこの数年を経て、なるほどなと思うところがたくさんあったのでした。

そうしているうちにある日突然体調不良、職場に通えなくなりました。

私は決意します。辞めよう。と。

今は医療事務以外の仕事に就き、安定して働けている

思いきって辞めることを決意しました。

今まで頑張ってきた自分を諦めるようで凄く悲しかったし、「今の若い子はすぐ辞めるものね、さすがゆとり世代だね。」と日々言われ続けたのでそのなかには入れられたくないと思っていました。

今思えば洗脳に似ていたかもしれません。

親にもその周りにも医療事務をしている娘、という形を崩したくなかったのもありました。

変なプライドだったと思います。

辞めてからは作業に専念できるような仕事を選ぶ事にしました。

席に座ってひたすら作業。

とても気が楽でした。

あの悪夢より酷いことは何もなかったです。

今思えば何故あんなに頑張っていたのだろうと思ってしまった程です。

医療事務の仕事自体は好きでした。

人間関係が悪ければ良い仕事もできないと思い知らされた1件だったと思います。

給料が安定していても自分の体調が崩れるような職場に得るものは何もないと感じました。

安くても自分を保てる職場、暮らしに困らない職場を選ぶべきだと思います。

ここに書いたことはほんの一部ですからこれを読んだ方がどう思うかわかりません。

まだまだ厳しい環境で働いている方もいらっしゃると思います。

私が言えることは、ひとつの事を頑張ることは大切、でも自分の体も大切にしてほしい、ということです。

辛かったら誰かに話を聞いてもらってください。

そして、周りの意見を聞いてください。

決断は貴方がすることですが、守るものを間違えないでほしいです。

辞めても次の仕事になかなか勇気が出ないという方はお仕事する地域を変えてみることをオススメします。

貴方にできることはたくさんありますよ。

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