資料作成として雇われたのに庶務を押しつけられウンザリ
某大手製造業の支店で、資料作成(作業手順等)と聞いてこれまでの経験が生かせると思い派遣として入社しました。
最初の一週間はeラーニングや簡単な事務作業のお手伝い、その後は徐々に資料作成を始めて、いよいよ仕事も楽しくなった頃、フロアの片隅で私の面接をした上司とお局さんが何かを話していました「聞いてないよ、庶務やる人じゃないの?」「いや、庶務のためにとったんじゃない」という会話が丸聞こえでした(苦笑)。
心の中ではまさかいきなり庶務なんてないよね?と内心びくびくしながらも過ごした数日後、「ごめん、庶務もすこし…」と上司から言われました。
ただし、割合は資料作成が多くを占めるからといわれて、しぶしぶ引き受けました。
そしたら、お弁当の注文・受け取り、電話対応(電話が鳴ると他のひとは私をみる)、伝票チェック、清算書のチェック、事務用品の購入・補充…。
途中というか序盤から「あれ?資料作成より庶務のほうが多くない?」となり、契約内容と違うのではと派遣元に相談をしました。
すると契約上は自由化業務なので、仕方ないみたいな回答。
生活もかかっているし、知らない土地での仕事探しはもうこりごりという思いのほうがこのときは勝り、仕方なくそのまま引き受けました。
その後1年ほど経ち、例の面接をしてくれた上司がなんと別部署へ、今までみんなが隙あらば庶務業務を私に押し付けようとしていたのを阻止してくれていたのでショックでした。
それからは、入社時の業務内容などは関係なく、何でも屋状態になり、その分暇をもてあました社員は定時上がりで、自分は残業が続いていました。
上司が代わり資料作成の仕事ができると思いきや……
そんな折、新しく配属された上司が「君は庶務ではもったいないから、もとの資料作成にもどってもらうよ」といってもらい、一筋の光が差しました!
だがしかし、この上司、常に会議室にこもりきりの上司で有名らしく、資料の最終チェックをお願いしたくても、常に打ち合わせ中でした。これでは頼まれた資料も作る一方で、活用されず。
資料を作るがチェックしてもらえず、くすぶる資料を忘れた頃にあれってどうなったんだっけ?の繰り替えし、確認をするよといわれて、そのまま机の上に熟成されていく資料、そしてまたあれって…以下これのエンドレスリピートです。
もはやここまで来ると私は何のために働いているの?え、これで時給発生しているの?と私誰、ここはどこ、人は生まれえてそしてどうなっていくのなんて、危ない精神状態になりました。
自分が無能なのかと自己否定に走ってみたり、チェックを簡単にできるよう、中身をかいつまんだ解説文章をつけてみても上司にはなしのつぶてでした。
そんな折、ようやく私を次のステップにつないでくれるかもしれない出来事が起きたのです。
ホームページ作成の仕事に立候補したことでやりがいを見つけた
ある日一番職制の方の一声で部署のホームページを一新することになったと話を聞き、以前より資料作成の進捗が上司という名のダムでせき止められていたのと、もともと興味があった私は「私がやりたいです!やります!」と立候補しました。
「いいよ」と上司。
ホームページビルダーはバージョンが古いものしか部署にはなく、新しく買うのも予算がないからと断られました。
どうやらメモ帳の機能でも作れるらしいとのことで、自腹で本を買い、独学で勉強しながらどうにかホームページを作成しました。
デザインの実装の仕方も勉強して、以前のホームページよりすっきりして見やすい、職場の方が求めるコンテンツを含んだホームページになりました。
まさか自分がここまで作れるなんてと今思えばびっくりです。
ただ、それだけ本来の業務が進められない状況にあったという残念な事情はあり、気持ちは複雑でしたが…。
次はWeb関係の仕事を目指して退職を決意
自分の頭にあるイメージが仕上がっていくのが楽しくなり、私はホームページの作成に夢中になりました。
散々な目にはあいましたが、そのおかげで今ではWEB関係の仕事に就けたらなと新しくやりたいことが見つかりました。
今はまだ同じ職場に居ますが、数ヶ月後にやめることになりました。
改めて勉強し、WEB関係の仕事に就けるよう、頑張っていこうと決めました。
アラサーということで結果上手くいかなかったらどうしようと悩んだ時期もありましたが、今が人生の中で一番若いんだと自分を奮い立たせて、挑戦しようと決めました!
したい仕事もできない場所で、こんな風に思える日がくるなんて思いもしませんでしたし、今ではその上司にもある意味(?)感謝しています!
あのとき、思い切ってよかった!
そんな風に未来の自分が思えるように、今はたくさん勉強したいと考えています。
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