アルバイト先の回転寿司屋で正社員に採用してもらえた
高校卒業と同時に、高校1年生の頃から続けていたアルバイト先(回転寿司店)で就職しました。
どこか他の場所に就職して、一から仕事内容や人間関係を築くよりもここで就職した方が自分自身も楽だし、アルバイトの時より給料は大幅に上がるし万々歳だと軽く考えていた18歳の自分。
それが「間違い」というよりも「甘かった」と気づくのに、そう時間はかかりませんでした。
立場が変わったことで、お局様から厳しく当たられるようになった
その職場では長年勤めている、いわゆるお局様がいました。
お局様はその店の副店長。
その上に店長がいるので実質NO2の存在なのですが、店長は転勤などでちょくちょく異動してしまうので、その店のことを一番よく知っているのがそのお局様でした。
そのためか、店長達はお局様には文句を言えなく、そんな頼りない店長をみてパートの主婦の方達も副店長についていく、という店のスタイルが出来上がっていました。
私もアルバイトの時、そのお局様とは問題を起こすこともなくむしろ色々仕事を教えてもらい可愛がってもらっていました。
約3年間もその調子で来ていたので、これが崩れるときがくるとは思ってもみなかったのです。
原因は社員として貰う給料でした。
その副店長は家庭の事情などもあり、社員ではなくパートでした。
副店長という役職付きなので、他のパートさん方よりも遥かに時給は高くその他に役職手当てをもらっていました。
当時の副店長が貰っている給料と私の新卒での給料が実質2、3万円も差が無く、そこに腹をたてられました。
確かに責任ある役職をもっている副店長にとっては、たかがアルバイトあがりで社員になったばかりの私との給料に差が無いのが面白くなかったのでしょう。
そこからは面と向かってそのことを言われたりもしますし、他のパートさん達にも私に何か言うように仕向けたり、社員だから、という理由で他の人だったら怒られないことで怒鳴られたりするようになりました。
耐える日々にも限界が!退職を決めたとき
そんなことが続くと、辞めたいなあと考える日が増えました。
副店長と一緒に仕事する日は出勤途中で胃が痛くなったり、その日はうまく笑えなくなったり、家に帰ってから泣いてみたり、と追い詰められていっていました。
辞めるにしても転職先を見つけてからでないと辞めれないし、この副店長の性格上、辞めると決まった人にはシカトなどの更なるいじめをするのも分かっていたので安易に言えない状況でした。
家に帰れば仕事は行きたくなくなり、それでも行くしかない。
悩みすぎてご飯が食べれないときもあったりして、その時に、こんなことをずっと続けているんだったら、辞めると伝えてからの一か月間の方が楽なんじゃないか、と思えました。(遅いですが;)
そこで何故か妙に吹っ切れて、辞めようと決意しました。
転勤の打診も断り、退職の手続きに入ることができた
そうと決まれば早いにこしたことはない。
そう思い、まずは直属の上司である店長にお話しをしました。
店長には前々から相談していたのもあり、自分の中で決まったならあとは更に上の人に報告するだけだ、とのこと。
なのですぐに店長の上司にあたるブロックのマネージャーとの面談のアポをとってもらいました。
当たり前ですが、アルバイトが辞めるのと正社員が辞めるのではわけが違います。
とめられます。
ひきとめられます。
なんなら、転勤ができる会社だからその異動先もある程度融通をきかせてくれると言ってくれました。
でも、それも全てお断りしました。
もう無理です、続けたくありません。
話し合いはなんだかんだ一週間くらいかかりましたが、最後はマネージャーが折れる形で退職届などの手続きをしました。
次の職場は同じ接客業だけど同年代の多い仕事を選んだ
退職が決まれば、あとは次の仕事だけです。
普通は上司に話をする前に転職先を決めておくのでしょうが、当時若かった自分には辞めることを決める方が先になっていました。
転職は若かったのもあり、特に職種を選ばなかったこともありすぐに決まりました。
同じ接客業でしたが、同世代の人が多そうなところにしました。
(そうすればいじわるな人はいないと考えていました。)
退職までは仲のいいスタッフと思い出づくりをすることで楽しく過ごせた
退職も決まり、転職も決まってしまえばもう怖いものはありませんでした。
いや、確かに問題の副店長との仕事はやりずらかったですが、自分がもう少しでこの環境から抜け出せると思えば我慢できないものでは無かったのです。
嫌味を言われたって聞き流せるようになりましたし、むしろ最後だと思い、仲良くしてくれていた店長やパートの方と仕事終わりに食事に行ったりしていました。
仕事終わりに楽しいことがあると、嫌なことがあっても忘れられますし気づけば副店長のことを全く考えなくなるようになれていました。
仕事も楽しく終われて、なんだかんだ円満に退職することもできました。
自分自身も甘えがあったので悪かったこともあるのは分かっていますが、やっぱりお局様のような人を陥れようとする方とは仕事したくないと思ってしまいます。
その仕事を続けることも大事だとは思っていますが、辞める決断をし、暗い表情から明るい表情に戻れる日がくるのが一番だと思いました。
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