商社に転職をしたい!未経験・年齢・英語など転職条件と仕事内容まとめ

  1. 1.商社に転職したい!仕事内容と転職方法
  2. 2.商社の仕事は売りたい人と買いたい人のパイプを担うこと
    1. 【商社には「総合商社」と「専門商社」がある】
    2. 【ものを売りたい人と買いたい人をつなぐパイプを担うのが商社】
    3. 【最近では新規ビジネスに力を入れている総合商社が出てきている】
  3. 3.商社に未経験で転職することは可能?
  4. 【未経験者でも商社へ転職できるがハードルは高い】
    1. 【前職でしっかりと結果を残している】
    2. 【柔軟な思考ができる】
    3. 【日本語&英語以外にも外国語を操るスキルがある】
    4. 【チームをまとめてプロジェクトを率いるリーダーシップがある】
    5. 【時代のニーズを見極めることができる】
    6. 【周りに負けない専門的な知識やスキルがある】
    7. 【バイタリティがある】
    8. 【商社を通して成し遂げたいことがある】
  5. 5.商社の転職に有利な年齢はある?
    1. 【転職しやすいのは20代の若い世代】
    2. 【30〜40代なら圧倒的な実績とスキルが必要】
  6. 6.商社に転職しやすいと言われている業種は?
    1. 【コンサルティング会社の勤務経験がある方】
    2. 【外資系投資銀行の勤務経験がある方】
  7. 7.商社に転職したい人に知ってほしい商社を辞める方の退職理由5選
    1. 【理由①:激務に耐えられない】
    2. 【理由②:人間関係が辛い】
    3. 【理由③:転勤命令がつきものでライフプランが描きにくい】
    4. 【理由④:ヘッドハンティングの声がかかりやすい】
    5. 【理由⑤:いずれ自分の力を試したくなる】
  8. 【まとめ】世界を舞台に大きな仕事がしたい方には商社はぴったり

1.商社に転職したい!仕事内容と転職方法

パリッとしたスーツをビシっと着こなしてバリバリ仕事に励む。商社マンと言えばそんなイメージを思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、実際に商社で行われている仕事について、普段関わりのない方であればよく分からないという方も少なくありません。

今回はそんな商社の仕事内容に始まり、憧れる方も多い商社への転職方法について詳しくご紹介していきます。是非最後までご覧ください。

2.商社の仕事は売りたい人と買いたい人のパイプを担うこと

まずは商社の仕事内容についてご紹介していきます。

商社の仕事といえば非常に幅広く、具体的なイメージが湧かないという方も多いでしょう。是非参考にしてみてください。

【商社には「総合商社」と「専門商社」がある】

商社の仕事を一言で表すとすれば「世界中のあらゆるモノを調達し、需要のある場所へ提供する仕事」と言えるでしょう。

私達が普段口にしている食料品から石油や石炭のようなエネルギー資源、自動車の部品までありとあらゆるものが対象になります。

このような幅広い分野の商品を取り扱っているのが所謂「総合商社」と呼ばれる企業になっております。一方で、ある特定の商品を専門的に取り引きする「専門商社」もあります。

商社への転職を考えている方は、総合と専門のどちらに興味があるのか見極めることが必要です。

【ものを売りたい人と買いたい人をつなぐパイプを担うのが商社】

日本国内で完結する場合もありますが、商社のフィールドは世界に広がっているケースがほとんどです。

つまり、世界中のどこにどんなニーズがあり、そのニーズを埋めてくれるモノがどこにあるのかをリサーチして把握しておくことが求められます。

必要であれば、直接現地に赴いて、生産者と交渉するなど世界中を飛び回って活躍している方も少なくありません。

このような所謂輸出入ビジネスこそが商社の大きな仕事の一つと考えて良いです。

【最近では新規ビジネスに力を入れている総合商社が出てきている】

ご紹介した輸出入ビジネスが商社の大きな仕事であることは間違いありませんが、最近では新しい事業に力を入れている総合商社も出てきています。

大きな成長の見込める企業への投資であったり、製品開発&販売、ITビジネスなど仕事の幅は徐々に拡大傾向にあります。

同じ会社の中で幅広いキャリアを積むことに魅力を感じる方にとってはもってこいの環境だと言えるでしょう。

3.商社に未経験で転職することは可能?

商社の仕事内容について分かったところで、是非自分も商社で働いてみたいと思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、未経験者の自分が商社に転職できるのかと不安に感じられた方も多いと思います。

そこでこちらでは未経験者でも商社に転職することが可能なのかどうか解説していきます。

【未経験者でも商社へ転職できるがハードルは高い】

結論からお伝えすると未経験者でも商社への転職は可能です。

しかし、そのハードルは非常に高いと言えます。特に人気の高い総合商社ではポテンシャルの高い人材を新卒で採用し、じっくりと長い目で育て上げていく傾向があります。

そのため中途採用者にはそのまま現場に送り込める即戦力を求めています。未経験者でこの壁を突破するには、経験者以上のアピールポイントが欠かせないと言えるでしょう。

では実際にどのようなスキルが求められるのか次の項目で詳しくご紹介します。

4.商社に転職する方法とは?求められる人材像をリサーチ!

では早速商社が求めている人物像をご紹介していきます。商社への転職を成功させるためにはどのような人材を求めているのか知ることが重要です。

今のご自身と照らし合わせてみて、もし不足している要素があれば前向きに準備しておくようにしましょう。

【前職でしっかりと結果を残している】

まず商社では何より結果が重視されるということを認識しておいてください。

そのため前職でしっかりとアピールできる結果を残すことが大切です。特にアピールできるほどの結果が出せていない場合は商社への転職は時期尚早と言えます。

前述しましたが、商社は即戦力として使える人材を中途採用で採る傾向があるので、ありふれたような成功体験では見向きもされないでしょう。

企業内で新規ビジネスを立ち上げて、成功に導いたなどのインパクトのある結果をアピールすることが重要です。

【柔軟な思考ができる】

常識の枠にとらわれ、型にはまったような発想では商社の世界で戦い抜くことはできません。

逆に言えば枠にはまらない柔軟な発想で、誰もが思いつかなかったようなビジネスモデルを生み出す発想力のある方は、商社としても喉から手が出るほど欲しい人材になるでしょう。

しかし、このようなスキルは目に見えないものなので口でどれだけ自分は柔軟な思考ができると伝えたところで信憑性に欠けます。

やはり前職で実際に残した結果と合わせてアピールしていく必要があると考えられます。

【日本語&英語以外にも外国語を操るスキルがある】

商社の仕事はグローバルに展開されています。日本語と英語でビジネス会話をすることは日常茶飯事だと考えておいてください。

中途採用で商社を受けるのであれば、英語が話せることに加えて、さらにもう一つ外国語を操るスキルを持っていることをアピールできれば良いです。

外国語のスキルが高ければ高いほど、戦えるフィールドが広くなるので、それだけ重宝されやすい人材だとアピールすることができます。

そもそも現時点で外国語に対しアレルギーがある方は、商社に転職することを考え直した方が良いでしょう。

【チームをまとめてプロジェクトを率いるリーダーシップがある】

商社での仕事はプロジェクト単位で動くことがほとんどです。つまり実際にプロジェクトマネージャーとしてチームをまとめ、仕事を推進した経験のある方は注目されやすくなります。

商社の仕事は事前にしっかりと計画を立て、社内だけでなく、多くのビジネスパートナーとのコミュニケーションをとりながら進めていく必要があります。

チームをまとめるリーダーシップはもちろん、積極的に自ら周りに働きかけ、円滑にプロジェクトを回していく実行力が求められると言えるでしょう。

【時代のニーズを見極めることができる】

商社の仕事の箇所でご紹介しましたが、世界市場の中でどこにどんなニーズがあるのかを常にアンテナを張り巡らせ、見極めるスキルというのは商社マンとして非常に重要になってきます。

そのため、世界情勢について日頃から情報を集めておくことが重要ですし、さらには今の状態からこの先どのようなニーズが生まれるのかを先読みする力が欠かせないと言えるでしょう。

また、このような世界の情報に敏感であるために、自分の知らないことに対して貪欲に学びたいという探究心のある方はとても商社に合っています。

逆に世界の情勢などについて興味のない方は商社で働くことになったとしても、苦しい思いをすることになるでしょう。

【周りに負けない専門的な知識やスキルがある】

これは商社に限ってのことではありませんが、やはり周りのビジネスマンに負けないと自信を持ってアピールできる専門的な知識やスキルを持っている方は転職も有利になります。

特に総合商社のように扱う商材が多岐に渡っている企業では、専門スキルのある人材の需要は大きいと考えられます。

仮に商社で働いた経験が無かったとしても、突出した専門スキルを持つビジネスマンであれば、即戦力として採用される可能性もあります。

まずは商社で活かせるスキルが自分にあるかどうか問いただしてみてください。

【バイタリティがある】

商社はハードワークであることも有名です。商社の膨大な仕事量に耐えうる健康的で強い身体を作り上げることは、商社で働く上での大前提と言えるでしょう。

病気がちで身体の強さに不安がある方は、商社への転職は考え直した方が良いです。

さすがに毎日ではありませんが、プロジェクトの進捗状況によっては深夜まで及ぶ残業が発生したり、衛生的にも整っているとは言いづらい新興国などで仕事をすることもあります。

多少身体に負荷がかかる状況でもへこたれずに仕事を進められるバイタリティを兼ね備えていることが採用される前提条件であることを覚えておきましょう。

また、強い身体を持っているだけでなく、それをキープし続けることも重要です。

忙しい合間を縫って健康的な食事を取り、定期的な運動でメンテナンスしたりと、日頃から身体の調整に意識を向けられることも大切な要素と言えます。

【商社を通して成し遂げたいことがある】

最後にご紹介するのは、商社に転職する上で最も重要なポイントです。それは、転職先の商社で自分は一体何を成し遂げたいのか具体的に語れることです。

主体性が重んじられる商社の世界では、基本的にボトムアップで仕事を進めていくことになります。

つまり、上からの指示がないと何をすれば良いのか分からないというタイプの方には商社は向いていません。

採用面接でもなぜ商社で働きたいのかという質問はほぼ間違いなく聞かれると考えておいてください。

まず先に自分の成し遂げたい夢や目標があり、それを達成するために商社のこういった力を活用したい、といったイメージで具体的にアピールすると良いでしょう。

5.商社の転職に有利な年齢はある?

商社が求めている人材が分かったところで、次に気になるポイントはやはり年齢ではないでしょうか?

そこでこちらでは商社への転職に有利な年齢があるのかどうか見ていきたいと思います。

【転職しやすいのは20代の若い世代】

商社も企業によって採用の方針が異なるので一概には断定できませんが、やはり20代の若い世代が転職には有利と考えられます。

理由としては、ポテンシャルの高い伸びしろのある若者を早めに採用し、じっくりと育て上げていくというのが商社の大まかなスタンスだからです。

また、こういった若い世代であれば、社会人経験も少ないため、変な仕事への価値観が根付いておらず、自社の色に染め上げやすいというメリットもあります。

商社への転職を希望している方はできるだけ早めに準備をスタートさせましょう。

【30〜40代なら圧倒的な実績とスキルが必要】

商社への転職は若い世代が有利だとご紹介しましたが、30〜40代の方でも不可能ではありません。

実際にそのくらいの年齢で転職に成功している例もあります。しかし、ハードルが高くなることは免れません。

30〜40代といえばある程度の実績を残し、役職あるポジションに就いている方が増えます。

そこで自分をアピールするには、やはり圧倒的な結果を前職で残し、代替可能性の低い専門的なスキルを兼ね備えていることが必要になってきます。

30〜40代で商社への転職を考えている方は、採用の難易度は上がりますが、そこを突破すると即戦力として第一線で活躍できるチャンスは大いにあります。

諦めずにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

6.商社に転職しやすいと言われている業種は?

商社に転職するのであれば年齢は若い方が有利だとご紹介しましたが、有利な業種はあるのでしょうか?

疑問に思われた方もいらっしゃると思います。そこでこちらでは商社に転職しやすい業種についてご紹介していきます。

【コンサルティング会社の勤務経験がある方】

個人が商品となり、専門的な知識やスキルを日々極めながら仕事をする必要のあるコンサルタントは、商社の求める人物像にぴったりとハマりやすい傾向があります。

特に会社の看板ではなく名指しでお客様から指名されるような一流コンサルタントであれば、商社への転職という高いハードルも超えられるでしょう。

また、コンサルタントとして日々探求し続けた自分の専門分野を活かせる商社であれば、きっと第一線で活躍できるでしょう。

現在コンサルティング会社に勤めていて、将来商社への転職を考えている方は、今の自分の専門性を磨きながら、アピールできる結果を残せるよう取り組んでみてください。

【外資系投資銀行の勤務経験がある方】

前述しましたが、商社の仕事内容は徐々に拡大傾向にあり、今後の大きな軸になると言われているのが事業投資ビジネスです。

つまり今後、商社の中で事業投資ビジネスの軸が伸びてこれば、そのような知識や経験を積んできた人材、例えば外資系の投資銀行でバリバリとキャリアを積んできた方などは商社にとって喉から手が出るほど欲しい人材になるでしょう。

ただし、ここでも求められるのはしっかりと結果を残してきた方に限ります。

有利な業界にいるからといって楽に転職できるとは決して考えないようにしてください。

7.商社に転職したい人に知ってほしい商社を辞める方の退職理由5選

ここまで商社の仕事内容から転職するための方法について詳しくご紹介してきましたが、商社マンの中には自ら商社で働くことを辞めてしまう方も当然いらっしゃいます。

実際に働いてみた人にしか分からないこともあるということです。

そこで最後に、商社に転職したい人に事前に知っておいて欲しい、商社を辞める方の退職理由について詳しくご紹介します。

こちらでは特に多い理由を厳選して取り上げていますが、ポジティブな理由からネガティブな理由までご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

【理由①:激務に耐えられない】

一つ目の退職理由は、やはり商社の激務に耐えられないことです。商社マンと言えばバリバリ働くイメージをお持ちの方も多いと思いますが、あながち間違いではないでしょう。

若い頃であれば多少無理をしても持ち堪えていたものが、歳を重ねるにつれて徐々に身体が耐えられなくなってくる方もいます。

健康的な食事や、定期的な運動、良質な睡眠の確保など、商社で働く上で身体のメンテナンスは欠かせませんが、それが上手くできない方の中には途中でリタイアしてしまう方も出てきます。

【理由②:人間関係が辛い】

続いての理由は人間関係が辛いということです。

これは商社に限った話ではありませんが、特に一緒に仕事する仲間が多い商社には、人間関係のトラブルがつきものと考えておいてください。

どんなタイプの人とでも円滑な関係を築ける方であれば良いのですが、そうでない方にとっては大きなストレスを抱えてしまうケースも少なくありません。

そういう意味でいうと肉体的な身体の強さ以上に精神的な強さも求められる仕事だと言っても過言ではないでしょう。

【理由③:転勤命令がつきものでライフプランが描きにくい】

商社を辞める方々の中で特に多いのがライフプランが描きにくいという理由。繰り返しになりますが、商社のフィールドは世界中に広がっています。

グローバルに働きたいという方にとってはもってこいの環境ですが、いつ自分に海外転勤の話が来るのか分からないため、結婚したり家庭を持つといったごく当たり前のライフプランがなかなか描きにくい現実もあります。

とにかく仕事最優先で世界中どこでも飛び回って働きたいという方は特に問題ないですが、家族との時間も大切にしたいという方の中では退職という結論を選ぶ方もいらっしゃいます。

【理由④:ヘッドハンティングの声がかかりやすい】

3つのネガティブな退職理由をご紹介してきましたが、ポジティブな理由ももちろんあります。特に多いのがヘッドハンティングです。

商社で働いた方々が口を揃えて言うことがあります。それは、本当に周りで働いている方々が優秀であるということです。

ただでさえポテンシャルの高い人材を採用し、優秀な社員に揉まれながら成長できる環境が整っている商社はハイスペックな人材の宝庫と言っても過言ではありません。

世界の名だたる大企業から声がかかることも少なくないでしょう。自分自身のキャリアを考えた時に、プラスになると判断すれば当然転職するという方も出てきます。

【理由⑤:いずれ自分の力を試したくなる】

最後にご紹介するのは、ずばり自分の力を試したくなることです。こちらも根底には優秀な人材が集まっているからこその理由だとも言えます。

商社である程度のキャリアを積むことで、世界中の方々と人脈を作ることができます。

会社の看板を使わずとも個人で世界中の方々とリレーションを作り上げることができれば、退職して自分でビジネスを展開するという選択肢が当然出てきます。

いずれ世界を舞台に自分の力を試したいという野望を抱く方は、商社でキャリアを積むというのも一つの選択肢としてアリだと考えられます。

【まとめ】世界を舞台に大きな仕事がしたい方には商社はぴったり

商社の仕事内容から転職する際に必要なスキルまで幅広くご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?

ある意味多くの方が憧れる商社マンですが、その仕事内容は徐々に拡大してきています。

また、商社に転職する際にはそれなりのハードルがありますが、実際に商社に勤めている方の中では、働いている人にしか分からないネガティブな要素があることも分かります。

とはいえ、商社が世の中に与えるインパクトは非常に大きいです。

世界を舞台に思いっきり仕事へ取り組みたい方は、商社への転職を考えるのもアリでしょう。今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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