転職人生にならないように!おかしな上司に狂わされた私の会社人生
社会人となってから15年が経過した、いわゆる中堅と呼ばれる年代の男性会社員です。
私は、6度ほど転職した経験があります。
その中でも、私が海外駐在となっていたときに経験したことを紹介します。
私の中では、このときを境に転職人生が幕を開けたといっても過言ではないほど、今でもトラウマとなって蘇ります。
そのとき、私は始めての海外駐在でした。
大阪に日本本社がある製造業で、工場勤務をしていたのですが、東南アジアの工場への転勤が決まったのです。
転勤前から色々と噂として、かなりしんどいところだと言う話は聞いていたので、それなりの覚悟をしていきましたが、予想をはるかに上回る状態でした。
その工場には、近隣諸国からの出稼ぎ労働者や現地スタッフ、日本人と多くの人種が混在していました。
ここまでは、東南アジアでは良くあることだと思いますが、問題は誰も、お互いのことを信用していない、腹の探りあいを常に行っている状況で、何かあると直ぐに人を陥れようとする集団だったのです。
そのような場所に転勤となり、1週間で精神的に参りましたが、それでも、ここまで来て退職することはできないと、踏ん張りましたが、そこで踏ん張ったのがダメだったのかもしれません。
海外駐在員全員が同じではありませんが、日本人同士足の引っ張り合いを繰り広げているので、常に緊張感を持ち続け、気を許すことができませんでした。
そうこうしているときに、先輩や上司が納期を勝手に変えて、その連絡をしてくれないことや、データの改竄などの指示を出されるなど、おかしなことが立て続けにおきました。
そうして、どんどん窮地に追いやられていったのです。
退職を決意し、転職活動を開始!
おかしな指示に従わないと怒られますが、指示に従うと更に上の上司に改竄していることなどを告げられると言う、悪魔のループが出来上がっていきました。
改竄は指示に従っているだけだと説明しようものなら、言い訳するな、そんなものは説明ではない、客先にばれたらどうするんだ、と一人だけ悪者になりました。
当然、先輩や直属の上司は助けてくれることはありませんでした。
このままでは、精神的に病んでしまうと思い、退職を決意したのが、転勤から2ヶ月後のことでした。
このときの救いは、私と同じように転勤で来ていた一人が私と同じように、異常すぎることを訴えていたことと、その同僚も退職を決意していたことでした。
とにかく、次の仕事を早く見つけることを二人で目標とし、どちらが早く退職できるかを競うようにしたのです。
二人とも家族が居たので、家族を路頭に迷わせるようなことはできないとの思いで、次の仕事を探す日々を過ごしていました。
そんなある日、同僚が仕事が見つかっていないけれど、奥さんが妊娠したので、日本に戻ると退職してしまいました。
こうなると、会社では私一人ぼっちと言う感じになり、とてもではないけれど、次が見つかるまで、仕事を続けられる自信がなくなりました。
どうしようか本気で悩んでいることを家族に告げ、精神的におかしくなる前に今すぐにでも退職しようと思っていることを伝えました。
当然、収入がなくなるので、家族としてはそう簡単に良い返事をしてくれるわけではありませんでした。
仕事を続けながら、家族を説得し、ようやく転勤から4ヶ月後に退職することができました。
しかし、タイミングが悪く、景気が悪い方向に行っているときの退職で、直ぐに仕事は見つかりませんでした。
場所を問わず、落ち着いた生活を求めいよいよ転職に成功!
景気悪化に伴い、転職市場も冷え込んでいる状態だったので、とにかく働いて、収入を得ようと、場所を問わず、あらゆる場所で探しました。
転職エージェントや転職情報サイトはもちろんのこと、飛び込みでの面接なども行いました。
転職エージェントや転職情報サイトもこの時期は、余り情報が無く、有っても、経験者のみとなっていたり、選べる立場ではなかったのですが、選ばれる立場となり、どうすることも出来ませんでした。
そして、転職活動を始めてから約4ヶ月が経過したある日、2ヶ月程前にある会社のホームーページから面接のオファーをしていたところ、そこからようやく返事が返ってきました。
面接に進むことができ、とんとん拍子で工場見学となりました。
工場はすごい田舎にあり、コンビニも無いところで不便だけど本当に良いのか、と何回も聞かれましたが、今はそんなことを言っている場合ではないと思い、入社にこぎつけることに成功したのです。
最初の1年間は特に問題なく、過ごすことができ、ようやく落ち着いた生活が送れると思っていましたが、ここでも、データの調整が日常的に行われていたのです。
そして、当然、入社間もない私にも指示があり、また先の会社と同じような状況となり、再び心が病んでいくことになるのです。
そして、再度転職活動を展開しなければいけない状況になったのです。
その後も同じような繰返しが続き、どうしても一番最初の会社が許せない気持ちで一杯です。
皆さんも転職人生に陥らないように気をつけましょう。
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