大手企業のシステム子会社に転職に成功!しかしすぐに後悔することになった
結婚した翌年、前職があまりにも勤務時間が非常に長く、また休日出勤も多々重なったことから、某大手企業のシステム子会社に転職しました。
当時は三十代なかばで、転職にはぎりぎりの年齢だったと思います。
システム会社ですが、職種は経理で他の部署には異動できない、ある種、逃げ場のない環境でした。
当時会社自体は、設立10年ぐらいと非常に若く、活気にあふれ、風通しも良い感じで、実際にシステム部門はその通りの印象を入社後も感じました。
ただし、経理が属する管理部門はというと、会社が若いこともあり、ほぼ親会社からの出向者しかいない状況で、非常に閉鎖的な状況でした。
そこに配属された私が初日与えられたのは、簡単なインフラ環境の説明の後、会社の規程、基準書のコピーの通読で、ほぼ上司からの話もない状況でした。
私自身もそれまで、比較的緩い環境で働いてきたため、当初は与えられた規程、基準書の通読をひたすらしていましたが、2、3日後に、突然使えないやつと上司に言われて、次第に怒声をおび、フロア全体から、同情、もしくは哀れむように見られるようになりました。
所属長も、さすがにまずいと思ったらしく、場所を会議室に移すように私の上司に指示をだしましたが、会議室では長い時は半日ほど、短くても一時間はひたすら駄目だし、というよりは人格否定を続けられ、次第に夜は眠れなくなり、朝会社に向かうが、会社に行くのが怖くなり、しばしば休みをとるようになりました。
当時は結婚したばかりで、妻には言えず、会社に行くふりをしているのが大変心苦しい状況でした。
上司のパワハラに転職活動をすることを決意したが結局内定は断った
転職して、2ヶ月後ぐらいには、再就職先を探し始めました。
前職で引き留められたのを半ば強引に辞めたことを非常に後悔しました。
ただし、結婚したばかりの妻がいるので、後悔ばかりしていても先がないので、インターネットのリクナビを時間があれば絶えず検索していました。
それこそ、朝起きてベランダで、会社への通勤中、会社での昼休み、会社から家への電車の中、帰宅後、食事中から布団に入っても絶えず現実から逃げるように新しい職場探しの検索を続けました。
実際に何社かは履歴書を提出し、面接も受け、二つほど内定ももらいました。
ただし、結局は二社とも辞退し、会社に留まりました。
なぜとどまったのか、多少人より負けず嫌いだとは思いますが、けして根性があったからではありません。
妻の両親に辞めたら申し訳ないとの一心でした。
妻とは遠距離で数年付き合い結婚したのですが、一人っ子ということもあり、非常に両親から愛されていました。
結婚式で、そんな両親に妻を幸せにすると、カッコつけて宣言したにも関わらず、数ヶ月で転職先をやめるのは、あまりにも頼りなく、申し訳ないとの思いでした。
結果、インターネットのリクナビの検索は、継続していましたが、やめずに現在まで働いています。
2年上司のパワハラに耐え、仕事で着実に実績を残すことで認められた
2年ぐらいは上記の状況が続き、本当に苦しかったです。
切に思ったのが、同期のありがたさです。
転職先は中途入社のため、当然同期はいませんが、前職は新卒採用だったので同期はたくさんいて、たまに激しく池袋のぶつかりもありましたが、飲みにいったり、同じ境遇でお互い愚痴をいったり、本当にかけがえのない存在だったことを痛感していました。
ただし、2年位踏ん張っていると、同期ではないですが、徐々に私を認めてくれる人も出始めました。
最初はよく辞めずに続けることに対する根性的なところが、認めてられるようになりましたが、次第に仕事の中身についても認められるようらになりました。
周りにみとめられてくると、次第にじょうしもあまり強くは言えなくなってきて、四年がたった頃には何も言われないようになりました。
上司の行動は確かにパワハラだったけど、自分の中にも甘さがあった
現在のご時世ですと、間違いなくパワハラと言われてもしょうがない上司でしたが、先に記載した通り、私自身もあまかったところも多々あったと思います。
前職は社員の年齢構成めも若く、上司も兄貴のようで、いつも困ると最終的には助けてくれ、それが当たり前の認識が無意識で刷り込まれていたのだと思います。
中途で入ったからには即戦力で、自ら切り開き、仕事を推進する覚悟がたりなかったのだと。
そういう姿勢が透けて見えて、上司も当時腹を立てていたのだと今だと思えます。
上司はこの後、他の部署に異動しましたが、現在では、たまに飲みに行ったり、スポーツ観戦するようになりました。
退職せずに続けてきたから今の自分がある!歯を食いしばって続けてよかった
腹が立っても人をみんなの前で怒鳴りつけたり、人格自体を否定することは行けないと思います。
私は自身がされたことを部下にするつもりはありませんし、していないと断言できます。
感情的に向き合っても相手の心には真に響かないと思うからです。
ただし、人は変えられません。
変えられるのは自分だけなので、つらいときこそ、歯をくいしばって続けることが大切だと思います。
三年たてば、仕事もできるようになり、仕事ができれば、だれも何も言いません。
コメント