転職活動を通して、自分を再確認!新たなスタートのきっかけになった

みんなの転職体験談

営業事務として働いて5年、退職を考え始めた

会社をやめたい!と思いました。

大学を卒業してから、大手メーカーに営業事務として就職してから5年。

仕事に慣れてきた頃でした。

会社に対して細かな不満はありましたが、どれも絶対にやめてやる!と感じるほどではなく人にも恵まれ日々をこなしているうちに、あっという間に5年経ちました。

今の働き方に疑問をいだき、将来のための転職を決意

社会人になり5年も経つと、周りの友達は昇進したり後輩のマネージメントをしたりと、少しずつ少しずつ会社にとって重要な役割を任せられるようになってきていました。

またわたしは女ですが、結婚して家庭に入った友達も、徐々に出始めた頃でした。

その頃になってわたしは初めて、この先の生き方について考えるようになりました。

このままこの会社で営業事務をしていたら、昇給、昇格はあるが、仕事の幅はずっと変わらない。仕事が限られている以上知識を増やしていくことは難しいのではないか。

自発的に考え提案できるような、成長することに繋がる仕事の方が、働くことの対価として金額面だけではなく、得られるものがあるのではないか。

仕事を始めてから、初めて立ち止まった時でした。

エージェントを活用した転職活動を開始!しかし現実は……?

まず、エージェントにいくつか登録し、面談をしました。

自分が感じている想いや、今後どんな仕事をしていきたいかを担当していただいた方へお話し、お仕事を紹介していただくことになりました。

この職種を絶対にやりたい!というものはなかったので、自分が知らないような仕事も知りたかったのもあり(知らなければ、選ぶことすらできないので)、自分の想いを伝えた上で、合う仕事を紹介していただく方が良いと感じ、エージェントを通して転職活動をすることを選びました。

しかし実際に紹介される仕事は、現在の職種と同じ、営業事務ばかりでした。

他の職種も紹介していただきましたが、書類がほぼ通らず、やはり面接までいけるのは営業事務の仕事が多かったです。

ただ、営業事務といっても会社によってやることは様々なのでご紹介頂いた分は目を通し社風に惹かれた会社はとにかく一度足を運んで、自分の目で会社やそこで働いている人を見に行くようにしました。

厳しかった働きながらの転職活動

実は、わたしの所属している営業所に、事務はわたし1人しかいません。

そのため有給も極めて取りづらく、会社や同僚に隠しながらの転職活動はなかなか難しいものがありました。

1次面接に行った時点で合格を頂いても、自分で違うと判断した会社へはお断りを入れていました。

(多くの面接を入れる時間がなかったため、自分でもかなり会社を絞って面接へ行っていました)

転職活動の末にたどり着いた結論は……?

転職活動をしながらたくさん自己分析をする機会がありました。

結局のところ、何がしたいのか、幅広いことってなんなのか、何をすることが自分の価値になると感じるのか、わたしは自分ではっきりわかっていなかったのです。

わからないまま、ざっくりした考えで転職活動をしていたので、やはり何がしたいのかわからないまま。

面接時に質問をされ、採用されるよううまく答えている自分に違和感を感じました。

そして、色んな会社を見ていくうちに当たり前のことに気づきました。

幅広い仕事なんてない。

世の中たくさんの会社で成り立っていて、どこの会社も部分的で、その中の仕事といったら更に部分的で。

わたしが知らない仕事をしている友達を見て、焦る気持ちや憧れの気持ちがあっただけなのではないかと。

もちろん会社によって社風や社員の方達の雰囲気もそれぞれカラーがあり、魅力的だと思える企業もいくつかありました。

ただ、今の自分のまま転職しても、数年後に今と同じことを言っているのではないかという気がしてきたのです。

そもそも大学生の時に就職活動をする際に、人の生活の身近な部分で役に立てる仕事を探していたのですが、それを思い出しました。

今の自分の仕事内容、仕事のやり方、同僚への関わり方、お客様への関わり方を見直したら、まだまだできることがたくさんあることに気づいたのです。

幅広いしごとを探すのではなく、自分が幅広く仕事に関わって行く姿勢が大切なのだと気付きました。

またそれの繰り返しや継続が、結果、自分の成長に繋がるものだと。

わたしは、転職活動をやめました。

やめて、その代わりに今の自分の職場で出来そうなこと、(どうすればより良い環境になるか、周りの人が仕事をしやすくなるか、どんなマニュアルが必要か)を書き出してみました。

与えられた環境の中で、どこまでやれるかは自分次第だと。

そのような言葉は昔からなんとなく知っていましたが、自分の体感としてわかることができました。

結果、転職活動をしたことは正解でした。

仕事に慣れてきた5年目で、自分の会社しか知らず、自分の常識的な感覚はほんとに常識であるのか、きっと不安があったのだと思います。

他の世界は、他の人はどうであるかを知ることは、自分を、自分の立ち位置を再認識するきっかけになります。

わたしはこれから同じ会社で、同じ立ち位置から新たなスタートを切ります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました