地質調査業から住宅地図出版会社へ転職!収入は減ったけど転職して正解!

転職成功者のアドバイス

転職して2年、人生設計は変わったけど今は満足している

私は今の仕事について早2年。

以前いた会社を退職した際の体験は苦痛そのもの以外なにものでもありませんでした。

人生が一転する可能性のある転職。

私の場合トータルで考えれば「結果オーライ」と言えるものとなりましたが、人生設計が大きく変わったことに違いはありません。

地質調査業で経理兼営業!在職中から転職を見据えていた

私は地質調査業を営む会社で12年経理兼営業の仕事に携わっていました。

会社を退職する前には、しばしばハローワークに入り浸り、求人情報を閲覧したり、自分のプロフィールを改定したり、また週に一度発行されるフリーペーパーの求人情報誌に目を通したりといざという時を踏まえて就活を行って来ました。

元々は経理・総務として会社に就職し、国の土木建設など公共事業の見直しや大震災の影響もあり、仕事が大幅に減少し営業マンのリストラもあって、経理兼営業として仕事をするようになったのです。

営業の経験がない総務・経理の私をリストラしなかったのは会社の本当の実態、すなわち数字がわかったうえで仕事ができる人間に残ってほしかったから、などと自分では勝手に想像しました。

周りが放棄した責任を一身に背負うことになりストレスで退職を決意

辞めた理由の一つとしてまずあげられるのは、社長が経営に関してまったくと言っていいほど無頓着だったことです。

私は経理を受け持っていたのですから会社の実績に関して当然理解していましたし、貸借対照表や損益報告書などをもとにその都度社長に報告をしていました。

もちろん、その数字をベースとした営業の方向性やスケジュールなども併せてです。

社長は、自分は「技術屋」だから地質調査に関する報告書を作成していればいいのだ、後のことは知らん、分からんと言わんとばかりになんの指示もアドバイスもしてこなかったのです。

小さな会社です。

あれもこれもやらなくてはいけないのはある程度わかりますが、会社の最終決断をする人間は社長しかいないのです。

私はストレスから自律神経に支障がきたすほど悩んでしまいました。

辞めた理由の二つ目として、現場担当者の仕事があまりにも無責任すぎることにありました。

その担当者は実家が農業をやっているいわゆる兼業農家で、田植えや刈り取りの際は長期有給を取り、その期間の仕事はすべて下請けに回さざるを得ない状態となるのです。

寄りによってそういう時に限って大口の仕事が舞い込んで自社でやれれば資金をストックできるのに下請けに回すしかなくなる、まったく因果なものです。

事情はわかりますが、会社の実態についてある程度は朝礼などで、こちらも話しをしているのに、そういうことは全く自分には関係がないとばかりにマイペース。

これでは満足な仕事なんか取ってくることもままなりません。

そして、こういうことについても社長は背を向けて何も話さないのです。

「やってらんねぇ!」とばかり私は叫びたい気持ちでいっぱいになりました。

そして最後にもう一つ。

これはプライベートなことでもあるのですが、営業事務を担当する先輩事務員の女性と私は密かに交際をしていて、それは結婚を前提にしていたのです。

彼女は私と歳は同じで、2人とも離婚経験をもつバツイチ同士です。

その彼女とも相談をし、どこに再就職するにしてもお互い子供がいるわけでもなし、2人で働けばなんとかなるだろう、こんな会社にいても結婚生活は構築できないと結論したのです。

住宅地図出版会社へ転職!収入は減ったけど仕事に楽しさを感じている

彼女と一緒に会社を辞めて再就職するまでには約半年ほど時間がかかりました。

私は50歳。

正社員としての仕事なんかありません。

とりあえずは退職金とハローワークでの失業手当でなんとかなるとし、じっくりと再就職先を考えました。

再就職先に選んだのは、大手住宅地図出版会社の準社員として調査の仕事でした。

住宅地図と言えばここ、というくらいメジャーな会社で、県内の市町村の住宅地図を改定する前に原稿と実際の現場の情報がアンマッチしていないか、している場合は訂正をしていくという仕事で、それはひたすら歩いて調べるものでした。

歩く歩数をカウントしてみると一日平均20,000から25,000歩いていました。

最初の三ヶ月は足にマメはでき、治る前にそのマメの上にマメができる、そんな過酷な足の裏事情となっていました。

やがてマメができなくなり、20,000歩の歩行が気にならなくなた頃からこの仕事がとてもおもしろくなってきたのです。

普段車などでは絶対に見ることができない光景やスポットなどが発見できることはこの仕事しかないと思うし、北部の山間部などを温暖な気候のもと調査しているとその風景の美しさに目をやりストレスなんて吹っ飛んでしまいます。

収入は地質調査会社に在籍していた時の60%程度になってしまいました。

しかしながら、雀の涙ですがボーナスも出るようですし、彼女と共働きをしていけばなんとか食べていけるものではありました。

今、地質調査会社での先輩女性と私は結婚をし、2人の充実した時間をベースに暮らしています。

会社のことばかり、仕事のことばかり考え、悩んだりすることもなくなりました。

環境は大きく変わったけれど何もかもが悪くなったわけではありませんでした。

彼女との暮らしを最優先に人生を生きていこう、今そう思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました