過酷なノルマでボロボロ!インターネット加入営業の仕事を半年で退職
43歳男性インターネット加入営業職中途入社するも半年で辞め転職しました。
これまでのルート営業職の経験を活かし基本給はそんなによくはなかったんですが高率歩合給に魅かれインターネットの加入代理店の営業職に就職しました。
営業先は特に指定されずどこででも加入契約をとればいいんですが基本は個人のお宅で、手法はテレアポ、飛び込みに分かれるのですがほぼ飛び込み営業でした。
たった3日の研修で大筋を叩き込まれ、あとは5人のグループに入り日替わりでエリアを5人でローラー営業で住宅街を1軒1軒飛び込んでいくものです。
エリアを指定されることも多く全く知らない街ということもありました。
1日の最低ノルマはグループで3軒の加入契約獲得です。
会社を10時ぐらいにスタートし達成するまで帰社できません。
ですから自分がその日獲得したからといっても連帯責任なので達成するまで終わることができません。
会社の就業時間は9時から17時なんですがそれで終わるはずがなく形だけのものでした。
一度だけ全員が昼過ぎまでに獲得し夕方まで時間をつぶし定時に退社しましたがこれだけでした。
日中飛び込み営業しても在宅率は低く効率を考えて郊外の密集した団地や住宅街を狙うんですが日中家にいるのはおじいちゃんやおばあちゃんが多くお話にならず、よくても奥さんですが旦那さんに聞かないと決定権は奥さんにないので必然と営業の中心時間は20時以降になってきます。
家族団欒の時間で飛び込んでもインターホン越しに取り付くしまもありません。
それでも獲得できなければ21時、22時まで続けます。
話し込んでしまえば24時すぎまで玄関先で粘りました。
10軒に1軒ドアを開けてくれたらいい方です。
チームでのノルマが達成できていなければ個人のお宅に行けなくなる21時を過ぎると営業先は営業している飲食店等になります。
しかしまたこれもお客さんがいるのでまず話なんか聞いてくれるはずもありません。
最終的に獲得できなければ上司のタオルが投げられ帰社を許されるんですがその分土日出勤でのリカバリーを求められます。
これも休日出勤扱いにはなりません。
考えれば在宅率の高い休日のほうが効率はいいはずなんですが、くつろいでいる日曜日はこれまた相手にしてもらえません。
日曜の夜なんかは私も家庭があるので心が折れそうになりました。
もし自分が休日の一家団欒くつろいでいる時に営業に来られてもまず相手にしないと思いながらも仕方なく続けました。
帰社後申込書のチェックや日報作成などで会社を出るのはだいたい25時すぎで残業代はもちろんつきません。
家に帰り食事等を済ませて寝るのは毎日深夜でした。
チームでテレアポに切り替えて効率を考えてみたんですがこれも個人の技量に差がありすぎて上手くいかず一軒一軒やはり飛び込んでいくしかありませんでした。
チーム内で私は獲得している方だったんですが、成績の悪い足を引っ張るヤツがいたので実質4人で営業しているようなものでチーム編成の良し悪しもできる人にとっては大きく影響しており、できる人にぶらさっがって楽している人もいました。
過労で体調を崩し退職!会社は過去に裁判沙汰もあったブラック会社
自分なりに半年負けるものかと頑張ったんですが1月休めなかったこともありストレスや過労で体調をこわしたので妻の薦めもあり退職しました。
収入が途絶える不安もあったでしょうが身体あってのことだからと妻のやさしさと、逞しさには頭が下がるばかりでした。
同時期に入社した同期入社3人も全て私より先に退職しました。
この会社、後から分ったのですが結構ブラックで仕事をいくらとっても歩合の仕組みが不明瞭の部分が多く裁判沙汰も過去にあり、社員の出入りも多くかつて厚労省の指導も入っていたようです。
この前の会社が倒産し慌てて職を探し目先の歩合給だけ見てこんなとこに入ってしまいました。
よく会社を調べて高率といっても不安定な歩合給よりも少々給料が安くても安定して健康的な生活が送れる仕事の会社を選ぶべきだと痛感しました。
無事にオーディオ機器メーカーに転職成功!生活を考えて会社を選んだ
根本的になんのために働くかということを考え次は徹底的に調べ考え就活を始めました。
40過ぎで2回目の転職でなかなか次はそう簡単にはいかないだろうと考え
色んな転職サイト等に登録したり、苦手だったのでパソコン教室にも行くようにしましたが、幸いなことにハローワークの紹介でオーディオ周辺用品のメーカーに比較的早く再就職できました。
固定得意先のルート営業ですが皮肉なもので、前の飛び込み営業の経験が新規開拓に活かさるとの強みになっていました。
出張等も頻繁にありますが出張に出れば案外早く仕事を終わることができ、ノー残業デーもあり普通は大体定時に近い時間で退社しています。
体調もよくなりちょっと太りました。
子供と過ごす時間も増えリフレッシュが十分にでき仕事も充実して頑張れるようになったので考えもしなかった業種への転職となりましたが大成功の転職でした。
コメント