女性が当たり前に働くようになったが、働きやすい労働環境とは言えない
男女雇用機会均等法が施行になりずいぶんになりますが、女性自身が社会で働くということが当たり前の時代にもなりました。
とはいっても、表向きは女性が意欲的に働ける社会のように見えていますが、当の女性には労働環境をはじめとして働きにくさを隠し持っているものです。
それでも社会通念上、義務教育及び専門学校、大学の卒業とともに就職の道へと進むことが期待されています。
ひと昔前の女性と違い、家政学校へ通ってから嫁ぐ、もしくは教養のある家庭においては英語を生かした職種に就くこのような二分化さえ忘れ去られているのです。
確かに、女性も職をもつべきだという傾向は正しくもありますが、どの分野においても女性の活躍が期待されるということでもなく、女性にむいた適職というものがあるものです。
例えば幼稚園の先生、看護婦、は女性向け職業の典型ですが、女性が一生の仕事にするに適している職業とも言えます。
もちろん向き不向き、ストレス、ままならぬことは多いですが、男性社会のなかで働くという労働環境からは遠い職業と言えます。
誤解を招くようですが、昨今の状況と比べてという意味では最近ほどにパワハラ、セクハラの案件が発生していないとも言えます。
退職の原因になった労働環境①女性用トイレがない!男女共用でのトラブル
家族で営業する株式会社でしたが、女性用トイレが設置されていませんでした。
法令違反ではないかとも思うのですが、女性用と男性用を1箇所のお手洗いで共用されているとも解釈することができました。
共有されたトイレと思いながら、使用していたある日の出来事です。
いつもどおりに事務所のプレハブを降りて階段を下りきりトイレへと向かうと、いつもどおりに未使用という合図で扉が開いていました。
中へと進もうとしたとことろ、そこに見覚えのある男性の後ろ姿がありました。
会社の専務が用を足していたのです。
扉を開けっ放しにしながらも。
私は、「みてませんよ」と咄嗟に言い放ちその場を去りました。
その後、専務は奥さんに報告したようで、
奥さんが私の気分を偵察に来ましたが、専務はなんてことないというふざけたリアクションで、その後も気まずさが漂いました。
徐々に職場環境の悪さから抜け出したい、辞めたいと行動に移るきっかけの出来事でした。そのご、他の条件もあり耐えられずに退職しました。
退職の原因になった労働環境②不衛生なトイレで感染症が発生!
私が派遣された企業は急成長を見せている企業で、都心部にあるビルに事務所はありました。
トイレも複数あり、お掃除の担当者もいる清潔な環境でした。
女性用のトイレは洋式のみ、ビデがついているわりと最新のものでした。
しかし、ある日のこと婦人科系のクリニックの先生がこんなことを話していました。
「最近患者さんに感染症が多いと思ったら、洋式トイレについているビデが感染原になっていることがわかってきたのよ」と。
大企業ゆえ、トイレは休憩時間には不特定多数の者が利用していました。お昼休みには行列ができていました。
何十回とビデを使用してしつこく洗浄していた私でしたが、そのエピソードから一歩も職場へと足が向かなくなっていたのです。
思えば自ら内臓に感染症を移しに行っていたようなものです。
退職の原因になった労働環境③理不尽な社内イジメとトラブルの責任転嫁
私が勤務していた会社には、グループ会社がおおく、職場でもグループ会社のシルバーさんと仕事で顔をあわせることが多いものでした。
シルバーさんは定年過ぎた男性、すいも甘いも経験済み、独断で判断することも多いものでした。
仕事の上司さえ黙認することもあったくらいです。
ちょくちょく問題を引き起こしては若い子をいじめていくのです。
たとえば、私たちの会社のルールでの対応とシルバーさんの会社での対応に差があります。
会社同士で一方のやり方に統一された報告をしても、自分のやり方をゆずらない。
融通が利かないと、若い子をどこまでもトラブルに巻き込む。
そういったやりとりを繰り返していくうちに、とうとうシルバーさんの会社の上司さえ入院する始末です。
誰かを犠牲者にしなければ、解決に向かわないというめんどくさいことが上司と部下、グループ会社間、30歳以上もの年齢差の間で行われているのですから、めんどくさくてたまらない。
そのうち誰かに落とし所をつけるためにも責任転嫁が繰り広げられ、ひとりが退職に追い込まれていくのです。
こういった人間心理の罠にうんざりした私は、そんなことしてるくらいなら働けよと心中思いながらも、立候補して退職を願い出ました。
正しくは、上司と周囲から退職に追い込まれたといって間違いないです。
そんな風にして退職に追い込んだ上司は、部下の人数が足りずに慌てふためき、退職の際ちょっとした嫌味をおくるという、悪循環に陥っているのでした。
自業自得をまだ、他人に責任転嫁するというどこまでも自由な女性上司でしたが、退職になんの未練もありませんでした。
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