毎日日付が変わるまで残業が続く激務で鬱病に!退職するまでの10年間

会社での悩み

毎日日付が変わるまで残業!我慢だらけの会社員時代

私は昨年会社を辞めました。

会社をなぜ辞めると決断したのか、そして辞めるまでの経緯をお話したいと思います。

「会社を辞めたい」と思ったことは誰でも一度はあると思います。

私もその一人ですし、「会社を辞めたい」気持ちをこじらせてうつ病にまでなりました。

思えば会社員時代はただひたすら我慢、我慢、我慢の連続でした。

最初に本気で会社を辞めたいと思った時は、うつ病になる前の部署でのことです。

毎日怒鳴り声の響く部署で、日付が変わるくらいの残業をしていました。

もちろん仕事内容も好きではなく、ハッキリ言って大嫌いでした。

怒鳴り声の響く部署ですから、人間関係もよくありませんでした。

そんな中自分としては必死に周りと調和をするために頑張ってきました。

人間関係も少しでも良くしようと周りに目を配り、他の人の手伝いもよくしていました。

そして毎日午前様、実家暮らしをしていたので家に帰るのも遅く、家族に迷惑をかけていたと思います。

仕事は好きではないし、人も好きではない、一番大切な家族に迷惑をかけてしまっている。

そんな状況がつらくて仕方がありませんでした。

一生懸命頑張っていたので、仕事の評価もよく、ボーナスも上乗せされました。

それでも嬉しいという気持ちよりむなしい気持ちが強かったです。

ストレスがたまって無駄使いをしていたので収入が多くても、出費も多く、あまりお金は貯まりませんでした。

心から、お給料は少なくてもいいからもっと穏やかに働きたい。

もっと早く帰りたい、と思っていました。

激務を我慢し続けた結果鬱病になってしまった

そんな生活が数年続いた後、典型的なうつ病になりました。

電車に乗ると過呼吸になる、夜眠れない、なんでもないときに涙が出る。

暗い話ですが、電車に飛び込む人のせいで電車が遅れた時、以前は「人の迷惑を考えて飛び込んでほしい」などと言っていた私ですが、そんな人たちの気持ちがスッと理解できるようになりました。

その時点で「これは本当に休まないと取り返しのつかないことになるかもしれない」という危機感を持ち、病院で診断書を書いてもらい、3ヵ月休職することになりました。

完全に追い詰められていました。

出世街道をひた走りしてきたので、「これで今まで頑張ってきたすべてが水の泡になる」「休職したら人からどう思われるのだろう」という恐怖でいっぱいでした。

しかし、うつ病になって少し目が覚めました。

そして強く思ったことがあります。それは「誰も私を助けてくれない」ということです。私としては会社のために頑張って働き、会社に尽くしてきたつもりでしたが、うつ病で休職することになった時の周囲の反応は冷たいものでした。

自分の苦しみを誰一人分かってくれないと、いじけてもいました。

そんな中支えてくれたのは家族でした。

自宅療養の際も何も言わず「ゆっくり休んでいいよ」と言ってくれました。

今まで会社と仕事を優先して、家族の時間を大切にしてこなかった自分を恥じました。

私の一番大切なものは家族であって会社ではない。今までの生き方の優先順位は誤っていた、と強く思いました。

職場復帰後は別部署で働きながら鬱病から回復した

3か月の休職の後に職場復帰をしました。

周りのよそよそしさを今でも覚えています。

職場に復帰してすぐは定時で帰れるような部署に異動になりました。

そこの部署ではストレスも多くありましたが、何とか数年頑張ることができました。

うつ病の時に学んだ教訓を生かして、自分の大切なものを優先するようになりました。

人に仕事を振れるようになりましたし、上司からの飲み会もキッパリ断りました。

自分の大切なものをしっかり守る働き方ができだので、このような部署でならずっと働けるかもしれないという希望を持ちました。

人間関係でまた心療内科にかかったのを機に10年目で退職を決意

自分に合っている部署に数年いたのですが、そこでの評価もよく体調も戻ったと判断され、また繁忙部署に異動させられました。

自分で言うのもなんですが、私と同じくらい仕事が出来る人はあまりいませんでした。

私がいた会社では仕事が出来れば出来るほど忙しいところに異動させられます。

仕事のできない人の方が早く帰れる仕事を与えられます。

どこの会社も同じかもしれませんが。

そのような中、再び理不尽に怒鳴る人と仕事をすることになりました。

また、仕事自体も忙しく、早く帰宅をしたくて朝7時に出勤していたのですが帰宅は夜9時を過ぎていました。

そしてまた精神的に追い詰められることになり、心療内科に通い、安定剤を飲む日々が続きました。

そして、ふと思いました「私は一生安定剤を飲みながら仕事していかなくてはいけないのだろうか」「なぜこんな目にあってまで仕事を続けなくてはいけないのだろうか」と。

その気持ちは日に日に強くなり、勤務も10年を超えていたので、「よくここまで頑張ったよね」と自分をねぎらう気持ちも芽生えてきました。

何度も何度も「会社辞めたい」と思っていたのでもう迷う気持ちはありませんでした。

この時会社を辞めることを決意しました。

退職の意思を上司に報告!引き留められたことで辞める意思が強くなった

上司へ会社を辞めることを進言しました。

やはり止められました。

「その年で辞めても何もできないだろう」「皆頑張ってるんだからお前も頑張れ」くらいのことを最後には言われましたが、そんな暴言により、辞める決意は強くなりました。

仕事で関係ある人には辞めることを伝えていましたが、それ以外の知り合いには直前まで言いませんでした。

周囲の人たちもみんなこの会社を辞めたいと考えていた

直前で知り合いに会社を辞める報告をした際、色々言われるかと思いました。

例えば「辞めるなんてもったいない」とか「今更辞めてどうするの?」などと言われ、自分の決意が揺らぐのではないかと思っていました。

しかし、それは自分が感じていただけで、ほとんどの人から「羨ましい」と言われました。

「そんな決断ができて立派だ」とも。私が思っていた以上に皆会社を辞めたがっていたようです。

後悔のない人生のために退職を選ぶことも必要

最後は盛大に見送ってもらいました。

本当に後悔はありません。

辞める手続きが面倒くさかったり、上司に言うのに勇気がいる、他の人にどう思われるか気になる、そんな理由で辞めるのをためらうこともあるかもしれません。

ですが、それらのハードルをすべて超えた私から言わせてもらうと、そのようなハードルは大したものではありません。

もし、会社を辞めると決意したのであれば、その意思を貫いてください。

人生は一度きりです。

自分の意思で、後悔のない人生を送ることが大切だと思います。

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