会社に失望し疲れ果てて退職まで考えた末にやっと見つけたワークスタイル!

会社への不満解決策

仕事は好きだけど、会社に対する気持ちがなくなってしまった

私は働くことが好きです。

学生時代からあらゆるジャンルのアルバイトを経験し、どの業種でもルーティンワークは真面目にコツコツとこなし、愛想もよく、お客様からも上司からも気にいられる存在だったと思います。

それは今も変わりません。

現在、接客業に従事している私。

お客様、上司、同僚、後輩。みんなびっくりするくらい私を慕ってくれていました。

しかし、私の方が、会社を愛せなくなっていたのです。

なぜ、愛せなかったのか。

それは私が「役割」だけで毎日過ごしていたからです。

お客様の担当として。

部下として。

先輩、後輩として。

求められる振る舞いというものはもちろんあるのですが、自分を見失うほどに「役割」にハマってしまっていたことが原因です。

自分の感情がわからない、ひたすら疲れている、人に感謝の気持ちが湧いてこない…というような、人間として大切なものがスポッと抜け落ちていることに気づいたのです。

さらに、こんなに自分の気持ちを無視して働き続けたわりに、もともと安いお給料が上がっていないことにも気づきました。

安月給ながらも安定はしているし、接客は好きだったし、そこそこ満足していたのです。

でもあくまでそれは「そこそこの満足」でしかなかったのです。

経済的に困った時に誰も助けてくれないし、時間が合わずに誰とも会えないのは寂しかったのです。

そんな気持ちが募り、今の生活を変えようと強く決意したのです。

待遇の改善を求め上司と交渉も実らず、退職を申し出た

実家にも頼れず生活に困窮していた私は、とりあえず収入を増やさなければという思いを強く持ちました。

業務自体は好きだったので、なんとか今のまま給与を上げることはできないかと考え、まず直属の上司に交渉しました。

給与を上げるためには何をすればいいか、他の部署へ配置転換はできないかを相談しました。

販売だけをずっとやっていても、すぐに移れず店長のポジションを数年経験しなければいけないと言われ、どんな仕事をしてもすぐには給与アップできないという回答。

残念でしたが、会社全体で給与改定の話があったのでそれを待つことにしました。

しかし、大卒でない私は給与はそのまま。

仕事のできない大卒の後輩の基本給が、万単位で私を上回るという現象が起きたのです。

これに強い怒りを覚えた私は、上司に退職の意思を伝えました。

そして強く引き止められました。

現実的に、生活が安定していない状況、次も決まっていない状況、転職しても同じようなことが起こる可能性は自分でも感じていたので、泣く泣くその説得に応じ仕事を続けました。

退職を止め、副業を始めたけど精神的にも体力的にも疲労で限界に

給与に関することは会社に求めるのは諦め、私は許可をとり副業を始めました。日雇いの軽作業バイトと、在宅でのライティング業務です。

しかし、なかなかうまく回りませんでした。

私の所属店舗はなかなかハードで、家に着く頃には22時過ぎ。

残業も多く体力的にキツかったし、わりに合わない仕事をしているという実感が同僚の中にも蔓延していました。

また、先に書いたように「役割」にハマることで立場を維持できるような風潮がありました。

上司の顔色を伺ったり、先輩の地雷を踏まないように先回りして動いたり、ゆとり教育を受けてきた新人のフォローなど、精神的な疲れがひどかったのです。

休みの日は一日中ベッドから出られないくらい疲弊していました。

私は経験も長かったのでその店舗で必要とされていることは上司からも言われたのですが、私が欲しいのは労いの言葉ではなく、経済的な安定と、気持ちにゆとりのある生活でした。

給与アップがダメなら、他のスキルを身につける勉強時間や副業ができる時間が欲しいということで、店舗異動の希望を伝えました。

諦めずに交渉した結果、それからしばらくして、規模の小さな店舗に異動できることになったのです!

店舗の異動で生活に余裕が生まれ、副業も捗るようになった

異動した先は、客数もスタッフの人数も今までの半分以下という小規模店舗。

売上もよくありません。

その分、チームメンバーが真剣に集客のためのキャンペーンを企画したり、スキルを上げる勉強をしていました。

私の意見も丁寧に拾ってくれて、キャンペーンに活かしてくれるなど、やりがいのある現場に出会うことができました。

無駄に残業することもなくなり、今までよりも2時間早く家に帰れるようになりました。

慣れた頃には、在宅のライティングも再びチャレンジできるようになり、わずかではありますが副収入を得られるようになりました。

金額よりも、自分で考えて書いたものでお金をもらえるということに喜びを感じました。初めての感覚です。

一人でコツコツ作業するのも好きなのですが、よりいい文章が書きたい、いろいろなことを知りたいと感じ、掛け持ち可能のライター業務のアルバイト求人を見つけ、面接の準備をしているところです。まだ受かってませんが、すごく楽しみです。

環境が変わり理想の働き方を見つけることができたことで退職せずに住んだ

今までの私は、こんなに貪欲にチャレンジすることはありませんでした。

経済的にも精神的にも追い詰められて、ようやく自分の理想の生活が見えてきました。

とても苦しくて、悩んで、上司にも生意気なことをたくさん言ってしまいましたが、新しいチャレンジができることに本当に感動しています。

サッと辞めていたら、今回のようなワクワク感は得られなかったかもしれません。

引き止めてくださった上司にも感謝できるようになったし、「役割」から外れた自分に久しぶりに会えた気がします。

友人からも、元気になった、穏やかになったと言われるようになりました。

「会社辞めたい!」という気持ちは、私にとって、自分の幸せを考える大きな足がかりになってくれました。

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